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Contents
執事たちの沈黙 5巻とは?
出版社:小学館
発売日:2018/1/26
作者 :桜田雛
書店員が選ぶこのマンガがすごい!第4位!
お嬢様、知らないふりはおやめなさい。
あなたの執事も、ひとりの男なのですよ…
箱入りお嬢様が恋をしたのは、なんとギャンブルと女遊びが大好きなクズ。
そしてそのクズの正体は、彼女の執事・和巳だった。
なぜか執事とクズが同一人物とバレない、この不思議な恋。
そこへ椿に恋する空気の読めない幼なじみ・白鳥白鳥(しらとりスワン)が加わり、事態は更に泥沼への一途を辿る。
当初は白鳥の存在など歯牙にもかけていない和巳だったが、椿の「彼氏の家に男を連れてくる」という天然行動により、図らずも逆上。
勢いでお嬢様をボロアパートで押し倒してしまい…!?
奇才・桜田雛が描く、美しくも可笑しすぎる新境地。
偏愛系年の差ラブストーリー第5巻!!
contents
執事たちの沈黙
裏執事(かきおろし)
執事たちの沈黙 5巻のネタバレ
第15話 のネタバレ
宣戦布告!
わがままなお嬢様の椿(椿)に仕える、品行方正な執事の和巳(かずみ)。
彼らのもとに、幼いころから椿のことが好きだった白鳥(スワン)が留学から帰国し、会いに来た。
白鳥は和巳をライバル視しており、探偵を使って和巳のことを調べた。
和巳が歳三(としぞう)と名前を偽り、椿と恋人になっていることを突き止めた白鳥は、椿のことは必ず奪い取ると宣言する。
お嬢様の考え
白鳥からプロポーズされた椿は、「彼氏がいるから」とそれを断ったものの、ずっと仲の良かった白鳥とは友達でいたい、と悩む。
そして、和巳から「友達でいるための方法は自分で考えなさい」、「椿が家から出たら、もうそばにはいないのだから」と言われたことを思い出す。
椿は「自分で決めなきゃ」とムキになり、白鳥の好きなチョコクッキーを作って仲直りしに行くと言い、クッキーを作り始めた。
チョコクッキーは椿にとって難しいのでは、と和巳が止めようとするも、邪魔、と怒鳴る。
友達でいたいと言えばきっとわかってもらえると呟く椿に、和巳は思わず「無神経だ」とこぼしてしまう。
椿はそれを聞いて和巳に詰め寄るも、その拍子に生地の入ったボウルが、飼い猫の歳三の上に落ちそうになった。
和巳はそれを自分の体で受け止めると、椿の腕を掴み、すぐに癇癪を起こすところをきつく注意する。
そこに白鳥が来訪し、彼自ら「まずはお友達として仲良くなっていきたい」と言い出す。
そして、よかったらこれから遊園地に行かないか、と誘った。
お化け屋敷へ……
椿は白鳥の誘いに乗り、彼の家の車で遊園地へと向かう。
和巳は「プロポーズしてきた男なんだからもっと警戒しろ」とぼやきながら、スクーターでそれを追いかけた。
遊園地にで椿たちに追いついた和巳は、椿に帰ろうと言うが、椿は白鳥を連れてお化け屋敷に入ってしまう。
しかし白鳥も椿も、二人ともお化け屋敷は苦手だった。
和巳は仕方なく、遊園地の店でTシャツと星型の眼鏡を買い、歳三のふりをしてお化け屋敷の中に入る。
一緒にいれば
お化け屋敷の中で白鳥は怖さのあまり気絶してしまう。
椿もお化けは苦手で、ふるえながら和巳の名前を呼んだ。
そこに歳三が、日払いのバイトでお化け屋敷にいたんだと言って現れ、椿は安心して泣いてしまう。
泣き止んでも落ち込んだ様子の椿に歳三が理由を訊ねると、「執事に八つ当たりして、ケンカしちゃった」と言う。
言いすぎたと反省している、と続けた椿に、じゃあ和巳もそう思ってるはずだ、と歳三は返す。
そして、「白鳥のような男と付き合った方が、親や和巳も安心だろう」と言う歳三。
椿は、「お金持ちで、優しくて、名声があっても、私には意味がない」とまた泣きそうな顔をする。
歳三は椿を見つめ、「怖いんだよ」とこぼす。
椿は、「一緒にいれば怖くない」と歳三を抱きしめた。
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第16話 のネタバレ
お嬢様の誤解
朝、ソープ帰りの和巳は、少女マンガを読みながら寝落ちていた椿を起こす。
椿は寝起き姿を写真に撮らせ、それをインスタに上げながら、歳三もインスタをやればいいのにと呟く。
椿の着替えを手伝う和巳だったが、「どうせマンガなんか読んで夜更かししたのだろう」と言ったことで、椿から「これだから独身のおじさんは」と馬鹿にされる。
ムッとした和巳は、「それならブラのホックくらいひとりで留められるようにならないと」と言い返す。
怒った椿は手近な少女マンガを和巳に投げつけるが、その内容を読んだ和巳はつい「大人の男性はこの漫画のようなことはしない」と言う。
椿はそれを聞いて、マンガの内容がちょうどそういったシーンであったため、「歳三が自分に手を出してこないのは年を取って性欲がないからだ」と誤解し、傷つく。
椿の誤解に気付き、説明をしようとする和巳だったが、「あんたみたいな枯れた中年に相談したって無意味」と言ってそれを遮り、登校した。
若者同士の相談
学校から白鳥を連れて帰宅した椿。
椿からはアメリカンスコーンを、白鳥からはたくさんのホイップクリームを付けるよう言いつけられ、どちらも手間がかかるものなので和巳はイラつく。
白鳥の執事、業田(ごうだ)もキッチンに入り、手伝ってくれた。
椿は、白鳥にしかできない相談があると言って家に呼んでいた。
顔を真っ赤にした椿は、大人の男性の性欲を復活させる方法を白鳥に訊ねる。
白鳥はチャンスとばかりに、もう復活はしない、と椿の手を握って、自分の方がいいとアピールしようとする。
和巳がお茶を出しながら、「彼氏がいるのに他の男性に手を握らせてもいいんですか?」と言うと、椿は慌てて手を引っ込めた。
そして、彼氏から好きだと言ってもらえたことが幸せだから、そういうことができなくても大丈夫、と言って微笑む。
嫉妬
日曜日、白アリの一件があったことで、ついでにアパートのリノベーションを済ませた和巳。
歳三として椿を待っていると、彼女は白鳥を連れてきていた。
歳三に会いたいと言うから、と笑う椿だったが、白鳥は家についてあれこれ嫌味を言ったりと、明らかに邪魔をしに来た様子。
和巳は椿を抱きかかえ、家の中に入りながら白鳥に「童貞」と罵って閉め出した。
彼氏の家に他の男を連れてくるとか、と怒る和巳に、椿は真っ赤になる。
そのまま椿を押し倒す和巳に、「性欲がないのに無理しちゃダメ」と椿は慌てる。
和巳は、白鳥が椿の手を握っていたことを思い出しながら、その指を舐めた。
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第17話 のネタバレ
傷
押し倒された椿は驚いて暴れ、歳三の頬を引っかいてしまう。
その頬からは血が滲んでいた。
「自分の彼女に手を出して何が悪い」と言う歳三。
歳三からキスをされ、その手が太ももに触れたとき、椿は和巳の名前を呼び「助けて」と言って泣いてしまう。
椿はボロボロと泣きながら歳三に謝り、家を出て行った。
内緒
やりすぎた、と反省しながら自宅でヤケ酒をあおっていた和巳。
そこに、椿の父親から電話が入る。
椿が、「だれにも会いたくない、和巳にも」と言っているため、明日は休みにしていいという内容だった。
和巳は、椿が幼いころ、「内緒よ」と言いながら、両親に言えないことでも、自分には何でも相談していたことを思い出す。
すると椿から、「今すぐ来て」とLINEが入った。
両省の返事を返し、屋敷に着いたことを椿に連絡する。
すると、父親には内緒で窓から入ってきて、と再び連絡が入り、和巳は、椿が幼いころ「内緒よ」と言ったことを再び思い出した。
同じ……?
椿の部屋に入った和巳は、暗闇の中椿に手を引かれ、ベッドに押し倒される。
そして、セックスの練習をさせて、と言われ、シャツを脱がされた。
EDなんでしょ、それなら安全じゃない、と誤解されたまま股座を触られ、和巳は慌てる。
触られて反応してしまった和巳に驚き、やっぱり怖い、いつまでも私は子供だ、と椿は泣き出してしまう。
和巳は、歳三は今のあなたを好きになった、だから急いで大人にならなくていい、と語りかけ、椿を寝かしつけた。
翌朝、キッチンで朝食の支度をする和巳を見て、顔を赤くする椿。
もじもじしながら「おはよ」と言い、その顔を見上げる。
椿はその顔に、歳三につけたものと同じ傷跡を見つけてしまう。
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第18話 のネタバレ
私のために?
頬の傷を指摘する椿。
和巳は、シェーバーでも引っかけたのだろうと誤魔化す。
椿はそれに納得し、あんな傷ひとつで歳三を思い出すなんて、と赤くなる。
そして和巳が、椿の好きそうなパンケーキのコンフィチュールを買ってきたと言ったところ、私のために? とさらに赤くなってしまう。
椿の父親が起きて「休めと言ったのに、どうして和巳が?」と戸惑っていると、「私が呼んだの」と和巳をかばった。
執事とのデート
朝食の席で椿の父親は、来月に椿の誕生日があるから、と週末に出かけることを提案する。
それを楽しみに椿の父親は仕事の予定を詰め込んだのだが、結局当日、体調を崩してしまう。
そして呼び出され、代わりに椿と出かけろと命じられる。
俺の予定は無視かよ、とぼやく和巳に、椿の父親は「正月実家に帰らなくても済むようにしてやるから」と言う。
ずるい、と呟き、和巳はそれを了承した。
百貨店にでも行って誕生日プレゼントを選ぼうということになり、執事服ではなく、シャツにニットを着た和巳が車を走らせる。
普段は後部座席だが、今日は助手席に座った椿。
インスタや検索画面で和巳のことを調べるがまったく情報が出てこず、「彼女とかいたらインスタやってとか言われないの」と怒る。
和巳は「彼女なんて長いこといない」と言い、モテないのね、と返した椿に、「女性はお嬢様一人で十分」と苦笑いした。
年の差
百貨店に着いた椿は、アクセサリーを見てはしゃぐ。
和巳は通りかかった店で、香水の値段を見てその高額さに驚く。
しかしそこで、椿に似合う甘い香りの香水を見つけた。
店員に「好きな人が選んでくれた香りをプレゼントされるなんて、世界一幸せ」と話しかけられ、そういうもんか、と考え、購入する。
会計が終わった後、椿がやってくると、店員は「素敵な彼氏さんですね」と笑う。
和巳は「上司に、娘さんのお守りを任されただけです」と愛想よく返した。
帰りの車で、私が子供だから隣を歩くのが恥ずかしかったんでしょ、と涙を浮かべる椿。
和巳は椿に、寄り道を提案した。
子供
和巳は、以前蘭と飲んでいたバーに椿を連れて入った。
運転するからと自分はコーヒーで、椿にはノンアルコールのカクテルを頼む。
「よく来るの?」とそわそわする椿に、「旦那さまに叱られた日とか」と微笑む和巳。
自分は子供だから、と続けて、椿に香水をプレゼントする。
香水は大人になってからにしなさい、と両親から言われていた椿。
和巳は、「では、内緒にしてください」とその手首に香水をつける。
その香りを確かめ、よく似合っていると微笑む和巳。
椿は和巳に「どうして和巳にドキドキしちゃうの」と告げた。
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番外編 のネタバレ
外務省のパーティーに出席した椿の父親は、蘭と、製薬会社の社長が親密そうに話す様子を見かけてしまう。
そして周囲の人たちから、「おたがいバツイチ同士だから」と噂されているのを聞いてしまった。
屋敷で椿の着るレースだらけの服に文句をいいながら一生懸命にアイロンをかけていた和巳は、ひどく酒に酔った椿の父親を出迎える。
しかし椿の父親はアイロン台に躓いて転んでしまい、洗濯物が台無しになる。
娘が娘なら親も親だな、とぼやきながら「お嬢様に見られたら嫌でしょう」と言い聞かせながら立たせて歩かせ、ソファに座らせると、水の入ったグラスを手渡した。
蘭にも同じことをやってもらっていたと思い出し、酔って蘭と和巳を重ねた椿の父親は、和巳にキスをしようとする。
和巳はそれを突き飛ばし、未練たらたらだな、と言う。
蘭の名前を呼んで寝入ってしまった椿の父親に、和巳は「不器用親父」と吐き捨てた。
裏執事 のネタバレ
vol.1
白鳥家の執事たちのお話。
業田とその部下三人は、ある歌手の大ファンである白鳥家の家主より、サングラスの着用を義務付けられている。
また、業田自身も彼の大ファン。
彼の歌に乗せて、白鳥の成長の記録を振り返る。
vol.2
第16話で、歳三の家から閉め出された白鳥。
コップをドアに当てて音を聞くと、中からは歳三と椿がいちゃつく声……。
恋に破れた白鳥は業田によって家に運ばれ、窓辺で日差しを浴びながら、静かに涙ぐむのだった。
vol.3
vol.2のその後。
白鳥は旅に出る。
彼の「探さないでください」という書き置きを見つけた業田は慌て、部下たちとともに真っ青になって探す。
するとテレビに映っていたのは、バックパッカーとなった白鳥の姿だった。
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執事たちの沈黙 5巻の感想
歳三としてではなく、ついに和巳として椿とデートをしました……!
いつもの執事服ではなく、シャツにニットの重ね着、と大人の男性らしい恰好で椿とデートをしている姿に、とてもときめいてしまいました。
そして、和巳と一緒にいてはしゃぐ椿がすごく可愛いです。
普段は後部座席に座るのに助手席に座ったり、にこにこと笑顔でテンションが高かったり。
それでも店員さんや和巳の言葉で、年上の彼氏との関係に悩んでいることもあり、子供や大人ということに縛られて気にする椿。
そんな彼女に、バーで飲むことや、香水をつけることを教えながらも、自分だって子供なのだと優しく提示する和巳。
こんな大人な男性が身近にいたらいいな、と思ってしまいました。
和巳と椿の父親の関係にも、少しずつ謎が出てきました。
和巳は椿の父親の前で、かなり素を出している印象を受けましたし、椿の父親もそれを気にしていない様子です。
和巳の実家に帰りたくない理由は、いったい何なのでしょうか……。
確かに今まで、和巳の家族については一切描かれていません。
今後の展開がとても気になってしまいます。
番外編で椿の父親が見せた、蘭への未練たらたらな姿にもキュンとしました。
蘭に近寄った男性に嫉妬して飲みすぎてしまうくらい、彼女のことが大好きなんですね。
気になるカップルが増えてしまいました!
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