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リビングの松永さん 1巻とは?

出版社:講談社
発売日:2017/5/12
作者 :岩下慶子

親の事情で叔父が経営するシェアハウスに住むことになった女子高生のミーコ。
 
家事に不慣れなうえに、住民はちょっと変わった大人ばかり。
 
しかも一番年上の松永さんはちょっと怖いけど、じつは世話焼きで!!?
 
オトナ男子にキュンとなるときめきシェアハウスラブ、第1巻!

 

リビングの松永さん1巻のネタバレ

1話 初めてのシェアハウス のネタバレ

新しい生活と怖いお兄さん

高2のミコは、叔父の経営するシェアハウスで暮らすことになった。
 
向かっている道中で、電話相手にキレてる怖いお兄さんに遭遇。
 
しかし彼はミコがお世話になるシェアハウスの住人であることが判明した。
 
住人は大人だらけで、ネイリストの朝子、大学生の凌、謎に包まれた服部、女好きの健太郎、そして先ほどの怖いお兄さん・デザイナーの松永と猫のサバコだ。
 
ミコは少し不安に思うが、オシャレな家具にテンションが上がる。
 
しかし隣の部屋はまさかの松永で、彼にドヤされながら荷解きをすることに。
 
電話で母に愚痴をこぼすと彼に感謝するように言われた。
 

解けた誤解

母の言葉に納得したミコは、手伝ってくれた松永に手作りのカレーをふるまうことに。
 
カレーを食べる彼を怖々伺い見ると、とびきりの笑顔で「うまい」と言ってくれた。
 
拍子の抜けたミコは、松永がヤバい人だと誤解していたことを打ち明ける。
 
あれは装丁の仕事の電話で、売れてほしい作家のために熱くなっていたと言う松永。
 
ミコは彼が悪い人ではないことを知る。
 

ミコ、携帯をなくす

ミコはなくした携帯を探しに、夜道へ探しに来ているが見当たらない。
 
松永に携帯を鳴らしてもらおうかと考えるものの、すぐに怒られることを想像してしまう。
 
1人困って立ち尽くしていると、ミコが部屋にいないことに気づいた松永が探しに来てくれた。
 
しかも彼は、雨が降ってきても濡れながら探してくれている。
 
2人で交番に行くとそこにはミコの携帯が届けられていた。
 
 

触れた肩

本降りの雨の中、かろうじて持って来ていた所持金で松永が傘を買ってくれて2人は1つの傘で帰ることに。
 
松永の肩に触れて緊張してしまうミコはドキドキしっぱなしだった。
 
シェアハウスに戻るとミコのカレーを食べている健太郎がいて、朝子も帰ってくる。
 
健太郎は松永に対し、ミコに優しいとからかってくる。
 
ミコはその言葉に動揺しつつも、雨の中探してくれた彼を思い出しながら携帯を見る。
 
さっき松永が鳴らしてくれた着信が50件と、彼の番号が残っていた。
 
それを見て、シェアハウスに来てよかったと感じるミコだった。
 
翌朝、学校に行こうとするミコに上半身裸の松永が声をかけてきた。
 
その姿にドギマギしながら、彼から携帯を落とさないようにとストラップをもらう。
 
実は昨夜、傘と一緒に買ってくれていたようだ。
 
ピンクのストラップを見つめながら、ミコは嬉しそうに学校へと向かったのだった。
 

2話 歓迎会 のネタバレ

トイレでバッタリ

朝7時、寝起きのミコがトイレにいると、上半身裸の松永があくびをしながら入ってきてミコは叫んでしまう。
 
それをミコがクラスメイトに話していると、シェアハウスは恋が生まれるのかと質問され松永はどうなのかを聞かれる。
 
一瞬照れるミコだが、口うるさい松永は「ない」と思いなおすのだった。
 
帰宅すると、今朝のトイレ事件を気にした様子もなくリビングにいる松永。
 
改めて新生活への気合いを入れたミコが洗濯を回そうとしていると、松永が使い方を教えに来てくれた。
 
出来る女になってきたと楽しくなったミコは料理もするべく、またカレーを作る。
 
そこへ出張帰りの叔父が様子を見に訪れ、ミコは楽しげに話す。
 
ミコは社会人の皆とは帰宅時間も異なるし、顔を合わせることも少ないが楽しめていると話す。
 
しかし多忙のためすぐに出て行かねばならない叔父は、謝りながら出て行ってしまう。
 
その様子を一通り見ていた松永は、金曜にミコの歓迎会をすると言ってきた。
 

楽しみな気持ち

叔父も歓迎会に来てくれるという返信もあり、自分も何か作って皆をもてなそうと思ったミコは食材を買う。
 
歓迎会当日、まだ誰も帰ってきていない中ミコは1人慣れない料理をし始める。
 
できあがった料理に興奮しながら写真を撮って、みんなの帰宅を待ち遠しく思うミコ。
 
しかし皆はなかなか帰ってこず、さらに叔父からは仕事で行けなくなったとの連絡がきた。
 
猫のサバコに餌をあげながら、ご飯を食べずに待っているが時間はとうとう夜に。
 
料理は冷蔵庫に入れて明日食べることにした。
 
ミコがトイレに入って出ようとすると、なぜか内側からドアが開かなくなってしまい閉じ込められてしまった。
 
空腹を抱えながら心細くなっていると、松永が帰宅したようで声が聞こえる。
 
居場所を叫ぶと、ドアを開けた松永が助けに来てくれた。
 
ミコが安心していると、松永は仕事が遅くなって携帯の充電も切れて連絡できなかったと謝ってくれる。
 
しかしトイレのドアはまた閉まってしまい、今度は2人で閉じ込められてしまった。
 

トイレで2人きり

腰が痛くなった松永はトイレのフタの上に座り、ミコを膝の上に乗せてくれる。
 
緊張するミコに彼は自分が言い出した歓迎会で、ミコは料理も作ってくれたのにごめんと謝る。
 
気にしないでと言いながらも少し寂しかったことを伝えると、松永はミコが自分で家事をするからえらいと言ってくれる。
 
そして誰かがいるのはいいことだと優しい顔で笑ってくれて、ミコは胸をときめかせながらお礼を言う。
 
しかし松永は、もう尿意が我慢できないと言ってベルトを緩め始めた。
 
ミコが心の中で叫んでいると、帰ってきた住人たちがトイレのドアを開けたので松永が変態プレイをしていた疑惑に。
 

ミコの歓迎会

23時過ぎからミコの歓迎会は始まり、皆が手料理を美味しいと食べてくれてミコは嬉しくなる。
 
お酒を飲んだ健太郎はミコに軽くちょっかいを出してくるが、同じくお酒を飲んだ松永が手を出すなと言って止めに入る。
 
面白くなった健太郎はその意味を聞き返すが、松永はその場で寝てしまった。
 
ミコは酔っ払いの発言なのだろうかと動揺してしまう。
 
眠りこける松永の顔に皆が落書きして一緒に大笑いする中、ミコはこの生活が楽しいと思うのだった。
 
 
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3話 大人 のネタバレ

気まずい気持ち

シェアハウスでの暮らしも1か月がたち、慣れてきたミコは松永のことが気になっている。
 
そんなある日、洗濯機にはさまったTバッグを発見したミコ。
 
恥ずかしく思いながらも、持ち主であろう朝子のもとに届けに行く。
 
Tバッグを渡されても動じないどころか、にこやかにお礼を言ってくる朝子に大人の女だと憧れるミコ。
 
リビングに戻ると松永から装丁のアドバイスを求められ、若い女の子が好きなのはどっちだと聞かれた。
 
答えを濁すと、松永はストレートに言えと要求してくるのでミコはどっちもダサいと正直に伝える。
 
その瞬間キレた松永が怖くてミコは逃げてしまう。
 
翌朝いつものように学校に向かうミコを見送ろうと、相変わらず上半身裸の松永が現れるがミコは思わず避けてしまう。
 
後悔したミコは帰宅後に声をかけようとするも、うまくいかない。
 
部屋で1人落ち込んでいると朝子が来て、この前のお礼にとネイルをしてくれる。
 
Tバッグの話題になり、実は朝子も恥ずかしかったのだと言うのを聞いてミコは意外に思う。
 
松永と何かあったのか聞いてくる朝子に、デザインの一件を伝える。
 
すると朝子は、大人だってつい言いすぎてしまうことがあると話してくれた。
 

仲直り

朝子に誘われてミコは、リビングで皆とサッカーの試合を見ていた。
 
健太郎がお酒が切れたと言うが、皆もサッカーの続きが気になる様子。
 
そこで健太郎がミコに買い出しを頼もうとするので、松永は代わりに行くと言ってくれる。
 
ミコも一緒に行くと申し出るが、危ないし来るなと言われてしまう。
 
それでもお願いすると松永は仕方なくOKしてくれ、ミコの顔が隠れるように帽子をかぶせてくれた。
 
夜道を歩きながらミコは昨日の事を切り出して謝るが、松永はミコは悪くないと言って謝ってくれた。
 
今度女子が思う可愛さを教えてくれと少し照れたように言われ、2人は無事に仲直りができたのだった。
 
2人が買い出しから帰宅し、皆でサッカーの続きを見ているうちにミコはそのまま寝てしまった。
 

寝たふり

ミコが目を覚ますと間近には松永の寝顔が。
 
どうやら他の住人達も一緒にリビングで寝てしまっているようだ。
 
ミコはこの状況にドキドキしながらも松永の寝顔をじっと見つめ、誰も起きないでと願う。
 
しかし松永は目を覚ましてしまい、ミコは思わず寝たふりをする。
 
起こしても反応のないミコを、松永はお姫様だっこをしてミコの部屋へと向かう。
 
そして、ミコのベッドに優しく寝かせてくれた。
 
ふと枕元のミコの携帯に、自分があげたトラップがまだ付いているのを見て松永はふっと笑う。
 
可愛いやつだと言い残して彼は去っていったが、寝たふりを続けていたミコはばっちり聞いていた。
 
松永がいなくなった部屋で1人、真っ赤になってしまうミコだった。
 

4話 タコパ のネタバレ

「可愛い」の感覚

日曜の朝、昨夜の松永の「可愛い」という言葉のせいで全く寝れなかったミコは洗面台に向かう。
 
なんとそこには下着一枚の松永が歯磨きをしていた。
 
思いっきり動揺したミコは自分の部屋に戻って二度寝に挑戦するが、またもや寝つけずカレーを作ることに。
 
すると服を着てリビングに来ていた松永の膝に、健太郎が頭をのせて寝転がっている。
 
男同士で膝枕しているうえに、松永の体をふざけて触っている会話を聞いてミコの動機は今日も落ち着かない。
 
松永は、今どきJKが思う可愛いの感覚をミコに尋ねてきた。
 
しかし松永の思う可愛いが少しズレていることを指摘すると、彼は自問自答を始めてしまう。
 
そして可愛いと思うものがないと言うのを聞いて、ミコは昨夜の「可愛い」に疑問を抱いてしまう。
 
やり取りを見ていた健太郎が、2人で出かけて可愛いものを見つけてくることを提案。
 
松永はあっさり承諾、健太郎はミコに「デートだ」と言ってくるのでミコはますます照れてしまう。
 

松永と可愛いもの探し

街中の女子たちが松永を見て騒いでいるのを見て、ミコは彼が怒ってない時はかっこいいと考える。
 
エスカレーターに乗っていると目の前のカップルがキスをしていて、気まずくなったミコは慌てて後ろに立っていた松永を振り向く。
 
すると思いのほか松永の顔が近かったことで、ミコは足を踏み外してしまう。
 
松永はミコを体で受け止め、どやしながらもミコの顔を両手で挟んで頭突きした。
 
目的地の本屋に着き、松永が手掛けた装丁の本を見て本当にデザイナーなのだとミコは尊敬する。
 
その中の1冊が可愛いと伝えるが、松永にはよく通じない様子。
 
この「美味しそうな」デザインが可愛いのだと例えると、ようやく松永の中にフィットしたようだ。
 
可愛いという感覚を理解した様子の松永は、それからしばらく自分の部屋にこもって仕事に集中するのだった。
 

ミコの知らないこと

松永と健太郎がいない時、ミコは他の住人達から昔ここにはお酒好きの小夏という人がいた話を聞く。
 
タコパが流行っていた、ダイエットや麻雀も流行っていた…など聞きながら自分には知らない歴史がここにはあると感じる。
 
そしてふと、知らない恋もあったのだろうかと考えるミコなのだった。
 

頬に触れた唇

ある日ミコが帰宅すると松永が出迎えてくれ、久しぶりに会えたミコのテンションは上がった。
 
松永が出来上がった装丁を見せてくれて、ミコは本当に可愛いと興奮する。
 
彼はミコがいてくれて良かったと笑い、ミコも嬉しくなる。
 
お礼にご飯を作ると言ってくれて住人の皆にも召集をかけたが、急すぎて集まれない様子。
 
こうして松永とミコ、2人だけのだけのタコパが始まった。
 
ここに仲間入りできたみたいで嬉しいと喜ぶミコに、とっくに仲間だと言ってくれる松永。
 
タコ焼きの写真を撮ろうとミコが携帯を出すと、松永がそのストラップは「美味しそうじゃない」から外せばと言ってくる。
 
ミコがイヤだと言うと、松永はなんでだと言ってちょっかいをかけてくる。
 
椅子から落ちそうになってしまったミコをつかんだ拍子に、松永の唇が頬に触れて…。
 
2人は赤くなるが、松永は偶然だからと言って謝る。
 
ミコは頭の中では言ったらだめだと思いながら、松永が好きだということを口に出してしまった…。
 
 
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リビングの松永さん 1巻の感想

女子高生のミコが大人だらけのシェアハウスに住むというのは、新鮮なことだらけで楽しいでしょうね。
 
シェアハウスの様子があまりに楽しそうなので、読んでいると一緒に住んでみたくなります。
 
社会人の松永さんは、高校生からしたら立派な大人です。
 
でも、朝子さんが言っていたように大人は意外と大人っぽくないという話に共感してしまいました。
 
松永さんとミコが無事に仲直りしてくれてほっこりです。
 
そして、ミコの言う可愛いという感覚を「美味しそう」で納得した松永さん。
 
それって眠るミコに言った「可愛い」と同じ意味なのかと思うと、ドキドキですね。
 
ミコがシェアハウスの昔の住人の話を聞いたとき、自分だけが知らないここの歴史に少し寂しくなっていました。
 
でも松永さんからの「もう仲間だ」という言葉がもらえてよかったです。
 
松永さんは短気ですが、根は温かくて優しいし最初からミコのことをよく見てくれていますね。
 
もちろん大人だから見守っているというのもあるのでしょうが、いつかそれが恋に発展してくれるのでしょうか。
 
頬にキスくらいでは大人の男性はそんなに動揺しないかとも思いましたが、思いのほか松永さんが赤くなっていたのが可愛かったです。
 
ミコは思わず告白してしまったけど、松永さんはどう答えるのでしょうか…?
 
 
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