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Contents
なまいきざかり。 122話とは？
収録雑誌：花とゆめ 2021年1号(2020年12月4日発売)
出版社 ：白泉社
作者 ：ミユキ蜜蜂
なまいきざかり。 122話 のネタバレ
どういうこと！？
翔の胸を借りて泣いた春原は、しばらくして泣きやんだ。
帰るなら気をつけてと言う翔に、春原はちょっと不満気である。
だが変わった翔を知り、春原は複雑な気持ちで帰って行った。
みんなのところへ戻った翔だが、宇佐見は翔に問いつめたくてたまらない。
何も言わないため、仕方なくグッと堪えた。
カウントダウンになり、誰もがハイテンションになる。
だが宇佐見だけは、カウントダウンどころではなかった。
秘密にするはずだったのに・・・
初詣から帰った宇佐見だが、一人で翔のことを考えて頭がおかしくなりそうである。
年の瀬にあんな光景を見てしまい、誰にも話せず悶々としていた。
あと女の子が誰なのか、気になって仕方ない。
翔が何も話さないから聞くこともできずに、元カノではないかと勘繰る。
翔は見た目がチャラいが、由希に一途な男子だと思っていた。
どうしようもなくて、バスケをやっている袴田のところへ行ってみる。
翔と袴田が幼馴染だと聞いていたので、中学時代の女の子関係を聞いた。
だが袴田が一緒だったのは小学生の途中までで、中学時代のことは知らない。
それでも宇佐見は翔の中学時代の付き合っていた子のことを、しつこく聞いてみる。
明らかにおかしい宇佐見、袴田は由希に何かあったのではないかと思った。
どうしようもなくなった宇佐見は、由希には絶対内緒にすることを条件に事情を話す。
ところがその時、一番聞かれたくない由希が通りかかった。
宇佐見は由希を連れ出し、翔が女の子と抱き合っていたことを話す。
翔と春原にいったい何があったのか、きっと何か理由があるはずだと由希は考えた。
由希が心配・・・
翔とカフェに行った由希は、いきなり「ほうれんそう」と言う。
報告連絡相談、年末から年始にかけて何か報告することはないかと問いかける由希。
翔には全く心当たりがなく、報告することは何もない。
何もないはずがない、そう思った由希はイラッとした。
その後すぐに教習所の迎えが来て、翔は由希と別れる。
由希もバイトに行き、春原と顔を合わせた。
挨拶だけ交わし、春原は何も言わない。
さすがに彼女に面と向かって、あなたの彼氏となんて言えないだろうし聞く勇気もない由希。
その時店長が、大慌てで明日は大雪だと騒ぎ出す。
すると今度は、春原が騒ぎ出した。
実は春原の住んでいるアパート、古くて前に雪が積もって屋根が壊れたことがある。
その後補強されたから、アパートが潰れる心配はないだろう。
でも不安が募る春原、きっと彼女には頼れる人がいない。
翌日は雪が積もる前に、バスケ部は切り上げることになる。
その時由希は、洗濯室で精神統一をしていた。
袴田は由希のその姿を見て、翔のことで悩んでいるのだろうと思う。
由希は袴田に変な話を聞かせてしまい、謝った。
しばらく沈黙が続き、袴田は気まずくなって弟の話をする。
他愛もない話だが、気持ちが張り詰めていた由希には息抜きになった。
二人で話している姿を、翔はコソッと眺めていた。
話してくれない
夜は雪がひどくなり、寒さも増している。
由希は外を眺めながら、春原が大丈夫だろうかと心配になった。
その時チャイムが鳴り、こんな雪の日に誰かが来たようだ。
玄関を開けると、そこには翔が立っている。
別に用事はなかったが、由希に会いに来た。
玄関に入り、すぐに由希を抱きしめる翔。
由希は春原のことを思い出し、翔を突き放した。
翔は由希の様子がおかしいことに気付いていて、何かいいたいことがあるなら言ってほしい。
春原のことを、何も言わない翔には言われたくない由希。
さらに翔は、袴田と何かあったのかと尋ねた。
頭にきた由希は、神社で春原に会っていたことを口にする。
一瞬春原に胸を貸したことを思い出すが、翔は人の家庭のことをベラベラしゃべるわけにはいかない。
由希には関係ないことだと言ってしまい、さらに由希はブチ切れた。
タオルを投げつけて、怒る由希。
早く春原の家に行けばいいと言うが、翔は訳がわからない。
春原は頼る人もいないし、きっと今頃雪で不安がっているだろう。
さらに、「今度はちゃんと守ってあげたら」と言ってしまった。
本当にそれでいいのかと翔に聞かれ、由希はどうでもいいと思う。
その答えに、翔は由希の部屋を出て行った。
昨日まで幸せでも、ほんの少しのことで歯車が合わなくなる。
いきなり停電し慌てる由希は、翔からもらったスノードームを落として割ってしまった。
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なまいきざかり。 122話の感想
由希は、翔と春原のことが気になっています。
翔は、袴田とのことが気になっています。
宇佐見は由希に、話すつもりはなかったのですが偶然にも聞かれてしまいました。
聞いた瞬間、由希は理由があるのだろうと翔を信じていました。
でも翔は何も話してくれないし、バイトで会った春原の様子も何となく変です。
こんな状況、不安でしかありませんよね。
翔が春原に対して、好意を持っているとは思いません。
でも人から聞くより、翔の口からちゃんとした理由を聞きたかったです。
この話を聞いて、どれだけ由希が悩んだでしょうか。
なのに翔は、袴田とのことを気にしていました。
由希に「ほうれんそう」と言われても、何も言ってくれません。
こんな状態で、由希が怒るのは当たり前です。
曖昧な答えで、由希は怒ってしまいました。
だから翔に、春原を守ってあげたらいいなんて言ってしまいます。
喧嘩したような状態になり、翔も怒ってしまいました。
このまま、翔は春原のところへ行ってしまうのでしょうか。
そんなことはないはず、もし行ってしまったらもう今までの二人に戻ることができませんよ。
お互いが、正直な気持ちをぶつけなかったからこんなことになってしまいました。
雪の中、翔は由希に会いにきました。
少なくとも、袴田とのことが気になったから来たのでしょう。
出て行った翔、雪の降る中で少し頭を冷やすべきですね。
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