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僕の初恋をキミに捧ぐ 4巻とは?

出版社:小学館
発売日:2006/7/1
作者 :青木琴美

再会した初チューの相手・照ちゃんとつき合うことになってしまった逞。けれど、それが照の仮病のせいだと知った繭が激怒する。そして、逞の気持ちを取り戻そうとした繭は…!?

 

僕の初恋をキミに捧ぐ 4巻のネタバレ

16話 接近 のネタバレ

お見舞い

逞は大事には至らず、すぐに病院から退院した。
 
そういえば照ちゃんって子はまだ入院しているの?と律が逞に聞くと、繭は照ちゃんという言葉を聞いてひどく動揺した。
 
そして逞に掴みかかった繭は、どっちからキスをしたのと問い詰める。
 
実は照ちゃんと逞は一度キスしたことがあり、繭はそれを思い出して嫉妬してしまったのだ。
 
そんな繭を、友達ならそんな問い詰めないから!と抑える律。
 
そんな繭を置いて逞は照ちゃんのお見舞いに行ってしまった。
 
逞を追いかけて、繭も照ちゃんのお見舞いに付いていく事にした。
 
2人揺られる電車の中で、逞は考える。
 
繭は僕が好きで、僕も繭が好きなのにどうしてこんなにも距離ができてしまったのだろう、と。
 
繭とは一人分距離が空いており、逞は友達になった今の方が繭にドキドキするのだった。
 
逞は見舞いのために照ちゃんの部屋へ入ってきた。
 
照ちゃんは顔をパッと輝かせ、来てくれて嬉しいと笑うのだった。
 
逞の後ろから邪気を放っていたのは繭だった。
 
繭は戦闘態勢になり、鋭い目つきで照ちゃんを睨みつけた。
 
逞はそんな繭の様子をチラッと見ながら、友達を紹介しようと思って…と言う。
 
それに被せるように、照ちゃんは繭ちゃんでしょう?と言い当てた。
 
小さい頃、イモリやムカデを逞に食べさせようとした事で繭は有名だったのだ。
 
仲良くしてねと言われた繭は、素直に言い返すことができなかった。
 
お土産のリンゴを剥く繭は震える手で危なっかしくリンゴに包丁を当てた。
 
逞はそんな繭の様子を恐ろしいものを見るように観察していた。
 
繭の不器用さに耐えられなくなった照ちゃんは、繭からリンゴと包丁をもらい、慣れた手つきで剥き始めた。
 
照ちゃんは小さい頃リンゴが好きではなかったが、逞からもらったリンゴが美味しくて、今ではどんなリンゴでも食べられると言う。
 
繭は自分が知らない2人の思い出に、少し嫉妬をした。
 
勝手に2人の世界へ行かないで欲しいと繭は心の中で思う。
 
繭は取らないで、と強く思う。
 
その人は私の好きな人なんだから、取らないで。
 
そう思った時、繭は病室を出ていく事にした。
 
病院に医師として勤務する父親に用事があるからと言って、繭は病室から出た。
 
どうやって知り合って、いつ会って、どうしてキスをしたのか?
 
聞きたいことは山ほどあったが、友達として何を聞いていいのか、悪いのかが繭には分からなかった。
 
友達ってすっごく遠いと繭は悔しさで拳を握りしめた。
 
繭がいなくなった病室で、逞と照ちゃんは話していた。
 
照ちゃんが入院しているということは、体が良くないということだ。
 
友達がいないのがやっぱり寂しいと言う照ちゃんに、分かるよと返す逞。
 
照ちゃんは少し驚いたような表情を浮かべ、また来てくれる?と聞いた。
 
うなずく逞に、毎日?と再び質問を重ねる照ちゃん。
 
逞はハハっと笑って、毎日!と答えるのだった。
 
繭は父親に、照ちゃんのことを聞き出そうとしていた。
 
照ちゃんは逞の2個上で、昔から逞の勉強を照ちゃんが見てあげていたそうだ。
 
フワフワした雰囲気からは年上と気付かず、繭は動揺した。
 
そして照ちゃんも心臓病だが、比較的軽度のものだと父親は言う。
 
それから毎日、逞は照ちゃんのところにお見舞いに行くようになった。
 
逞がお見舞いに行くたびに、ブスッとやきもちを焼く繭。
 
そんな繭を見て、ダメだと分かっているのに逞は嬉しいと思ってしまうのだった。
 
その日、照ちゃんは逞の制服姿を初めて見たと言って喜んでいた。
 
そして照ちゃんは少し黙った後、昨日来た繭ちゃんって子と付き合っているの?と逞に聞いた。
 
逞は少し黙った後、付き合ってないよと答える。
 
照ちゃんは安心したように、良かったと笑うのだった。
 
その返答に、逞は疑問に思う。
 
よかったって意味、分かるよね?と照ちゃんは逞を見つめるのだった。
 
 
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17話 同情 のネタバレ

繭と律

繭は見舞いに行く逞を見送ったが、やはり気になって病院へと向かっていた。
 
1人では心細かった繭は、律を無理やり連れて病院までやってきた。
 
そして照ちゃんの病室の前で、繭は動きを止めた。
 
病室の中から自分の名前が聞こえてきたからだ。
 
繭ちゃんって子と付き合ってるの?
 
照ちゃんの声が聞こえる。
 
そして、逞は付き合っていないと答えたのだった。
 
そして照ちゃんが良かったと言い、この意味が分かる?と逞に聞いた。
 
逞の手を握った照ちゃん。
 
私は逞くんのことが好きだよと、照ちゃんは言った。
 
逞くんは?と聞かれた逞は、嫌いじゃないよと答えるのだった。
 
その言葉にカッとなった繭は、病室の前から走り去った。
 
繭!と叫んで追いかける律。
 
病院の庭で追いついた律。
 
繭は振り返ると涙を流していた。
 
男は、好きな女の子以外に告白されたら、嫌いって答えなきゃいけないの!と繭は言うのだった。
 
曖昧にしてはいけないのだと、繭は涙を流しながら言う。
 
そんな繭を見つめて、律は繭って意外と泣き虫なんだなと返す。
 
逞も馬鹿だよなと、律は繭の頭を撫でる。
 
その頃、部屋の外で繭を呼ぶ律の声を聞いた逞は、繭を探していた。
 
庭にやってきた逞は、律が繭の頭を撫でている光景を見てしまった。
 
その夜、逞と律は少し気まずかった。
 
逞は思い切って病院でのことを尋ねる。
 
律は笑ってはぐらかしたが、逞は繭のこと好きなんだろ?と直球な質問をした。
 
好きなら好きっていえばいいと言う逞。
 
律は、好きだって言ったら?とまっすぐに逞を見た。
 
そりゃ応援するに決まってるだろと逞は言う。
 
その答えを聞いて、律は繭のことなんか好きなわけないだろと言う。
 
そして繭は、好きな女子以外の女に告白されたら嫌いだと答えなきゃいけないって言っていたと、律は逞に伝えた。
 
それが分からない奴は最低だと、繭が言っていたと言う。
 
繭はお風呂から上がったところだったが、ちょうどその頃逞から電話が来ていた。
 
繭は突然のことで驚いたが、嬉しさで顔が赤くなった。
 
逞は、照ちゃんに嫌いって言う、と電話越しに言った。
 
ちゃんと言うから、と言う逞の言葉を聞いて、繭は一つだけ逞に質問した。
 
私のこと、嫌い?
 
逞は目を閉じて、大きく息を吸って、嫌いじゃないよと答えるのだった。
 
 
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18話 翻弄 のネタバレ

仮病

照ちゃんにハッキリ伝えると心に決めた逞。
 
その気持ちを知って、繭は機嫌が良かった。
 
本当は喜んではいけないことなのだろうが、たまらなく嬉しかったのだ。
 
そのことを伝えようと、逞は照ちゃんの病室にやって来た。
 
しかし部屋に入った瞬間、逞は看護師さんたちにクラッカーを鳴らされた。
 
何が起こっているのか分からない逞だったが、どうやら照ちゃんは初彼氏ができたと周りに言っていたそうだった。
 
それをお祝いしようと、看護師さんが集まっていたのだ。
 
逞は自分の気持ちを正直に言おうと、ちょっと待って!と叫んだ。
 
照ちゃんは何?と可愛らしい顔で逞を見つめる。
 
逞は真剣な顔で、照ちゃんを見つめる。
 
照ちゃんはそんな逞の様子を見て、急に胸を抑えて苦しんだ。
 
看護師さんは照ちゃんに駆けつけて手当てをした。
 
逞はそれを見ていたが、看護師さんに外へ出されてしまった。
 
先生である繭の父親に診てもらったが、先生は胸の音を聞いた後、自分でも分かっているよね?と照ちゃんに聞いた。
 
本当は苦しくないよね?
 
照ちゃんはじっと先生の顔を見た後、さっきまでは本当に苦しかったんだもん…と呟くのだった。
 
先生は看護師たちを呼び出して、照ちゃんは仮病をよく使うのだと情報を共有した。
 
入院がちだった照ちゃんは小さい頃から、どうすれば大人が都合よく動いてくれるかを知っているんだよと先生は言うのだった。
 
次の日、今日こそ照ちゃんに言おうと逞は心に決めていた。
 
照ちゃんは病室で遅いぞと逞に言った。
 
逞は照ちゃんに近付いて言おうと思ったが、照ちゃんは旅行雑誌を見てもらいたくて雑誌を楽しげに指差している。
 
そして近くに来た逞の頬に手を当て、そっとキスをしたのだった。
 
逞は驚いて身動きが取れなかった。
 
引っかかった、と照ちゃんは楽しそうに言うのだった。
 
 
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19話 諦め のネタバレ

すれ違う2人

病院の外で待っていた繭のもとに逞がやって来た。
 
照ちゃん、怒ってた?と繭は聞いたが、逞は浮かない顔だった。
 
照ちゃんとキスをした、と逞は言った。
 
結局言えなかったんだと、繭は悟った。
 
ちゃんと言うって言ったのに!と繭は怒っているが、逞は謝ることしかできなかった。
 
逞はその夜、いつも以上に激しく歯を磨いた。
 
照ちゃんとのキスが嫌だったわけではなく、ただ照ちゃんとキスをした自分が汚く見えた。
 
これで繭とは付き合えなくなるんだろうかと、逞は考えていた。
 
僕さえ我慢すれば、繭はもう自分のことで泣かなくて済むし、照ちゃんも幸せだろう。
 
僕さえ我慢すれば全てうまく行くと、逞は思ってしまった。
 
授業中、逞は繭のことばかり見ていた。
 
そんな時、繭の消しゴムが逞の元へ転がって来た。
 
それを拾い上げようとすると、繭の手と逞の手が重なった。
 
繭は急に背を向けて、触らないで、と逞を拒んだ。
 
逞は心の中で繭を呼んだ。
 
今謝れば、きっと繭とは仲直りできるが、それがどうしても逞にはできなかった。
 
それは、逞が20歳で死んでしまうからだった。
 
 
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20話 わかれ路 のネタバレ

繭の迷い

繭は結子に、逞に彼女ができたらしいと報告していた。
 
報告する間、繭の目からは涙がこぼれた。
 
少し暗い雰囲気の中部屋に帰った繭と結子。
 
何と部屋には昂と逞がいたのだった。
 
逞は、昂が繭の部屋に行くと言っているのを聞き心配でついて来たのだ。
 
そんな逞を見て、私が昂様と何かあっても逞には関係ないでしょと言われる逞。
 
逞はそれを聞いて、じゃあいいよと部屋を立ち去るのだった。
 
昂はブスッとしている繭のほっぺをつまんで、可愛い顔が台無しだと笑うのだった。
 
そんな陽気な昂に、繭は少し救われたのだった。
 
その夜、繭は逞のことで胸がいっぱいだった。
 
あんなに避けられているから逞のことを嫌いになるべきなのだろうけど、どうやって逞のことを嫌いになったらいいか分からないと繭は思う。
 
そして昂が自分を好きでいてくれていることも、繭は分かっていた。
 
陽気なふりをして、いつも繭が一番辛い時に昂が来てくれるのだ。
 
繭はどうしても逞のことを忘れないとダメなのかなと考え始めると、眠れなくなるのだった。
 
 
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21話 嫉妬 のネタバレ

繭の賭け

学校では繭と昂が付き合ったという噂が流れていた。
 
昂は繭とデートをするんだと浮かれ気分だった。
 
そこへやっていたのは怒りに狂った繭だった。
 
堂々と嘘つくなと言われた昂だったが、昂は繭が「テニスラケットを買うのに付き合ってください」と言ったじゃないかと答える。
 
そして、そういうことだから悪く思わないでくれと逞に言った昂。
 
逞はしばらく黙っていたが、お似合いじゃないですかと笑うのだった。
 
繭はそんな逞の姿を見て、逞はもう自分のことを好きではなのだと確信した。
 
そして逞は病院へお見舞いに行ったが、そんな逞を繭は引き止めることもできなかった。
 
繭はたまらず、病院へ行くもなかなか病室には行けなかった。
 
父親のもとで過ごしていると、父親は繭に照ちゃんの仮病のことを漏らしてしまうのだった。
 
それを聞いた繭は、照ちゃんの病室へ向かい、卑怯者!と照ちゃんの頬を叩いた。
 
しかしそれを止めた逞は、そんなこと知っていたと言う。
 
そして泣いている照ちゃんの涙を拭き取り、寂しかったんだよなと慰めるのだった。
 
繭はそんな逞の様子を見て、帰りの電車で逞に言った。
 
明日の放課後、陸橋の下へ来て。
 
そして繭は最後に付け加えた。
 
来てくれなかったら、逞のことを本当に諦める。
 
 
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僕の初恋をキミに捧ぐ 4巻の感想

さて、恋のライバル照ちゃんが現れて、事態は急変しました。
 
何と逞と照ちゃんが付き合う事になってしまったのです。
 
逞は何度も照ちゃんを突き放そうとしますが、照ちゃんは仮病や嘘泣きを使ってうまく引き留めます。
 
繭の身になってみると憎いですが、照ちゃんも逞をつなぎ止めようと必死なのです。
 
そして繭は人生をかけた大博打に出ます。
 
陸橋に逞を呼び出し、来なければ諦めると言ったのです。
 
果たして陸橋に逞はくるのでしょうか。
 
次巻の展開に期待が高まります。
 
 
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