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私が15歳ではなくなっても。 とは?

出版社:ファンギルド
作者 :あむ

「本当はずっと前から、こんな瞬間を待ち望んでいたのかもしれない」――娘に疎まれ、妻には責め立てられながらも中年サラリーマン・岩下は抑圧された日々を慎ましく生きていた。少なくとも、彼の目の前にある日突然現れた一人の少女・シイナと出会うまでは――。彼女が岩下に持ちかけたのは、「2万円でお食事」――パパ活の誘いであった。自分の価値を探し求める15歳の少女と、理性と欲望の狭間でもがく40歳中年男の痛々しくも眩い、小さな逃避行の物語が始まる――。

 

私が15歳ではなくなっても。 2話 2万円で「お食事」 のネタバレ

とげちーさん?

コンビニで購入した発泡酒を公園のベンチで一人寂しく飲んでいると、自転車に二人乗りした高校生を見て自分も遠くへ行きたいと思う。
 
たった187円の発泡酒で一時の幸せを感じていた。
 
缶を握った自分の手を見て、指まで汚れているなと思っていると、いきなり先ほどの女子高生が歩み寄ってきた。
 
そして、とげちーさんですかと聞いて来たので、かなり戸惑っていた。
 
その子はとても魅力的な女性に見えたので、少しドキドキしていた。
 
女の子は、トラブルを避けたいので、お食事代を先に二万円ほど頂けないかと手を差し出してくる。
 
どう答えたらいいか分らず、えっと・・・と答える。

人違い

女子高生は、一時黙って見つめてきたが、ハッと我に帰って、人違いでしたと言って小走りで走り出した。
 
今のは一体何だったのか?あれは、確か電車で見たかつての妻に似ていると思った女の子だと思い出す。
 
二万円と言われた事を思いだし、二万円で女子高生とできるなんてと性欲がムクムクと頭をもたげてくる。
 
そして、仁王立ちした彼女の足を想像して、とてもムラムラしていた。
 
また、電車の中でブラウスから透けていたブラが脳裏に鮮明となった。

飛んだ理性

自分の娘と同年くらいの女子が援交をしているんだとハッキリと理解した瞬間、二万円を手にしてその子を追いかけ、自分がとげちーですと言う。
 
その顔はとても人様には見せれるような顔ではなく、鼻の下は伸び、女子高生の娘がいる父親には到底見えなかった。
 
かつての妻の似ていて、しかも娘と年が変わらない女の子にムラムラしている事に動揺はしていたが、気付くとお金を差し出していた。
 
女子高生の方も、彼を見て若干驚いている様子だった。
 
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私が15歳ではなくなっても。 2話の感想

突然女子高生に話しかけられ、とげちーさんかと聞かれ戸惑っていましたね。
 
パパ活をしていたんですね。発泡酒を公園のベンチで飲む日常って、どうなんでしょうかね。
 
家でくつろげない挙げ句、会社でのストレスが発散できないなんて、とても辛いですよね。
 
トラブルを避けたいので、お食事代を先に二万円ほど頂けないかと言ってきた時点で、キッパリ断わり、通報すると言うのが筋ですよね。
 
なのに、性欲にまけてムラムラする所あたり、社会人としてどうなんでしょうかね。
 
仮にムラムラしても、二万円を手にしてその子を追いかけ、自分がとげちーですと言ってはダメですよね。
 
売春を公認する大人って一体どうなんでしょうか。しかも、自分の娘の年と同じ女子高生ととなんて。
 
気付くとお金を出していたなんて、完全に理性を失っていますよね。これでは、社会では生きていけないですね。
 
この女子高生も女子高生ですが、会社組織にいる以上、性欲に支配されては、自分の今後が危うくなってしまうばかりです。
 
女子高生は二万円を受け取るでしょうが、その後どうなってしまうのでしょうか?
 
これをエサに脅されないといいですけどね。不満を抱いている毎日に恐怖までもがプラスされると厄介ですよね。
 
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