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ふれなばおちん 1巻とは?

出版社:集英社
発売日:2011/9/15
作者 :小田ゆうあ

夫は大事です。でも、好きな人ができました。 結婚××年。家族のために生きてきました。それで幸せ、それが幸せ、と思っていたけれど、最近娘が、もっとキレイなお母さんでいてよ、なんてことを言いだした。母だけじゃ、いけないのでしょうか─。

 

ふれなばおちん 1巻のネタバレ

1話のネタバレ

不倫の噂

夏はおしゃれに全く興味がなく、旦那が健康で子供が笑顔で元気いっぱいならそれでいいと考えていた。
 
ある日の朝、息子の真樹夫はモグモグと朝ごはんを食べていたが、娘の優美香は朝から夏に怒っていた。
 
夏はボロボロのスウェットに優美香の学校のベストを着ていたのだ。
 
優美香は母親の格好がダサいことをコンプレックスに感じていた。
 
優美香と一緒にゴミを出しに行こうとする夏に、優美香は付いてこないでと叫んだ。
 
優美香に続いて夫や真樹夫も家を出て行った。
 
夫は夏のことを見ていると面白いし、和むこともあると思っていたので夏の格好に対しては不満がなかった。
 
夏がゴミを出しに行くと、ゴミ置き場では主婦たちがある噂をしていた。
 
それは5号棟の小牧さんが男と家を出たというものだった。
 
夏はそれを聞いて固まってしまった。
 
相手は28歳でバイト先の若店長だったという。
 
小牧と仲が良かった夏だったが、小牧からそのことは一切聞いていなかった。
 
家族を置いて行ったということは、優美香の同い年の息子である良も置いて行ったということになる。
 
声がか細くて色が白くて、素敵な人だったと夏は小牧との記憶を思い出した。
 
しかし小牧の下の名前は思い出せない夏だった。
 
夏は大切な家族を捨てて不倫をする気持ちが全く分からなかった。
 

歓迎会

会社の歓迎会では夏の夫の上条と女性部下の若林が話していた。
 
独身の若林は新しく入った佐伯という男性が気になっていた。
 
佐伯は左の眉のあたりに傷があるが、爽やかなイケメンだった。
 
若林はかなり飲んでおり、上条たちと大きな身振りで話していた。
 
その時、若林はグラスを倒してしまった。
 
真っ先に駆けつけてテーブルを拭いたのは佐伯だった。
 
佐伯は慣れた手つきでテーブルを拭き、グラスを片付けた。
 
飲み会はお開きになり、佐伯と上条、若林は一緒に帰ろうとしていた。
 
二次会は行かないのかと聞かれた佐伯は、貧乏劇団の芝居の稽古があるからと言って先に帰ってしまった。
 
若林は酔っており、今夜は別の上司の家に泊めてもらうことになっていた。
 
その上司はせっかくだからと上条を家に誘った。
 
上司の家の奥さんは髪や服が綺麗でお腹には赤ちゃんがいるようだった。
 
上と12歳離れることになるが、子供ができたんだと上司夫婦は恥ずかしそうに笑った。
 
上条は、年上の夫婦にもまだ関係があるのだと驚いた。
 

小牧からの電話

夜、夏は家事を一通り終わらせて一息ついていた。
 
そこへ非通知の電話がかかって来た。
 
電話の主は小牧だった。
 
夏は息子のことや一緒に出て行った男のことを急いで問いただした。
 
とにかく帰ってらっしゃいと言う夏に対し、どっかで聞いたことあるようなことしか言わないのねと言う小牧。
 
結婚したんだから添い遂げるのが責任でしょうと言う夏に、旦那と恋愛なんてできないのよと言った小牧はそこで電話を切った。
 
 
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2話のネタバレ

夏の思い

小牧が電話を切ったところに、彼氏がやって来た。
 
なに家に電話してんだよと小牧を抱き寄せるか彼氏。
 
そのままベッドに倒れ込んだ小牧は、やっぱり怒られちゃったとクスクス笑った。
 
呆然と切れた電話を眺めている母を見て、優美香は小牧さんからの電話でしょ?と聞いた。
 
驚く夏に、大人は隠そうとするけどツメが甘いからすぐ分かるのだと優美香はオレンジジュースを飲み干した。
 
優美香はお母さんには絶対味わえない世界だと、夏の服装を指差しながら言った。
 
ムッとした夏は、お母さんの世界はあんたたちとお父さんで定員オーバーなのだと返した。
 
お風呂に浸かっている間も、夏は優美香に言われたことが何だか悔しかった。
 
思春期だから怒るなと自分に言い聞かせ、何て言われようと私は生意気な娘とコロコロした息子が大切なんだと思い直した。
 
その時、家のインターホンが鳴り上司の家から帰って来た夫。
 
夏は急いでお風呂から上がり裸にバスタオル一枚で夫を迎えた。
 
夫は、インターホンが鳴って出て来たのが俺だけじゃなかったらどうするんだと言ってため息をついた。
 
ちょっとは考えろよと言って夫は自分の部屋のドアを勢いよく閉める。
 
夏は少し戸惑い眠りについたのだった。
 

失敗

次の日の朝、夏は珍しく朝寝坊してしまった。
 
大急ぎで朝ごはんとお弁当を作った夏は時間ギリギリに家族を送り出した。
 
夏は失敗した…と反省していた。
 
一息ついて片付けをしようと思ったところで、夏は優美香が英語の宿題を忘れて行ったことに気付いた。
 
夏は急いで優美香を追いかけた。
 
同じ頃、優美香は小牧の息子である良と一緒に登校していたが遠くから自分を呼ぶ声が聞こえる。
 
その声の主は、夏だった。
 
夏はパジャマ姿でノートを届けに来たのだ。
 
優美香は周りの人にダサいお母さんを見られてしまい恥ずかしかったので、ノートを奪い取って走って行ってしまった。
 
お母さんって、それでも女!?と言われた夏の頭の中にはその言葉が何度も繰り返されていた。
 

ふれなばおちん

夏の夫である上条は会社で課長を務めていた。
 
そこへ佐伯がやって来て、上条のデータのミスを指摘した。
 
佐伯は若林とともにデータの修正に尽力し、無事時間までに資料を修正することができた。
 
そんな佐伯を飲みに誘った上条。
 
データの修正の件を改めて上条は感謝した。
 
佐伯はその居酒屋の女性店員をも赤面させるほどの色男だった。
 
女はみんな「ふれなばおちん」風情だな…と思った上条は、夏も佐伯に会えば何か変わるのかと思った。
 
そうなった時が想像できない上条は、抱きたいと思った夜もあったのになぁ…と思うのだった。
 
 
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3話のネタバレ

夫との夜

夏がパジャマ姿で英語のノートを届けに行って以来、優美香は夏と全く口を聞いてくれなくなった。
 
どうしてこうなったのかと上条に聞かれた夏は正直に話した。
 
上条はこの前の裸にバスタオルといい、パジャマといい、もう少ししっかりしてくれよと困った顔をするのだった。
 
その夜、いつものように家事を終えた夏は少し夫に触れたい気分だった。
 
少し明かりをつけて本を読んでいる上条の様子を覗き見る夏。
 
しかし夫は大きな欠伸をした後、その明かりを勢いよく消した。
 
その瞬間、夏はもう二度と女には戻れない気がした。
 

良と優美香

学校で良に母親のことをからかわれていた優美香は、そのことは忘れてくれと頼んだ。
 
インパクトがあって面白かったし、あの日英語の宿題を忘れた方がヤバかっただろ?と言う良。
 
良は女丸出しで男に狂って家を出て行ってしまうどこかの女よりはマシじゃない?とつぶやいた。
 
優美香は母親から連絡はあるのかと良に聞いたが、良は首を横に振った。
 
離婚届を一枚置いて行ってから何の連絡もないと言う良にかける言葉が見つからず、優美香は思わず良を晩ご飯に誘った。
 
うちの母親はあんなだけど結構料理美味しいのよ!と言い次の授業に向かう優美香を、良は見送った。
 

佐伯の家

その夜、仕事終わりの佐伯を若林が引き止めた。
 
佐伯は役者なんだって?と尋ねる若林に何で知っているんだと笑う佐伯。
 
皆バイトしながらギリギリ保っているような劇団だと言った後、こんな綺麗な人と飲めるしいいやと佐伯は若林を見て言った。
 
若林はふうん…とつぶやいて同じように佐伯と目を合わせる。
 
数時間後、酔っ払ってしまった若林は冗談で佐伯の家に行ってもいいか尋ねた。
 
すると佐伯はそれを快く承諾したが、佐伯が住んでいる家は今にも崩れそうなボロ屋だった。
 
若林は一瞬で酔いが覚め幻滅した。
 
そしてたまにミシミシと音を立てる建物に驚く若林を見て、たいていの女はこれを聞いて俺とは一線を引くんだと心の中でニヤリと笑った。
 
次の日、ボロ屋に見かねた若林は社宅を佐伯に貸せないかと上条に頼んでいた。
 
上条は少し考えて総務に聞いてみるとそれを引き受けた。
 
また貸しが出来ちゃったねと笑う若林を見て、寝たわけでもないのにちょいと加減を間違えたかな…と反省する佐伯。
 
お昼過ぎ、廊下を歩いていた佐伯を引き留めた上条は、社宅の許可が取れたと言った。
 
しかし社宅の申請には多少の操作が必要で上条の社員ナンバーを使うため責任も出てくると言う上条。
 
そこで代わりと言っちゃなんだが…と前置きし、上手く入居出来たらうちの妻を誘惑してくれないかと上条は言った。
 
固まる佐伯に上条は、誘惑は冗談だが女を捨てた夏に少しでも変わって欲しいんだと微笑んだ。
 
佐伯は何だか面白そうだと言ってその条件を受け入れたのだった。
 

引越しの手伝い

夏たちの社宅の隣に引っ越すことになった佐伯。
 
その日は荷物を部屋に運び込むため、夏たちが手伝うことになっていた。
 
その時、挨拶しようと前のめりになった真樹夫が階段から足を踏み外した。
 
階段を転げ落ちそうになる真樹夫。
 
夏は真樹夫を階段の上へ押し返し、階段を落ちて行った。
 
それを受け止めたのは佐伯だった。
 
 
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4話のネタバレ

恋愛不感症

佐伯は夏をしっかりと抱きとめ、危なかったと言って抱きしめたが夏はそんな佐伯を突き飛ばし真樹夫の元に向かった。
 
真樹夫に怪我はないようで、夏は安心したが佐伯は夏に突き飛ばされ頭を打ってしまった。
 
夏は何度も謝り、引越しの手伝いも手際良くこなした。
 
佐伯はなかなか面白い奥さんじゃないか…と思っていたのだった。
 
昼頃には運び終わり、一同は夏の作ったおにぎりを食べることにした。
 
おにぎりはどれも美味しく、佐伯たちは喜んでそれを食べた。
 
別れ際、夏を引き留めた佐伯は、今日は本当にありがとうございましたと頭を下げた。
 
そして満面の笑みでおにぎりの味にも、奥さんにも惚れちゃいましたよと言った。
 
夏はニカッと笑って、そう言ってもらえると嬉しいですと言いアッサリその場を去ってしまった。
 
その夜、お風呂から上がった夏にLANケーブルを佐伯のところに持っていってくれないかと頼まれた夏。
 
それを見た優美香は父の元へ駆け寄り、お母さんがお風呂上がりで隣の男の人の家に行ったと焦って言った。
 
佐伯は新聞から目を離さず、ちょっと物を届けてもらうだけだから心配するなと言うのだった。
 
優美香はお母さんも女だし…と言いかけた後、大丈夫かと思い直して部屋へ帰って行った。
 
上条は優美香が部屋に帰ると新聞の裏に隠してあった携帯を見た。
 
そこには佐伯からLANケーブルを奥様に届けていただければ、ちょっと刺激してみますと書いてあった。
 
まぁ大丈夫だよなと少し心配そうな上条。
 
上条は刺激ってなんだろうと悶々と考えるのだった。
 
一方、夏は佐伯の家のインターホンを鳴らしていた。
 
それを聞いた佐伯はタバコを灰皿に押し付け、不感症主婦め…と指を鳴らして気合を入れた。
 
そして佐伯は今手が離せないから中に入ってくれと言うのだった。
 
夏は少しためらいながら部屋の中に入っていくのだった。
 
 
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ふれなばおちん 1巻の感想

夏は平凡な家庭で主婦をしています。
 
しかし娘の優美香や夫から女だろ!?と言われ、少し悩んでもいました。
 
家庭に入ると自分の服装や髪型よりも大切なものができてしまうため、手入れが疎かになってしまうのでしょう。
 
典型的ないいお母さんだとは思いますが、パジャマで忘れ物を届けに来られるとさすがに恥ずかしいと思ってしまいます。
 
そんな夏に変わって欲しいと思う夫の上条は佐伯という新人にあるお願いをします。
 
それは夏を誘惑して欲しいというものでした。
 
デキる男である佐伯と、女を捨てた夏の出会いは引越しの日。
 
夏は真樹夫を助けるために階段から落ちてしまいますが、それを受けとめた佐伯は夏をぎゅっと抱きしめます。
 
私ならばキュンとしてしまうようなこのシーンですが、夏は佐伯を突き飛ばして真樹夫に駆け寄りました。
 
やはり恋愛や自分の見た目よりも家族のことが何よりも大切なのだなと分かった場面でした。
 
佐伯も驚いたようで、これによってさらにやる気が出たようにも見えました。
 
さて、LANケーブルを届けに行った夏ですが、これから2人はどうなるのでしょうか。
 
この巻では夏が恋をして可愛く着飾っているシーンは想像できませんでしたが、そうなる日が来るのかもしれません。
 
次巻の展開に、期待が高まります。
 
 
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