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ここからはオトナの時間です。 8話とは?

出版社:Mosh!
作者 :つきのおまめ

「俺と寝てほしい」誕生日の翌朝、憧れの上司からの衝撃のお願い。私で役に立てるのなら、と引き受けたら…豹変した彼にイキナリ押し倒された!?――霊が視える体質のOL・佐々木みかんは、片想い中の上司・亜久津部長に大量の悪霊が取り憑いていることがかなり気がかり。しかも最近は何か邪悪な気配を感じていて…。心配に思っていたその夜、残業後に公園で誕生日パーティと称してひとり酒盛りしていると、偶然通りがかった部長にお持ち帰りされて…目を覚ますと昨夜の記憶はなく、目の前にはドアップのイケメン部長が!!気付けば私怪我してるし手当までされてるし、これって絶対迷惑かけちゃったよね…罪悪感から恩返しを申し出たら、何故か同じベッドで寝ることに!?部長の部屋で、彼の匂いがする布団の中、ずっと大好きだった人と肩を並べて心臓がもう大変。遠くから眺めることしかできなかった彼を、こんな近くで感じられるなんて…。不器用な男女が、心の距離を夜毎縮めていくベッド・タイム・ラブストーリー。

 
⇒前回の7話のネタバレはコチラ♪
 

ここからはオトナの時間です。 8話のネタバレ

心が近付いたと思ったのに…

霊の影響で眠れていなかった亜久津部長を心配したみかんは、霊から守るために一緒に寝ようと自宅に招きます。
 
その夜は何となく良い雰囲気で、亜久津部長との距離が近付いたと感じたみかんは翌朝に亜久津部長にプレゼントするために用意していたバレンタインチョコを手渡そうとしました。
 
しかし、亜久津部長は「受け取れない」と…。
 
みかんはそれから放心状態になってしまい、亜久津部長がどうやって帰ったのかも覚えていないような状態でした。
 
そんな状態でも仕事には行かなければいけません。
 
仕事に行くために着替えるみかんでしたが、慌てていたために霊の影響から身を守るためのお守りのペンダントを洋服のボタンに引っ掛けてしまいます。
 
亜久津部長のこともあって気が滅入っていたみかんは引っかかったお守りを思い切り引っ張ってしまったため、ペンダントは千切れてバラバラになってしまいました。
 
みかんは何とか自分でお守りを繋げて直してみたものの、お守りとしての効果が小さくなったようで霊からの影響を少し受けてしまい体調も思わしくありません。
 
みかんの隣のデスクの西先輩が、みかんが元気がないことに気が付いて心配で声をかけてくれました。
 
みかんは西先輩に亜久津部長にチョコを渡そうとしたけど、受け取るのを断られてしまったことを打ち明けます。
 
西先輩は、みかんを元気づけるために食事に誘ってくれるのでした。
 
しかし、みかんの体調はどんどん悪くなってしまいます。
 
しんどそうにしているみかんを見た亜久津部長も心配して声をかけてくれましたが、みかんは亜久津部長に迷惑をかけないようにと思ってか大丈夫なように振る舞おうとします。
 
しかし、ふらついてしまい亜久津部長に抱きとめられてしまいました。
 
明らかに体調が悪そうなみかんに亜久津部長は早退をするように言い聞かせようとします。
 
でも…と言いかけたみかんに亜久津部長は「俺が心配だから」と伝えるのです。
 
みかんは自分の気持ちを受け取ってくれないのに優しい言葉をかけてくれた亜久津部長を「ずるい」と思ってしまいます。
 
とは言え、体調が悪いのは事実なので亜久津部長の言葉に甘えてみかんは食事に誘ってくれた西先輩に謝ってから早退をすることに…。
 

これって失恋なの?

この日、亜久津部長は何か予定があるようで仕事も早めにあがっていました。
 
その足で向かったのは花屋。
 
花束を受け取った亜久津部長の表情は沈んでいました。
 
その頃みかんの自宅に帰ってきていて着替えを済ませるとベッドに横になります。
 
横になったことで少し楽になったみかんは、ふと受け取ってもらえなかった亜久津部長へのプレゼントが目に入り「これどうしよう」と考えるのでした。
 
亜久津部長が受け取ってくれなかったことを思い出し、亜久津部長が自分と釣り合うわけはないから受け取ってくれないのは当たり前だと思うみかん。
 
亜久津部長はみかんに常に優しく接してくれていたしキスだってしてくれたから、みかんは特別な存在に慣れたと思い込んでいました。
 
みかんは調子に乗ってチョコを渡そうとしたことを後悔し「これって失恋したってことなのかな」と呟きます。
 
失恋と口に出してしまったことで、現実を実感してしまったみかんの目には涙が…。
 
「こんなものを渡したから」と、みかんはチョコに手を伸ばすのでした。
 

亜久津部長の秘密とは?

用事を終えた亜久津部長は、みかんの家の前に来ていました。
 
呼び鈴をならすとバタバタと言う足音に加えて転んでしまったような音が聞こえて「大丈夫か?」と心配になる亜久津部長。
 
ドアを開けて出迎えたみかんは酔っぱらっているようで、亜久津部長に抱きついて甘え始めます。
 
みかんは亜久津部長の腕を引っ張って部屋に招き入れると、亜久津部長に抱きついたままベッドに倒れ込んだため亜久津部長を押し倒した形になってしまいました。
 
みかんは体調が悪かったわけだから「お酒なんて飲んで…」と言う亜久津部長ですが、みかんはチョコを食べただけでお酒なんて飲んでいないと言うのです。
 
みかんが食べたのはウイスキーボンボンだったので、これのせいで酔っぱらってしまったようです。
 
亜久津部長はチョコに入ったお酒でも酔っぱらって甘えん坊になってしまうのか…と驚きます。
 
そんな亜久津部長にズイっと顔を近づけてみかんは、部長がチョコを食べてくれないから自分が食べたんだと訴えてきました。
 
私のことが嫌いだからチョコを食べてくれないのか?と、みかんは亜久津部長に抱きついて顔を擦り付けながら問いかけるのです。
 
そんなみかんのことを亜久津部長は「嫌いじゃないよ」と、むしろそうじゃないから…と
言いながら優しく抱きしめながら自分の過去を告白していきます。
 
亜久津部長はみかんが会社に入る前に結婚をしていたのです。
 
しかし4年前の今日、亜久津部長の奥さんは交通事故で亡くなりました。
 
みかんの気持ちは嬉しい亜久津部長自身もみかんに惹かれているから…でも奥さんが亡くなったのは自分のせいだから、ダメなんだと阿久津部長は話すのです。
 
その日、亜久津部長の仕事が終わったら夫婦でデートをする予定でした。
 
しかし仕事のトラブルで急に残業をすることになってしまい奥さんに連絡をする余裕もありませんでした。
 
その時に奥さんは交通事故に合ってしまったのです。
 
この時に亜久津部長が待ち合わせに遅れることをキチンと連絡をしていたら事故には合わずに今も生きていたかもしれないからと、これまで自分を責めて来たのです。
 
亜久津部長の話に涙を流すみかんに亜久津部長は「泣かなくていい」と言い、泣かせてしまったことを謝ります。
 
みかんは亜久津部長に「謝らないで」と答え、亜久津部長は何も悪くないと訴えるのです。
 
亜久津部長の抱えている傷を何も知らなかったみかん。
 
大切な人の傷をいやしてあげる方法が分からなくて、それでも何とかしたくて今度はみかんが亜久津部長を抱きしめます。
 
そして、亜久津部長は何も悪いことはしていないのだから自分を責めないで…と伝え、亜久津部長のことが好きだとみかんは自分の気持ちを言葉にするのです。
 
そのままキスを交わす2人…。
 
とは言え何だかみかんの気持ちに付け込んでいるような気持になってしまった亜久津部長に、みかんは「私がいいんだからいいんです!」と一生懸命に気持ちをぶつけます。
 
そして、みかんは亜久津部長に「抱っこしてください」とお願いするのでした。
 
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ここからはオトナの時間です。 8話の感想

亜久津部長はこれまで、みかんにキスをしたり明らかに期待させる行動をしておきながらチョコ受け取らないとか何て事を!と思ってしまいましたね。
 
でも、まさか亜久津部長が結婚していて4年も前に奥さんは亡くなっていたなんて衝撃的でした。
 
デートを約束していたのに行けなくて、連絡もできず…その間に奥さんが交通事故に合って亡くなってしまったとなると自分のせいだと思ってしまうのもわかる気がします。
 
大切な人が亡くなると「あの時こうしていれば良かった」と思う気持ちを持ってしまうことって、どうしても出てきますからね。
 
でも、みかんの言う通り亜久津部長が悪いわけじゃないし亡くなった奥さんだって愛する旦那さんが自分のことを責め続けていたら悲しいんじゃないかな~って思いますし。
 
みかんは幼いところはあるし天然っぽいけど、優しい子ですから亜久津部長の気持ちをちゃんと癒してあげられますよ。
 
みかんの想いが届いたのか亜久津部長の気持ちも、みかんの気持ちを受け止める方向に傾いたんでしょうね。
 
最後のみかんの「抱っこして」の言葉の真意は…そういうことなのかな?
 
次回どこまで進むのか気になりますが…そういえば亜久津部長にとり憑いていた男の霊のことも片付いていないから、このまま平和にハッピーエンドにはならないんだろうなと予想します。
 
次回に展開を期待しつつもお守りも壊れてしまったし、いろいろ心配が残りますね。
 
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