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女王の花 4巻とは?

出版社:小学館
発売日:2011/7/26
作者 :和泉かねよし

自分をつねに守り導いてくれた青徹(せいてつ)から母・黄妃との秘められた過去をあかされた亜姫(あき)。黄妃を守りきれなかったことを今も悔い傷ついている青徹にますます惹かれていく。そんな時、青徹の手下の密偵が亜国でつかまり「商人・青徹」を引き渡すよう亜国から圧力がかかり・・・!?亜国に引き渡されれば間違いなく殺される青徹を助けたくて、亜姫と薄星(はくせい)は動く!?

 

女王の花 4巻のネタバレ

第八話 のネタバレ

処遇

目を覚ました青徹の前にいたのは、兄である青逸だった。
 
兄上と口にしようとした青徹を、「兄とは呼ぶな」という青逸の声が遮る。
 
そして、黄妃と亜姫が宮殿に戻ったことを伝えた。
 
2人をそそのかした罪人を弟に持った覚えはない、切りつけられた際に患った熱が引いたら消えろと言い放つ青逸。
 
その言葉を聞いた直後、青徹は気を失うようにして夢の中へと引きずり込まれていった。
 
自分を生かす唯一の道が追放だということ。
 
それを兄に背負わせてしまった、と後悔する青徹。
 
もう青徹の帰る場所はどこにもなくなってしまった。
 
そして青徹は黄国に戻れるわけもなく、亜国に残って商人として働きながら黄国の間者として働く道を見つけた。
 
あの別れ以降、黄妃が青徹に連絡を寄越すことなど一度もなかった。
 
そして幾日も日が経ったあの日、青徹の目の前に見覚えのあるかんざしを持った亜姫が現れたのだ。
 
その時、青徹はようやく生きる意味を見つけたような気がした。
 

青徹の涙

過去を亜姫に語って聞かせた青徹の顔は穏やかだった。
 
そして、お前の母と俺との間には男女の関係はなく、自分の一方的な片思いだったんだと言う青徹。
 
ところが亜姫はそれを否定した。
 
母のさよならの言葉こそ、生きることも死ぬことも共にしてやれない母の愛していると言う証だったのだと言う亜姫。
 
その言葉を聞いた青徹は、初めて涙をこぼした。
 

青徹との別れ

そして、再び青徹を捕えるために青逸が青徹の元を訪れた。
 
逃げる時間はあったはずなのに逃げなかった青徹。
 
兄である青逸は、本心では青徹に逃げてほしかったのだ。
 
そして連れられて行く青徹に向かって、自分は出世すると宣言する。
 
自分が偉くなってこの小国を建て直すのだと言う青逸。
 
ちょっと粗相したくらいで自分の家臣の首を他国に差し出すような国にはしないと言ってのけた。
 
そして、もしダメなら将来に望みを託すと言って亜姫に目を向ける。
 
その言葉を聞いて、青徹も心からの微笑みを見せた。
 
連れて行かれる直前、青徹は亜姫に対して自分を助けようなどと思うなと言い聞かせる。
 
自分の目指す目的を見失うなと言い、生き延びるんだと言う言葉を残して青徹は連行されていった。
 
残された亜姫は涙をこぼしながら、これまで共に過ごしてきた日々を思い出す。
 
そして、ずっと守ってくれたあなたが好きだったと呟くのだった。
 

仲直り

青徹の助命を乞おうと、黄王に接見を申し込もうとした亜姫。
 
ところが案の定、門前払いを食らう。
 
正面突破が無理だと悟った亜姫は一旦退く。
 
次はどういう手に出ようかと考えていたところ、亜姫は階段から足を踏み外してしまった。
 
その時亜姫を支えたのは薄星だった。
 
青徹のことで頭がいっぱいなのは分かるが、こっちだってあんたの心配で頭がいっぱいだと言う薄星。
 
そして、あの日亜姫に手を出したことを謝る薄星。
 
消えてほしいのであれば消えるが、迷っているくらいなら傍にいると断言する薄星。
 
それを聞いて、亜姫は薄星を再び傍に置くことを決めた。
 

青逸の妻・桐

薄星との一件以来、青徹の住まいに身を寄せていた亜姫。
 
しかし青徹がいなくなった今、ここにいること自体危険だと言う事で、青逸が自分の住まいへ身を寄せるよう進言していた。
 
そのため、亜姫は青逸の住まいへ身を寄せることとなった。
 
ところが青逸の住まいを訪れた亜姫と薄星の元に、1人の女性がやってくる。
 
そしてその女性は、ここででかい態度は許さないと言って鋭い視線を向けてきたのだ。
 
その女性は亜姫が見下ろすほどの低身長だったが、気性が非常に荒かった。
 
青逸に何を言われたのか知らないが、この家に妾はいらないと吐き捨てる女。
 
そしてこの自分こそが青逸の妻・桐だと言ってのけたのだ。
 
それを聞いた亜姫と薄星は、青逸に妻がいたことを初めて知る。
 
自分は妾になりたいわけではないと説明しようとする亜姫だが、桐は聞く耳を持とうとしない。
 
過去にも妾になろうとした女がいたと言う事もあり、桐は警戒していたのだ。
 
そして桐は亜姫に対し、家の仕事を命じる。
 
この家にいたいと言うのなら、女手として使ってやろうと言うのだ。
 
亜姫と薄星は命じられた仕事をしながら、青逸はすごい女性を妻に据えているのだなと会話を交わした。
 
けれど亜姫は違うところに目を向けていた。
 
女手が足りないと言いつつ綺麗に整えられた邸、異端児の見た目をしている薄星にも臆することなく仕事を与える度胸…
 
意外に賢い妻なのかもしれない、と言う亜姫。
 
それを聞いた薄星は、亜姫の視野の広さに改めて尊敬の念を抱いた。
 

間に合わない

邸に戻った青逸。
 
ところが即座に桐が青逸に牙を向いた。
 
縁を切ったはずの腐れ義弟のせいで肩身の狭い思いをしている上に、妾まで連れ込まれて辛抱できないと怒る桐。
 
青逸はどうにか桐を抑えながら、これから亜国の姫君をこの家に迎える予定なのに妾などかこっている暇はないと言う。
 
それならばこの女はなんなのだ、と桐の指さす先には亜姫がいた。
 
それを見て顔色を変える青逸。
 
そして桐と共に非礼を詫びる青逸だった。
 
そんなことより青徹はどうなったのかと尋ねる亜姫。
 
今は罪人のような扱いは受けていないと言う青逸だったが、亜国が青徹の身柄を引き渡すよう要求していることを告げる。
 
亜国に連れて行かれたら十中八九殺される。
 
無理にでも青徹の助命を黄王へ要求したところで、許しが出るとは思えない。
 
亜国の使いが黄国へ到着してしまえば、青徹は引き渡さなければならない。
 
使いの者があとどのくらいで到着するのか青逸に尋ねる亜姫。
 
急いでいれば30日。
 
もっと馬を急がせれば15日ほどで到着してしまうだろうと予測を立てる青逸。
 
それを聞いた亜姫は、青徹の邸にある地図をあるだけ持ってくるよう薄星に命じた。
 
そして青逸には亜国と黄国を結ぶ行路とその手続きをすべて教えろと命じる。
 
もう手の打ちようがないと言う青逸だったが、絶望している暇はないと言った亜姫の顔は真剣そのものだった。
 

亜姫の計画

ありったけの書により策を練った亜姫は、薄星に文を託した。
 
これをもってとある人物を尋ねてほしいと言う亜姫。
 
助けられるかもしれない穴を見つけたという亜姫の命により、薄星は青逸の家の中で一番早い馬を連れ、とある場所へと出立した。
 
 
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第九話 のネタバレ

亜姫の計画

薄星を見送った亜姫は、青逸の家の女たちを集めて品定めを始めた。
 
そして自分に一番背格好が似ている女を自分の身代わりに据え、「亜姫様」は今から病にて部屋に閉じこもりますのでよろしくと言ってのけた。
 
亜姫の計画に気付いた青逸は、身代わりなどすぐにバレると言った。
 
ところが亜姫は15日持てばよいと言う。
 
その間に青徹を助け出すと言うのだ。
 
そして、青逸も病だな?と言い出す始末。
 
その言葉の意味を理解した青逸は、自分は士人であるから重罪に巻き込まないでほしいと慌てる青逸。
 
ところが亜姫は自分たちは罪を犯すのではなく、国境に向かうだけだと言う。
 
亜国の使者さえ黄国に来なければ、青徹は引き渡す必要はないのだろう?と亜姫は言う。
 
亜姫は国境で、亜国の使者を迎え撃とうと計画したのだ。
 
そしてその為には、親子二代に渡って国境を守ってきた青家の協力が不可欠だと言う亜姫。
 
その為、青逸の助力が必要なのだと説明した。
 
それを聞いた青逸は、渋々ながらも亜姫の指示に従うことにした。
 
青逸も、本心では青徹を救いたかったのだ。
 
国境近くの村に到着した亜姫と青逸は、村人たちに事情を話して協力を仰ぐ。
 
青逸の、そして他ならぬ亜姫の指示とあらば、と村人たちは武器を手にした。
 
青徹を何としても死なせたくはない。
 
罪人として惨めに死なせたくはないのだという亜姫の願いを、村人たちは聞き入れてくれた。
 

王子の助け

一方その頃、薄星は曾の国の王子の元を訪れていた。
 
亜姫が文を送った相手は、曾の王子だったのだ。
 
亜姫からの文を読んだ王子は、薄星に向かってここに何て書いてあると思うか?と尋ねる。
 
薄星は知りませんとだけ答えた。
 
すると、王子は亜姫はお前を俺にくれてやると書いていると告げた。
 
どうしても助けてほしいことがあるが、自分には譲るものは何もないから自分の唯一の宝である薄星を差し出すと書いてあると言う王子。
 
それを聞いた薄星は、それならばよほど大きな頼みごとをしたのだろうなと言って笑った。
 
自分を手放すと言うのなら相当な要求が書かれてあったはずだと言った薄星は、自分の価値に見合うだけの対価はきっちり払うと誓ってくれと王子に食って掛かった。
 
薄星のその覚悟を見た王子は、薄星に亜姫からの文を手渡して読んでみろと告げた。
 
薄星が文を開くと、そこには何も書かれていなかった。
 
初めから亜姫は何も綴ってはいなかったのだ。
 
お前は売られてなどいないと言って笑う王子。
 
そして、俺に何か頼みがあるのは間違いないだろうが、後々尻尾を掴まれるような愚かさはないはずだと予想を立てる。
 
そして王子は遂に、亜姫の誘いに乗ってやろうと言って笑った。
 
しかし、会うのは曾国でだという条件を出した。
 

不安

それから薄星は亜姫と合流し、自分の計画を薄星にも伝えた。
 
薄星は曾の王子は曾国から出る気はないと言っていたことを亜姫に報告する。
 
それを聞いても亜姫は怯まず、問題ないとだけ告げた。
 
作戦会議を終え、ひとまず時を待つことに。
 
すると薄星は亜姫が物陰に隠れて嘔吐しているところを見てしまう。
 
具合が悪いのかと心配する薄星に、亜姫は不安になると吐いてしまうのだと白状した。
 
自分が迷ったり不安な顔を見せたら周りの人間たちも不安になってしまう。
 
だからみんなの前ではそういうのは見せないようにしていると言って虚勢を張る亜姫。
 
うずくまっていた亜姫は、こわい…と小さく呟くのだった。
 

勝負の始まり

日が昇り、訪れた朝。
 
亜姫の読みは的中し、予想通りの進路で亜国の国使が進軍しているという情報を掴んだ亜姫たちはより一層士気を強める。
 
亜姫の掛け声で、皆が一斉に配置についた。
 
勝つか負けるか。
 
その勝敗は、神のみぞ知る。
 
 
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第十話 のネタバレ

牢の中の青徹

牢に入れられている青徹の元を、青徹の手下が訪れた。
 
門番に金を握らせて入れてもらったのだと言う。
 
お逃げになる気はないのですかと尋ねる手下に、ないとはっきり告げる青徹。
 
ところが手下が亜姫と青逸の姿がないことを告げ、あなたを助けるつもりでいるのではと言った。
 
それを聞いた青徹はあれほど言い含めておいたのに馬鹿か…!と呟いた。
 
そしておそらく亜姫は国境にいると言う青徹。
 
なぜお分かりになるので?と手下が尋ねると、青徹は自分ならそうするからだと言った。
 

作戦開始

そしてちょうどその頃。
 
亜姫と薄星、そして青逸と手下たちは亜の国使を迎え撃つため、配置についていた。
 
そして国使が通りかかったその時、計画通りに奇襲をかける。
 
亜姫の策は見事にハマり、国使たちは一網打尽。
 
そして唯一の抜け道を命からがら逃げた一部の亜の国使たちは、見事なほどの誘導作戦によって曾の国の国境に立ち入ってしまった。
 
それを迎え撃ったのは曾の王子。
 
そう。
 
これこそが亜姫の企てた計画だったのだ。
 
曾の国を巻き込むことによって亜と黄の2国だけの争いではなくなった。
 
これなら亜の国とて安易に手は出せなくなるだろう。
 
亜姫の見事な戦術に、周りの人間たちは歓喜し尊敬の念を抱く。
 
これで青徹を救う道が開けたのだ。
 
歓喜に満ち溢れた人々は、祝いの酒を飲みかわすのだった。
 

読みの甘さ

帰路についていた亜姫と薄星。
 
身代わりの者たちの身を案じ、急いで馬を走らせていた。
 
ところがそんな亜姫の元に、青逸からの良くない報せが入る。
 
何と亜国の使者団が国境を越えてきたと言うのだ。
 
それを聞いた亜姫と薄星は驚く。
 
理由は分からないが使者団が2回に分かれて来ており、国境を越えた方の使者団が正式な使者と見るべきだと告げる青逸。
 
そしてその読みは当たっていた。
 
先の使者団は土妃が送り込んだもので、今回の使者団は土妃に青徹を奪われてはならぬと亜王自らが送り込んできたものだった。
 
土妃の戯れで国事を危うくされるわけにはいかないという王の采配だったのだ。
 
亜姫は青逸にもう一度兵を戻してもらえないかと尋ねるが、青逸は無理だと即答する。
 
武器も人も先の戦いで尽きていると言う青逸は、もはや我々に押しとどめることはできませんと告げた。
 
焦る亜姫は無謀な行動に出ようとするが、それを青逸と薄星が必死に押しとどめる。
 
ちょうどその頃、使者が訪れる報せが青徹の元にも届いていた。
 
それならば命の終わりの覚悟を決めようと口にした青徹。
 
その表情は実に清々しいものだった。
 

女王の花 4巻の感想

亜姫と薄星を守り育ててくれた青徹が捕えられてしまいました。
 
亜姫と薄星は青徹を救おうと必死に動きますが、不測の事態によりそれは叶いませんでした…
 
何て哀しいお話なのでしょうか。
 
そして、何て温かいお話なのでしょうか。
 
涙が止まりませんでした。
 
青徹がこの後どうなってしまうのか、そして亜姫や薄星はどういう行動に出るのか。
 
次巻が楽しみです!
 
 
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