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ヲタクに恋は難しい 3巻とは?

出版社:一迅社
発売日:2016/12/23
作者 :ふじた

隠れ腐女子の成海とゲーヲタの宏嵩の恋模様を描いた超人気ヲタ恋の最新刊がいよいよ登場!!
 
今回もBL談義や本屋めぐりなど、ヲタクなら思わず共感してしまうお話がたくさん詰まってます。
 
さらには大量の描き下ろしで、いよいよ普通のデートにもチャレンジ!?
 
そして新キャラ、光も加わり宏嵩の弟、尚哉にも何かが始まる予感が…?
 
読めばギュンギュンしちゃうこと間違いなしでちょっと甘めにおおくりいたします!!

 

ヲタクに恋は難しい3巻のネタバレ

Episode….14 DATE…1のネタバレ

いざ!普通のデート!

宏嵩から、ゲーセンや本屋というヲタク感のない『いかにもなデート』に誘われた成海。
 
そんな週末、二人は遊園地に来ていた。
 
遊園地のマップを見ながら、宏嵩を呼び止める成海。
 
どうやら近くに期間限定のチュロスが売っているらしい。
 
マップとにらめっこをする成海に、見せてみと片手を出す宏嵩。
 
ゲームで慣れているのかマップ把握が早い宏嵩は、すぐにチュロスの店の場所を突き止めた。
 
さすが宏嵩!と喜びながら、成海はチュロスを買いに向かっていった。
 
チュロスを買っている成海を眺めながら、宏嵩は思っていた。
 
今日の成海は…いつもよりヲタクっぽくない。
 
服装や持ち物に雰囲気まで、成海はTPOをわきまえているのだ。
 
宏嵩は、使い分けてんだなーと感心するのだった。
 
おまたせーと走ってきた成海の手には、チュロスが二本握られていた。
 
二本買ったの?と宏嵩が聞くと成海は、チョコ味なら甘いのが苦手な宏嵩でも一緒に食べれると思ってと答えた。
 
チョコのチュロスを渡された宏嵩は「……本当は?」と真意を聞いた。
 
すると成海は、周囲をざわざわさせて表情を某マンガ風にしながら「両方食べたかったから」と答えた。
 
その瞬間宏嵩は「はい罰金」とブタの貯金箱を出した。
 
成海は小銭をチャリンと入れながら、このルールやめない?という。
 
そう、今回は『罰金制のヲタク発言禁止デート』なのだ。
 
しかし宏嵩は、だってすぐふざけるでしょ?と成海の提案を却下した。
 
おみやげ買う前に軍資金が尽きることと、今月新刊がたくさん出ることで嘆く成海。
 
そんな成海に宏嵩は、またブタの貯金箱を差し出すのだった。
 
宏嵩は何度聞いても不思議なので、もう一度尋ねた。
 
今まではヲタクを隠して付き合ってきたんだよね?との問いに、成海はもちろん!と即答する。
 
成海はデート前夜、いつも全力で非ヲタモードに切り替えをしてきたのだ。
 
待ち受けを変えアクキーも全て外し、BLマンガじゃなく少女マンガや恋愛ドラマを見て眠るという徹底ぶりだ。
 
そう熱弁する成海に宏嵩は、切り替えできてねーぞと指摘する。
 
おかしいなぁと首をひねる成海。
 
宏嵩にはヲタクを隠したことがないため、気が緩み切ってしまうのだと成海は頬をかいた。
 
だから今日はふつうにともう一度提案しようとした成海だったが、宏嵩は「だからこそ」と言葉を遮る。
 
だからこそ今日はいつもより少しだけ、緊張してほしいのだと。
 
というわけで、ヲタク封印縛りデートは断行されることになる。
 
もはや楽しんでいそうな宏嵩に突っ込む成海だったが、宏嵩のチョコチュロスにパクっとかぶりついて言った。
 
やるからには破産も覚悟しといてよね?と笑う成海が「そんな感じでおK?」ときく。
 
宏嵩も「おK」と答えたので、二人ともブタの貯金箱に罰金をするのだった。
 
 
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Episode….15のネタバレ

今日は何月何日

おはよう桃瀬、と樺倉に挨拶されて元気よく挨拶を返す成海。
 
そこへ「桃瀬!今ここに俺が来なかったか!?」とかなり焦った様子の小柳が向かってきた。
 
よくわからない成海は…そいつがルパンかい?ととぼけて返すも、そういうネタじゃないと小柳に肩を掴まれる。
 
そして小柳は成海を見つめながら、俺は樺倉だ!!と言ったのだ。
 
どういうわけか、気づいた時にはこうなっていたと頭を抱える小柳(樺倉?)。
 
さっき樺倉にあったときは普通だったと話す成海だが、小柳のことだから状況を楽しんでるんだろうという。
 
そんなマンガみたいなことあるわけ…と笑う成海。
 
しかし「俺のことを見つけたたすぐに知らせてくれ…」と壁ドンを決められ、赤面しながら素直に返事をしてしまうのだった。
 
そこに現れた宏嵩が「あ、成海ちゃん」と声をかけてきたので、成海は硬直した。
 
宏嵩の周りにはふわふわとしたお花が浮かび、あれ?なんでおれスーツ着てるの?とハテナを浮かべている。
 
成海は頭をかかえ尚ちゃん…?と青ざめ、さっきの小柳が言っていたことも本当だったのかと悟った。
 
そこに樺倉が現れ、成海は樺倉を「花ちゃん!」と呼ぶ。
 
ぽかんとする樺倉に、今度は小柳が詰め寄ってきた。
 
俺のフリしてうろちょろすんじゃねぇ!と怒る小柳に、樺倉は眉間にシワを寄せ「…そういうことか」と睨む。
 
似てねぇんだよヘタクソと小柳を罵れば、小柳は舌打ちをしてノリ悪いわね~とため息を漏らす。
 
今日くらい遊んだっていいじゃないという小柳だったが、樺倉は巻き込まれた成海と宏嵩に同情した。
 
ウインクをして「ごめんね」という小柳に、今日は何月何日かくらい覚えておいてと言われる成海。
 
パニックになった成海が宏嵩に目を向けると、宏嵩は「ん?」ととぼけるのだった。
 
……今日は4月1日だ。
 
 
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Episode….16のネタバレ

わかりやすい

宏嵩と樺倉は、同僚二人と一緒に居酒屋に来ていた。
 
樺倉に誘われたとき、怒られるんじゃないかとビビったという二人。
 
それを聞いて樺倉は、なんでだよと返すと瞬時に謝られる。
 
別に怒っていないという樺倉は、そんなに怒ってるイメージがあるのかと二人に聞いた。
 
顔が怖いんですよと心の中で思う二人だが、そんなことを本人に言えるわけがなく苦笑いを浮かべる。
 
すると宏嵩が「顔が怖いんですよ樺倉さんは」とどストレートにいうので、二人は宏嵩を尊敬した。
 
もう慣れっこなんだよ、と流す樺倉。
 
そこにまた宏嵩が「中身はかわいいのに」というので二人はかなり驚いた。
 
ってある人が言ってましたと宏嵩が付け足したのを聞いて、今度は宏嵩が冗談を言うことに二人は驚いた。
 
樺倉はかわいいと言っていた相手を察し、一人イラつくのだった。
 
「それって桃瀬ちゃん?」と同僚の一人がに宏嵩に聞いた。
 
宏嵩が成海と仲がいいのを見ていたため、『ある人』を成海だと思ったようだ。
 
二人はここぞとばかりに、宏嵩に成海のことを聞いてくる。
 
成海と仲のいい宏嵩のことを羨ましいという二人。
 
二人は成海のことを可愛いと思っているようで、いつも笑顔で明るくて天然っぽいところも良いのだという。
 
やっぱり成海のことを狙ってるの?と聞いてくる同僚に、宏嵩は面倒くさそうに相槌を打った。
 
顔に出まくっている宏嵩のことを、この手の話題が苦手なんだとフォローを入れる樺倉。
 
二人はそれを聞いて、そんな感じだと納得したようだ。
 
すると同僚の一人が思い出したように言った。
 
前に成海がお土産を配っていた時に、誰と行ったのかと聞いたらしい。
 
その時に成海は恥ずかしそうに「…まぁ、彼氏と」と答えたのだというのだ。
 
彼氏いるってよ!桃瀬ちゃん!と開き直る二人。
 
あまりに成海の話で盛り上がる二人に、樺倉は宏嵩を気遣いそろそろ話題を変えてやらないとと宏嵩を伺う。
 
すると、成海がみんなに『彼氏』と言ったことに感動している宏嵩。
 
樺倉はあまりにわかりやすい宏嵩に、まぁいいかと話を止めるのをやめたのだった。
 
しかし今度は、二人は小柳の話をし出した。
 
可愛い系の桃瀬もいいけれど、セクシー系の小柳もいい!と言い出したのだ。
 
一人は桃瀬派、もう一人は小柳派らしい。
 
一人は小柳のことをちょっと怖いと言った。
 
プライドが高そうだし、男に冷たい感じがすると。
 
しかし小柳派の一人は、そこがいいんだと熱弁した。
 
落ち着きがあって上品で大人っぽいし、真面目で仕事も早いし頼りになるところがいいらしい。
 
そんな熱弁を聞きながら、樺倉はわかってねぇなと思っていた。
 
本当は短気でテンパリ性で下ネタが好きなのが小柳なのだと、心で反論する。
 
「なにより胸デカいじゃん?」という一人に、そこは納得だともう一人も同意した。
 
顔は成海だが、男ならやっぱり小柳だと下世話な話になりつつある二人。
 
小柳に彼氏がいるという話を知りつつも、話は盛り上がってしまっている。
 
樺倉は一気にグラスに入った飲み物を飲み干すと、突如ガン!と音を立てて机にグラスを置いた。
 
その音と共に睨みをきかせた樺倉に見られ、二人は凍り付いた。
 
お前らさぁ…と話し出す樺倉。
 
にっこりと笑みを浮かべ、彼女が欲しいのはわかるけど狙うなら彼氏のいない子にしとけよ?と言う。
 
謝りながら、そうですねと二人は同意する。
 
怒ってねぇと言いながらも、自分の女の話だったら怒ってたかもな?と笑う樺倉。
 
そんな樺倉のことを宏嵩は、わかりやす…と眺めていた。
 
そして同僚二人は、樺倉の顔の怖さにやはりビビったのだった。
 
 
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Episode….17のネタバレ

腐女子会議

ある日のお昼休み、成海と小柳はコーヒーショップでくつろいでいた。
 
教えてくれたアニメ見たよという小柳は、世界観よくて面白かったと成海に感想を伝える。
 
どこまで見たの?と聞く成海に、全部と答える小柳。
 
成海はかっけぇ!と言い、何かを進めるとサクッと追い付いてくれる小柳のことを大好きだと思った。
 
小柳はそういう性分なのだと、ドリンクを口にした。
 
それに、せっかくだから早く成海と語り合いたいという小柳に成海は感激した。
 
「ちなみに私は主人公×ライバル」と笑顔でいう小柳。
 
しかし成海は逆だ…小柳もやはりか、と察した。
 
二人は何を見ても推しキャラまでは被るものの、推しCPが逆になってしまう。
 
いつか肩を組んで笑いあえる日はくるんだろうかという成海に、小柳は来世あたりでは来るはずと思った。
 
萌え語りは宏嵩とやってと謝る小柳に、成海は首を傾げた。
 
宏嵩は話は聞いてくれるものの、腐男子ではないのだ。
 
樺倉ほど露骨に拒絶はしないけれど、語る相手としては不足なわけである。
 
樺倉がいるところでBL本を読めないであろう小柳を、成海は気づかった。
 
しかし小柳は、今更なにも隠さないよとあっけらかんとしている。
 
たまにわざと見えるようにBL本を読んだりもするようだ。
 
成海は、それはセクハラですねと突っ込んだ。
 
そこで成海は、以前から聞きたかったことを小柳に聞いた。
 
それは、彼氏でBLを考えるのに抵抗じゃあるか?ということだった。
 
全然?と不敵に笑う小柳を、成海はかっけぇ!と思った。
 
これはさすがに逆はないだろうと言い合う二人は、意を決して意見を述べた。
 
せーので言ったカップリング。
 
成海は『宏×樺』小柳は『樺×宏』であった。
 
ここでも逆になってしまった二人、成海は好きなほうが受けだろう!?と熱弁する。
 
しかし小柳は、顔がキレイなほうが右でないと萌えない!とこぶしを握りしめた。
 
絶対それ樺倉の前で行っちゃだめだよと念を押す成海。
 
小柳も成海に疑問を投げかける。
 
好きなほうが受けというならば、受けは宏嵩のはずだと。
 
しかし成海も、宏嵩の顔は別に好みじゃなく樺倉のほうがカッコいいから受けなのだとしれっと答える。
 
小柳も、それは樺倉の前で言わないようにと念をおした。
 
成海は攻めとしての宏嵩がどれだけ優秀かを熱弁する。
 
そして小柳は、樺倉の攻めの良さを熱弁するのだった。
 
そこへちょうどバイトの休憩になった尚哉が顔を出した。
 
何やらヒートアップしている成海と小柳を見てみると、二人ともお互いの彼氏のかっこよさを熱弁している。
 
それを見た尚哉は、嬉しさに頬を染めた。
 
…後日、成海が宏嵩のことをかっこいいと熱弁していたことを宏嵩に報告した尚哉。
 
しかし宏嵩は「それは違うな」と瞬時に会話を把握したのだった。
 
 
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Episode….14 DATE…2のネタバレ

ヲタク以外の会話とは

ヲタク封印デートで、アトラクションの順番まちをしている宏嵩と成海。
 
成海は前に並んで一緒にイヤホンをつけてスマホ画面を見ている男性二人を、楽しそうに見ながら宏嵩に話しかけた。
 
前の男の子二人ってさ…と宏嵩に内緒話をする成海。
 
しかし宏嵩は容赦なく、「罰金」とブタの貯金箱を出すのであった。
 
厳しい宏嵩に文句をつける成海だったが、成海は全ての腐女子発言がアウトだと言われる。
 
その時宏嵩のスマホが鳴り確認すると、ポケGOの通知だったようだ。
 
それに反応した宏嵩に、今度は成海が罰金を告げた。
 
ポケGOくらいヲタクじゃなくてもやっているという宏嵩だったが、今もなおやり続けている人は立派なヲタクだと言う成海。
 
成海は、宏嵩に至ってはゲーム関連発言全てアウトだというのだった。
 
一瞬無言になる二人。
 
そこでふと宏嵩は、昨日のアニメが成海の推しキャラのメイン回だったことを思い出した。
 
「そういえば昨日の…」と言いかけたところで、この発言がアウトだと思った宏嵩は口をつぐむ。
 
言いかけてやめた宏嵩の発言が気になった成海だが、宏嵩は言えないと黙ったままだ。
 
しかし成海は「昨日の」という言葉だけでピーンときたらしく、宏嵩に罰金をつげた。
 
宏嵩は頭を悩ませた。
 
今までヲタ系以外で、何を話していたのか全くわからないからだ。
 
そんな宏嵩を見て、成海はくすくす笑い出した。
 
何?と笑う成海に疑問をぶつけると、成海はめずらしく困っている宏嵩が面白かったのだという。
 
図星でしょ!と笑う成海のことを、宏嵩はエスパーか?と思った。
 
そんなに考えなくても、話題はその辺に転がってるものだよという成海。
 
これから乗るジェットコースターを指差し、今からアレに乗るけどどんな気持ち?と宏嵩に聞く。
 
宏嵩は「泣きそう」と答えた。
 
さあ時間ない!とその後も宏嵩を引っ張りテーマパークをエンジョイする成海。
 
ちょいちょいヲタ発言を繰り返し、罰金を取られたものの二人は楽しく過ごした。
 
次はホラー系の乗り物に辿り着いた二人。
 
怖いものが苦手な成海を宏嵩は心配したが、成海はここのはあまり怖くないから平気なはずだという。
 
しかし少しの物音でビクビクする成海は、もう一度怖いのか聞かれた途端早口で大丈夫だとまくしたてた。
 
乗り物が見えて案内された途端、宏嵩の手を引っ張り必死に何かを話ながら乗り物に乗り込む成海。
 
乗り物に座り息をつくと、怖かったら手にぎっててあげよっか?と隣の宏嵩を見つめた。
 
……しかし隣にいたのは宏嵩じゃなく、青ざめて怖い顔をした樺倉であった。
 
そのころ置いていかれた宏嵩は困っていた。
 
なぜか突然現れた樺倉を引っ張って、乗り物に乗っていってしまった成海。
 
一人で乗り物になるのも微妙なので断ろうとすると、後ろから声をかけられた。
 
それは同じように、相方が流されていった小柳だった。
 
 
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Episode….18のネタバレ

みんなで本屋へゴー!

定時上がりの成美に、珍しいねと声をかける宏嵩。
 
成美は得意気にエライっしょというが、宏嵩はふつうだと返した。
 
そこへ、飲みに行こうかと樺倉が声をかけた。
 
飲みに行くことになったいつもの四人だったが、成海は先に本屋に寄りたいというのでみんなで行くことになる。
 
本屋に到着した樺倉は、頭を抱えた。
 
本屋というのが『普通』の本屋ではなく、『ヲタクに優しい方の』本屋だったからだ
 
今日発売の限定版が、どうしても欲しかったという成海。
 
よくわかってるから早くレジを済ませろと樺倉は急いだが、小柳もせっかくだから何か買おうかなと言い出す。
 
一緒に見て回ろうと喜ぶ成海は、小柳と腕を組んで女性向けコーナーへと向かっていくのだった。
 
30分後に待ち合わせをして、宏嵩と男性向けコーナーを回ることになった樺倉。
 
こんなことなら居酒屋で待っていればよかったと不満顔だ。
 
樺倉さんこういうの嫌いでしたかと、宏嵩に本を見せられた樺倉はなぜかキレ気味で「は?好き」と返事をした。
 
こういうところにスーツで来ることがガチヲタっぽくて恥ずかしいのだという樺倉。
 
ぶつぶつ言いながらも、ひょいひょいと本を手に取っていく。
 
そして先ほどから真後ろをついて回るる宏嵩を、睨むように見ていった。
 
何でついてくるのかと。
 
しかし宏嵩は、いつも成海のうしろをついて回るからその癖が出てしまったらしい。
 
ちなみに宏嵩は、ゲーム特化型ヲタクなので特に本屋で買うものはないようだ。
 
樺倉さんだって小柳とくるだろうと疑問をぶつける宏嵩だが、樺倉はくるわけねーだろと真っ向から否定をする。
 
かなり意外そうな顔を見せる宏嵩に、樺倉は買い物はゆっくりしたいのだと語った。
 
宏嵩の、こっそり買いたいジャンルもありますもんねという言葉に樺倉は頬を染めるのだった。
 

こっそり買いたいジャンル

「それ…当たりです」と小柳にこっそり耳打ちする成海。
 
小柳は即決で本をカゴに入れた。
 
それが好きならこちらも、と成海はいろいろおススメをしていく。
 
そんな成海のおススメ本を、小柳は片っ端からカゴに入れていくのだった。
 
成海のおかげでBL本に悩まなくてすむらしい小柳は、成海に感謝を告げた。
 
しかし成海は、こんな風に友だちと本を選んだりできることが嬉しくて仕方ないのだ。
 
今まで友だちにもヲタクを隠してきた成海は、性癖を知り尽くした魂の戦友と至高の一冊を追い求めるのが夢だったらしい。
 
二人は拳を合わせて、また絆を深めたのだった。
 
雑誌もみたいという小柳を、雑誌コーナーに案内する成海。
 
小柳に笑顔で雑誌を手渡され、きょとんとした。
 
小柳が手渡したのは、コスプレ雑誌。
 
戸惑う成海だったが、身長差がいい感じだから何でもできるわよと小柳はご満悦だ。
 
それでもまだ戸惑う成海に小柳は「私たちは?魂のぉ?」と囁くのだった。
 
魂の戦友である成海は、雑誌を持って急いでレジに向かった。
 
30分後集合した四人だったが、好きなものを買ってほくほくな宏嵩以外の三人。
 
一刻も早く帰宅して浸りたい三人は、今日はもう帰ると言い出した。
 
それじゃ解散!と散り散りに去っていく三人を、宏嵩はこれだからヲタクは…と見送るのだった。
 
 
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Episode….19のネタバレ

夏といえば

…おわかりいただけただろうか。
 
そんなテレビのナレーションに、青ざめる成海と樺倉。
 
わ!と小柳が突然声をあげると、樺倉は身体ごと飛び上がり成海はクッションごと宏嵩にダイブした。
 
いたずらを仕掛けた小柳に、本気で怒る樺倉。
 
しかしそんな反応も面白くて仕方ない小柳は、笑いながら謝るのだった。
 
そう、今日は宏嵩の家でホラー番組を見ている。
 
夏といえばホラーよねぇと楽しそうな小柳は、こういう番組が大好きらしい。
 
小柳は、ホラーというよりも一緒に観てる人が怖がっているのを見るのが大好きなのだと幸せそうに語った。
 
成海の樺倉の反応が良すぎるため、楽しくて仕方ないようだ。
 
それに反して全く怖がらない宏嵩を、成海は不思議に思った。
 
しかし宏嵩は、見たことないし実際いるかもわからないとあまり気にならない様子だ。
 
いるかどうかわからないから怖いんだと必死で話す成海と樺倉。
 
見たことあるんですかと宏嵩が問いかけると、三人は声をそろえて「ない」と答えた。
 
宏嵩も見たことがないから怖くないだけで、実際見たら怖いと思うと話す。
 
しかし少し考えてゲームで見慣れた世界を想像した宏嵩は、どうにかすれば勝てるような気がするのだった。
 
あまりに反応が薄い宏嵩のことを、どうにかして怖がらせたくなった成海。
 
樺倉も同じことを思ったのか、自分の体験した怖い話をし出す。
 
しかし結局それは小柳との笑えるエピソードで、結局小柳を怒らせただけで終わる。
 
樺倉に続いて成海がエピソードを披露する。
 
ホモ原稿を描いていて寝落ちした成海の背中に、起きたら毛布が掛けられていたというある意味ホラーな話だ。
 
次に小柳が怖い話をし出す。
 
昨日の夜に枕元で子どもの足音が聞こえたという話だったが、青ざめて怖がっているのは宏嵩ではなく樺倉だった。
 
成海もぞっとしたものの、結局全て小柳の作り話だったため胸をなでおろした。
 
枕元で思い出したんだけど、と突然宏嵩が話し出した。
 
昔二段ベッドで眠っていた宏嵩と尚哉。
 
尚哉はまだ小さかったため下で、宏嵩は上のベッドを使っていた。
 
しかしふと横を向いた時に、二段ベッドの柵の隙間からこちらを見ている人を見たのだというのだ。
 
でも届くわけないんだよね…と考え込む宏嵩。
 
尚哉はどうやって覗いたんだろうと考え込む宏嵩に、三人は硬直したのだった。
 
 
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Episode….14 DATE…3のネタバレ

流された二人

成海が樺倉を間違えて引っ張っていったため、小柳と一緒にアトラクションに乗ることになった宏嵩。
 
なんかごめんねと謝る小柳に、こちらこそと原因を作った成海のことを宏嵩は謝った。
 
何故かここにいた樺倉と小柳、さすがに偶然じゃないだろうと宏嵩は小柳に聞く。
 
それもごめんなさいと言う小柳は、成海がテーマパークに行くというのを聞きつけ羨ましくなったらしい。
 
小柳はここぞとばかりに樺倉に頼んで連れてきてもらったのだ。
 
まさか同じ時間に一緒のアトラクションに乗っているなんて思わなかったと話した小柳だったが、宏嵩はまた本当は?と問う。
 
偶然二人が入っていくのを見かけて追っかけましたと、小柳は白状するのだった。
 
でもこれだけは信じてという小柳。
 
小柳は邪魔をする気は全くなく、樺倉が怖がってがっちり目をつぶっている無様な姿が見たかっただけなのだ。
 
宏嵩は、それについてはバッチリ信じるのだった。
 
そのころ成海と樺倉は、二人して大騒ぎしていた。
 
がっちり目をつぶっている樺倉に、先輩横~!!!と位置情報を叫び教える成海。
 
騒ぐくらいなら見なきゃいいという樺倉に対して、見ないほうがより怖いという成海。
 
そこには同意できない樺倉だったが、「せっかくお金払ってのったのに見ないと損だ!」という成海の話に意を決して目を開けた。
 
一方小柳と宏嵩は、静かに会話を楽しんでいた。
 
どうなの今日はと尋ねる小柳に、どうもこうもいつも通りだという宏嵩。
 
結局いつもどおりのまま、何も変わってねーじゃんと宏嵩は表情を曇らせた。
 
そしてやはり叫び続けている成海と樺倉。
 
目を開けることにした樺倉は、成海と共に現れるオバケ一つ一つに驚いている。
 
樺倉は、自分を抱きしめるように腕を組んでいる成海が不可解だった。
 
成海は「怖くなくなるおまじないみたいなもの」と誤魔化した。
 
しかし本当は、隣にいるのが宏嵩じゃないからうっかり手をにぎらないように腕を組んでいたのだ。
 
おまじないと聞いて、真似してみる樺倉だったが全然変わらないじゃねーかと叫ぶのだった。
 
その頃宏嵩のぼやきを聞いた小柳は、あっけらかんと答えていた。
 
成海と宏嵩のマイペース同士がくっついたところで足並みがそろうわけないのだ。
 
二人の速度で、ゆっくりでいいのだと話す小柳。
 
宏嵩はその言葉をきいて、そう…なんすかねと答えた。
 
ゆっくりでいいと言った小柳だが、見てる分にはじれったいから帰りにキスくらいかましてほしいと笑う。
 
宏嵩は、その辺は自分のタイミングがあるとスルーすることにした。
 
やっと出口が見えてきた成海と樺倉は、目を輝かせていた。
 
ゴールが見えて余裕が出たのか、樺倉は成海の不注意でこうなったんだぞと職場モードでお説教をする。
 
そして腕を組むおまじないが効かなかったことを指摘すると、次は手握ってくれるやつと乗るんだぞ?と笑った。
 
しかし成海は、もう当分乗らないんで!と笑顔で親指を立てた。
 

無事に合流

無事もとのペアに戻り、成海は小柳と樺倉に深々と頭を下げていた。
 
小柳も樺倉も、もう気にしていない様子だ。
 
別れるあとに、宏嵩は小柳に声をかけてお礼をいった。
 
小柳は少し驚いたが、最近随分人間っぽく可愛くなってきた宏嵩のことを喜んだ。
 
そこへ首筋を掻きながら、宏嵩と何を話していたんだとそれとなく聞く樺倉。
 
小柳はそんな樺倉の頭をわしゃわしゃと撫でながら、大丈夫!お前が一番かわいいよ!といった。
 
本当はお礼をいうのはこっちのほうだという小柳。
 
今度は便乗じゃなくて、せがまなくてもつれてきてよねと樺倉にいう。
 
すると樺倉は、さらに宏嵩と何を話したのか気になってしまったのだった。
 
 
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Episode….20のネタバレ

兄と同じにおい

バイト先に来た宏嵩と成海を見送ると、尚哉はバイトの同僚に今の人って誰と聞かれる。
 
兄ですね~と話すが、なんか雰囲気違うねと言われて頭を掻く。
 
休憩に向かった尚哉を見送った同僚の女性たちは、尚哉もスーツを着たらかっこよくなるんだろうかと話すのだった。
 
休憩前にフロアを見回っていた尚哉は、席で見たことのあるゲームをする人を見つけて釘付けになった。
 
そのゲームは、以前に尚哉が宏嵩の代わりに参加してワンパンされたゲームだった。
 
簡単そうにそのゲームをするその人を、ついついジーっと見つめてしまう尚哉。
 
敵を倒した途端、後ろにたつ尚哉に気がついたその人。
 
長めの前髪に眼鏡をかけた中性的なその人は、尚哉に酷く驚いたようだ。
 
そのゲーム面白いですよね~と気軽に話しかけた尚哉だったが、その人は突然ガタっと立ち上がり謝りながら逃げるように走っていった。
 
今の男の子知り合い?と同僚に聞かれた尚哉は、初めて会ったけど初めて会った気がしないのだと話した。
 
それなら案外同じ大学かもね~と同僚と話していると、尚哉は机の下に落ちているプリントを発見した。
 

大学の食堂で

尚哉が大学の食堂で友人と昼食をとっていると、隣の机でまた一人ゲームをしている昨日の人を発見した。
 
世間って狭いやとぼやく尚哉は、友だちに昨日あったことを話した。
 
すると友だちが、隣でゲームをしているのは『サクラギ』だと教えてくれる。
 
高校で同じクラスだったという友だちは、昔からあまり人とつるむ感じの奴じゃないと話している。
 
一人が平気なタイプな~と納得している友だちの会話を聞きながら、尚哉は宏嵩のことを思った。
 
次の瞬間、尚哉はそのサクラギの目の前の席に座っていた。
 
サクラギはゲームに集中しているので、前に座った尚哉にまだ気づいていない。
 
じっとサクラギを見ている尚哉のことを、友だちたちは不思議な面持ちで見守っていた。
 
宏嵩はいつもゲーム中に話しかけると怒るので、尚哉はゲームが終わるまで待っていたのだ。
 
ゲームがひと段落し視線を上げたサクラギは、目の前にいる尚哉に分かりやすく驚いた。
 
こんにちは!と笑顔で話しかける尚哉に、また瞬時に謝り逃げようとする。
 
それを何とか制止した尚哉は、昨日拾ったプリントをサクラギに手渡した。
 
それを受け取ったサクラギは、自分のことを桜城光(さくらぎこう)と名乗った。
 
すみませんと付け足しながら自己紹介をした桜城に、尚哉はあやまるのが癖なのかなぁと思った。
 
またものすごいペコペコとお辞儀をしながらこの場を去ろうとする桜城を、尚哉はもう一度止める。
 
まだ何か…と青ざめて振り返る桜城に、尚哉は一瞬言葉を飲み込みそうになった。
 
しかし尚哉は勇気を出して「ゲーム、今度一緒にやらない?」と声をかけた。
 
尚哉の脳裏には、宏嵩がみんなと一緒にいる姿がよぎる。
 
「きみと友だちになりたいんだ!」と真っすぐ言った尚哉に、桜城は言葉を詰まらせて固まる。
 
しかし次の瞬間それはフレンド申請ってことですか?と返されてしまい、尚哉は頭にハテナを浮かべた。
 
そういうことならと画面をスクショしてフレンド申請してくださいと言われ、尚哉は自分の意図が伝わらなかったことを理解した。
 
それでも尚哉は嬉しかったのか「よろしくね!こーくん!」と笑顔を向ける。
 
そう言われた桜城は、さらに青ざめながらなんとか返事を返したのだった。
 
その時、桜城について話していた尚哉の友だちだち。
 
「え?女子なの桜城?」と驚く友だち一同。
 
背も高く私服も中性的なので、桜城は女子に見えにくいのだ。
 
尚哉はそれを知ってるのかと疑問に思う友だちだが、「いや~尚ちゃんだからな~」と思うのだった。
 
 
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Episode….21のネタバレ

みんなで協力プレイ

ログインした成海は、先にログインしていた樺倉に挨拶をした。
 
期間限定コスチュームに身を包んだ成海、樺倉はめちゃくちゃカワ!と心の中で思った。
 
でもそれ高かっただろうと樺倉に問われた成海だったが、「デモカワイイデショ?」と開き直った。
 
そんな成海を見ながら、最近飾らなくなってきたな~と思うのだった。
 
小柳の声が聞こえ、成海は振り返った。
 
すると小柳もコスチューム変えていて、あまりのカッコよさに成海は発狂した。
 
成海とイチャイチャしたくてイメチェンしたという小柳と、成海はスクショを撮りまくる。
 
今日の主役はどうした?と樺倉に聞かれ、成海はログインはしてるみたいだと確認した。
 
ロビーが広いから迷子になってるのかもと心配していると、おーいと柔らかい声が響いた。
 
待たせてごめーんと現れたのは、やはりロビー内で迷子になっていたらしい尚哉だった。
 
けも耳をつけた獣人のアバターの尚哉に、成海はまた発狂した。
 
獣人は体力が高く初心者向けだと、友だちに教えてもらったらしい。
 
宏嵩がまだ来ないことを樺倉が気にしているので、成海は尚哉に宏嵩のことを聞いてみた。
 
すると尚哉は、宏嵩ならおれの後ろで寝ていると答える。
 
妙な言い回しに興奮した成海は、なにそれKWSKとコメントするが誤解を生むからやめてと宏嵩は答える。
 
来る気がなさそうな宏嵩に、成海は声をかけるも「今忙しい」と宏嵩は拒否する。
 
最初はレベリングが大変だから尚哉のために協力しようという成海。
 
しかしレベルが上がってもプレーヤースキルが上がらないんじゃ時間の無駄でしょと宏嵩は言う。
 
それにキレた成海は、宏嵩の力を借りずにレベル上げにいくことを決めるのだった。
 
そんな成海に宏嵩は、回復アイテムに気を付けてねとアドバイスをぼやく。
 
しかしそれは成海に聞こえることは無かった。
 

ピンチ!

ごめ~んまたしんだ~とダウンする尚哉。
 
もう回復アイテムが無くなった成海は、だれか頼みますとお願いする。
 
しかし魔導士である小柳ももうMPゼロ。
 
まだ少し回復アイテムを持っている樺倉も、戦闘でそれどころじゃない。
 
回復アイテムありますよ~という尚哉は、既に死んでいるので無意味だ。
 
流石のピンチに、みんなが宏嵩は本当にこないのかと救いを求めだす。
 
成海が「宏嵩ァ~!!」と助けを求めたその時、強烈な一撃で敵が撃破される。
 
崖の上には、その一撃を繰り出したであろうアバターが立っていた。
 
まさか…とそのアバターを見つめる成海と、何かに気づいたような尚哉。
 
そのアバターは去り際に全体回復アイテムを発動させて、ささっと去っていった。
 
それと入れ替わりに、「今北産業!」と出てきた宏嵩。
 
なんだもう片付いてるじゃんという宏嵩だったが、成海のコスチュームがかわいかったので良いことにした。
 
先ほど助けてくれたのが宏嵩だと思った成海は、わざわざネタ衣装にチェンジしなくてもいいのに~と宏嵩をこついた。
 
そんな中、尚哉は桜城にメールを送っていた。
 
フレンドである尚哉は、桜城が先ほどログインしていたことに気づいたのだ。
 
助けてくれてありがとうとお礼をいう尚哉に桜城は、さっきのクエストはもう少しレベルをあげてから…とアドバイスをしたのだった。
 
 
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Episode….14 DATE…4のネタバレ

ちゃんと進んでる

先ほどのアトラクションでの樺倉の様子を、宏嵩に話す成海。
 
話しながら宏嵩の少し前を歩く成海の手を、宏嵩は見つめていた。
 
手をつなごうと手を伸ばす宏嵩だったが、成海が宏嵩のほうを振り返った瞬間に手を引っ込めてしまう。
 
いっぱい歩いて疲れたでしょう?と、どこかで座ることを提案する成海。
 
そんな成海のことを、宏嵩は尊敬した。
 
成海はいつも人を見ていて、心配したり楽しませたり色々考えて動いているように見える。
 
宏嵩がゲームのレベルを上げている間、成海はたくさん経験をして大人になったのだと思った。
 
自分だけが子どものまま置いていかれる気がする宏嵩。
 
あそこのベンチでいい?と宏嵩に問いかけるように振り返る成海だが、黙っている宏嵩を不思議に思い近づいた。
 
うつむいている宏嵩を心配し、「足痛いの?」とのぞき込む。
 
すると宏嵩は「……めちゃくちゃ痛い!」と顔を歪ませたのだ。
 
成海が見ると、宏嵩の脚は靴擦れをして血が出ていた。
 
ずっと言わなかった宏嵩に、なんでいわないのおバカ!と突っ込む成海だった。
 
ベンチに腰をかけ、靴擦れした場所にばんそうこうを貼る宏嵩。
 
トラブルはすぐ報告!社会人は報連相!と樺倉の真似をして成海は注意した。
 
座って休憩をする二人。
 
宏嵩は成海の横顔を盗み見ながら、成海は俺といて楽しい?と心で思う。
 
すると成海が突然言った。
 
やっぱり私たちじゃ無理だよ…終わりにしない?と宏嵩のほうを見る。
 
成海の表情にハッとする宏嵩。
 
しかしその瞬間、これ!とブタの貯金箱に宏嵩はキスされた。
 
成海はもう、ヲタ禁止ルールを終わりにしようといったのだ。
 
宏嵩は「そっちか~!!!」と安心しながらも心臓のドキドキはなかなか治まらなかった。
 
罰金ルールのおしまいにすることを、了承した宏嵩。
 
その途端、成海は水を得た魚の如く話し出した。
 
昨日のアニメのことが、どうしても話したかったようだ。
 
反動なのかいつにも増して残念な感じになった成海だったが、宏嵩はとても落ち着くのを感じた。
 
宏嵩は、成海が楽しそうにしていることがうれしいのだ。
 
自分のことを単純だと思う宏嵩。
 
二人とも、今はこのままでいいかと思った。
 
ほい、と宏嵩にラッピングされた袋を手渡す成海。
 
突然のことに呆然とする宏嵩に、成海はもう一度「あげる」と袋を手渡す。
 
宏嵩はそのプレゼントらしき袋を、透かしたり振ったりして眺める。
 
そんな宏嵩に成海は、開けてみたらいいんじゃないと口をすぼませて言う。
 
袋を開けだした宏嵩の横で、大したものじゃないからガッカリするかもとブツブツ言う成海。
 
袋の中身は、ピアスだった。
 
ゲームじゃなくて残念でしたー!と成海はおどけて見せる。
 
プレゼントしといてなんだけどと言いながら、宏嵩はピアスとかオラついたアイテムは似合わないんじゃないかと笑う成海。
 
何やら貶してくる成海に、宏嵩は「ほんとアレだな」と真顔だ。
 
しかし今度は成海は目を合わせずに言った。
 
だから見てみたくなったのだと。
 
大人になりたかった、成海の知らないころの宏嵩も…と。
 
宏嵩は何かに気づいて、成海に手を伸ばした。
 
成海の耳に、今貰ったのと同じピアスがついてることに気づき耳たぶに触れる。
 
その瞬間、成海の顔は真っ赤になった。
 
バレたことが恥ずかしいのか、バッと少し距離を取る成海。
 
耳いつの間に開けたの?と宏嵩が問いかけると、イヤリングにしてもらったのだと成海は言った。
 
たまたま色違いもあったから…ついでにと、成海は気まずそうに目を逸らす。
 
宏嵩はそんな成海を見て、笑いが止まらなくなり口元を押さえた。
 
笑い出した宏嵩に、成海はさらに恥ずかしくなったのか掴みかかる。
 
「歯食いしばれ~!」と宏嵩の首元を掴んだ成海。
 
しかし宏嵩は、成海の名前を静かに呼び頬に手を伸ばした。
 
キスの距離まで近づく二人の顔。
 
しかしその瞬間、宏嵩は成海を抱きしめた。
 
驚いて宏嵩の名前を呼ぶ成美。
 
宏嵩は成海にお礼を言い、大事にする伝えた。
 
毎日つけると言った宏嵩に、会社ではだめだろうと突っ込んだ。
 
宏嵩は、俺もたいがい子どもっぽいなと実感した。
 
それでも少しずつゆっくりと、二人の速度で進んでいる。
 
そういうことにしておこうと思った。
 
ピアスを早速付けようとする宏嵩だったが、なかなか付けられない宏嵩。
 
成海が良く見てみると、ピアスの穴が塞がっていることに気がついたのだった。
 

ヲタクに恋は難しい 3巻の感想

2巻が普通のデートに誘われたところで終わったので、気になっていた今回。
 
まさかの罰金制のデートでしたが、無事に?デートできてよかったですね!
 
成海との関係をどこか焦っている宏嵩がかわいくて、応援したくなります。
 
ピアスをもらうシーンは、成海も宏嵩も本当に可愛くてきゅんとしました。
 
キスをしなかったのは、花ちゃんに言われたからかな?
 
樺倉先輩と花ちゃんも相変わらず素敵でした。
 
二人とも宏嵩と成海のことを見守ってる感じが最高にいい…
 
あと今回からこうくんが出てきました!
 
こうくんもまた別の種類のヲタクで、これから尚哉とどんな関係になっていくのか気になるところです。
 
本当に少しずつですが、ちゃんと進んでいく宏嵩と成海。
 
どのカップルも、これからが楽しみです!
 
 
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