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Contents
なまいきざかり。 127話とは？
収録雑誌：花とゆめ 10-11号(2021年4月20日発売)
出版社 ：白泉社
作者 ：ミユキ蜜蜂
⇒前回の126話のネタバレはコチラ♪
なまいきざかり。 127話 のネタバレ
絶対に誰にも渡さない
破局の危機を乗り越えて、由希と翔は少し大人になった。
そのはずだが、翔の甘えたが暴走している。
由希の部屋にいる2人、洗濯物をたたんでいるが翔はベッタリだ。
洗濯物をたたんでいるときくらい、離れてほしいと怒る由希。
だが子供が生まれたら、由希はあたり構ってくれないだろう。
これは2人の子供の話ではなく、姉とアレックスの話である。
アレックスといえば彼の知り合いに、壊れたスノードームの修理を頼んだ。
今度お礼とお祝いを兼ねて、由希は会いに行きたいと思っている。
翔は今度と言わず、今日家に来ればいいと言った。
いきなり行っても迷惑になるので、日を改める。
すると翔は、また今日も由希の部屋に泊まると言い出した。
最近は毎日由希の部屋に来て、1日おきに泊まっている。
こんなことをしていると、家の人が心配してしまう。
そんな事より、また誰かに由希を奪われるのではないかと心配だ。
翔は由希を、抱きしめた。
今さら！？
翔とは仲直りできたが、袴田との問題がまだ残っている。
バスケットボールを顔面キャッチした袴田は、あれから様子がおかしい。
ボーっとしていることが多く、調子が悪いようだ。
部員に、失恋でもしたのかと冷やかされる。
だが否定もせずに、部員は袴田のようなイケメンでもそんなことがあるのかと思う。
由希は宇佐見とお茶に行き、袴田の調子が悪い理由が自分だろうと話した。
ところが、宇佐見がもっと気にしている。
由希とのデートをけしかけて、袴田の片想いをぶち壊してしまった。
でも最終的に、袴田を傷つけたのは由希である。
あの日以来、まともに顔を合わせていない。
宇佐見は、袴田に共感できる部分があった。
どうすることが正しいのかなんて、誰にもわからない。
由希は1人になり、袴田のことを考える。
泣いて、自分の言いたいこともまともに伝えることが出来なかった。
自分だけ、解決しているのかもしれない。
同級生の男子に会った由希は、袴田をフッたのかと聞かれる。
高校時代のことも持ち出され、バスケ部エースに挟まれて大変だなと言われた。
終いには、サークルクラッシャーとまで言われてしまう。
その意味を、スマホで調べる由希。
どんなことかを知り、落ち込んでいた。
そこへ、翔がやって来る。
何を調べているのか気になり、覗いてみた翔。
今更、クラッシャーについて悩んでいるのかと言う。
このまま部に迷惑をかけるなら、由希はこのまま辞めようと考えている。
由希がそう決めたのなら、翔は止めない。
だがそんなことをしたら、きっと袴田も辞めるだろう。
それだけは、絶対に避けなきゃならない。
ちゃんと話したい！！
相変わらず、ボーっとしている袴田。
あの時、由希を泣かせたかった訳じゃない。
でも真剣に応えてくれて、袴田はスッキリしているし諦めがついた。
あれからまともに顔を合わせてない由希は、自分の顔も見たくないのかもしれない。
そうなれば最悪、部を辞める可能性もある。
これはマズいと思った袴田は、由希を探して歩き出した。
ところが由希も同じことを考えていて、袴田を探している。
そして2人は、すぐに会ってしまった。
お互いに、話したいことをまだ考えていない。
顔を合わせた2人だが、意味のわからない一言ずつでその場を立ち去った。
由希は自宅で、お風呂に入りながら考える。
もう今までみたいに、部活仲間に戻ることはできないのかと頭を悩ませた。
大事な友達
翌日翔は由希の話を聞いて、ほっとけば元に戻るのではないかと言う。
恋愛で、関係性が崩れることは脆弱なだけ。
確かにそうだけど、みんながそう考えることはできない。
その後すぐに、部員が2人に声をかけた。
慌てた様子で、部室に行ったら袴田のロッカーが空っぽだったと話す。
そのことを聞いた由希は、すぐに走り出した。
袴田が辞めることは、絶対にダメだ。
由希は袴田を見つけたが、袴田も焦った様子である。
さっきからずっと、安達から電話が鳴っていた。
もしかしたら、部で何かあったのではないかと心配する。
由希は袴田の腕を掴み、部には大事な存在なんだと言った。
もし自分のことが嫌なのであれば、マネージャーを辞める覚悟の由希。
だが由希も、部には大事な存在だ。
ところが袴田には、由希が何を話しているのかよくわからない。
由希は袴田に、ロッカーの荷物がなくなっていたので辞めるのではないかと問いかける。
実はいつも使っているロッカーの調子が悪く、他のロッカーを使うことになった。
由希の早とちりで、勘違いだとわかる。
改めて、袴田は由希がマネージャーとして必要な存在だと言った。
今すぐ前みたいに戻ることはできないが、部員とマネージャーの関係でいたい袴田。
一度壊れたものは元に戻らないが、こうなりたいと思えばその思いは伝わる。
由希は袴田に、大事な友達でいたいのだと言った。
袴田はそれを受け入れて、穏やかに笑って立ち去る。
ホッとした由希だが、すぐに翔から抱きしめられる。
本当に袴田が諦めているのか、心配で隠れて見ていたようだ。
もう翔が、袴田を疑うことはしてくていい。
由希は優しく頭を撫でて、心配かけたことを謝った。
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なまいきざかり。 127話の感想
翔の甘えたが全開になっていますが、すごくかわいかったですね。
やっぱり、翔には由希がいないとダメみたいです。
由希と仲直りして、さらに由希のことが好きになったのでしょう。
袴田のことで悩んでいる由希ですが、翔はあっけらかんとしていました。
気まずくやりにくいなら、マネージャーを辞めようとまで考える由希。
翔は考えて出した結論なら、止めないと言いました。
この一言は、ちょっと淋しくて冷たい感じがしました。
だけど翔にとっては、由希の気持ちを考えた結果だったのでしょう。
一方袴田は、フラれてボーっとしているのだと思っていました。
ところが本人は、スッキリしていましたね。
由希にあれだけ泣かれたら、翔から奪いことなんてできません。
由希も袴田も、お互いに自分だけがスッキリしているのだと思っています。
だけど、それは違います。
お互いに、ちゃんとケジメがついていました。
そんな気持ちがなかなか伝わらずに、もどかしくなります。
さらには袴田のロッカーの件で、退部まで考えて焦っていた由希。
すれ違っていた2人ですが、ちゃんと話すこともできました。
どちらも、バスケ部には必要な人材です。
また新しい形で、接していけるようになり一安心です。
そんな2人のやり取りを、隠れて見ていた翔。
ストーカーみたいてすが、それくらい心配だったのでしょうね。
色々ありましたが、みんなが元の鞘に戻ってよかったです。
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