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ギヴン 2巻とは?

出版社:新書館
発売日:2016/2/26
作者 :キヅナツキ

初めてのライブに向けて、走り出したバンド。
 
作詞を試みるも、言葉が見つけられず歌詞を書けないままの真冬。
 
真冬の過去を知り、自分の気持ちに戸惑う上ノ山。
 
揺れるバンドが臨む、過去を暴く怒涛のライブ篇!

 

ギヴン 2巻のネタバレ

7話 coder. 7のネタバレ

スタジオ

スタジオでは春樹は絶好調でしたが、梶は不調でした。
 
そして上ノ山も真冬も、良いとはいえませんでした。
 
真冬は一行も歌詞が書けない、それに連動するように上ノ山も・・・。
 
上ノ山が真冬に怒るのを見て春樹は頭ごなしにおこらないと言いました。
 
梶はこのままだとバンドが空中分解しかねいとかで練習はやめようと言いました。
 

帰り道で

梶は何でそんな余裕ないの?と上ノ山に問いただしました。
 
梶は真冬と何かあったか聞きました。
 
上ノ山は、真っ赤になってしまいました。
 
梶は、何かを察してもうお前手出したの?奥手だと思ってのにと言いました。
 
梶は、今どんなツラしているか?知っているかと上ノ山に聞きました。
 
上ノ山はどんなツラしてますか?と聞き返すと俺は真冬が好きだってツラだと言いました。
 
梶に俺おかしいですか?と上ノ山は尋ねました。
 
梶は、全然、何がおかしいだ?相手が男だからか?と言った後で梶も俺も男の経験があると言ったのです。
 
梶は、真冬は、お前にこたえようとして歌をやるんだお前は支えてやる責任あると言いました。
 
梶の一言が俺を冷静にさせてしまったと思いました。
 

掃除当番

誰がごみ捨て行ってきてと女子生徒。
 
俺もいくといって上ノ山が手伝ってくれました。
 
女生徒は、なんでそんな優しくしてくれるの?上ノ山にひどいことゆったのに、佐藤くんのこと告げ口みたいなこと、ズルいことってずっともう話しかけてもらえないと思ってたと言いました。
 
上ノ山は、ズルかったのかもしれないけど、上ノ山は知れてよかったからおあいこなと言いました。
 
それを窓から真冬がみていました。
 
真冬に、クラスメイトたちはライブやるんだってと聞いてきました。
 
クラスメートたちは、俺もこいつも音楽好きだから見にいくよと言ってくれました。
 
真冬はライブって本当に誰かが聴きにくるんだと思いました。
 

スタジオ

真冬は、突然うまくなっていました。
 
上ノ山突然進化するから度肝ぬかれると思いました。
 
真冬はギターをかかえたまま寝てしまいました。
 
その真冬の隣にすわって上ノ山はあれからもう二か月がたったと思っていました。
 
上ノ山は、真冬の手をみました。
 
真冬の指は新しいマメをつぶしていたし、指先は硬くなっていたのです。
 
真冬は起きて、歌ができなくてあやまってきました。
 
上ノ山は、まだ時間があるからがんばれとはげましましたが、その反面、持ってくる詞がこわい、誰かを好きな真冬の歌を聞きたくと思っていました。
 
梶は、好きになるというのは、自分の一番皮膚の薄いやわらかい場所を差し出すことでしか成立しない。
 
触られれば簡単に熱にうかされ、爪を立てられれば皮膚はさけ、意志をもって握りつぶせば致命傷。
 
上ノ山の恋は音楽ごとぽしゃるリスクをはらんだ爆弾だと思っていました。
 
 
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8話 coder. 8 のネタバレ

スタジオ

梶からの提案はもう練習をやめようと言い出したのです。
 
ここまできたら歌詞が出来ていないことがやばいということになったからです。
 
梶は真冬を、春樹は上ノ山を送っていくことになりました。
 

梶のバイクにて

梶は真冬と2人になって過去に決着つけないと詞は書けないと言ってきたのです。
 
伝えたいの?それとも言葉にするのから逃げたいの?と続けました。
 

春樹の車中

春樹は、梶が練習やめようっていったのは上ノ山のせいと言いました。
 
上ノ山は今、調子おとしているけど、いつも通りでいいくらいにしか思っていないと指摘されたのです。
 
上ノ山は、普通にいつも通りにパフォーマンスしてればいいって思うでしょ?と言いました。
 
しかし、春樹はよくないと辻は思っていると思っていました。
 
春樹は今のお前じゃ、真冬の音にくわえると言い切りました。
 
 

ライブまであと7日

梶は自宅、それも一緒に住んでいる雨月と一緒にいました。
 
真冬は、梶から言われたことを考えていました。
 

真冬の部屋

真冬、俺とあそぼうぜと電話がかかってきました。
 
幼馴染の鹿島からでした。
 
鹿島は、幼馴染のおまえたちが付き合いだした時も全部知ってて、何も言わなかったと言いました。
 
それを今、後悔していると言い始めたのです。
 

9話 coder. 9 のネタバレ

真冬の家から外に出て

鹿島は、真冬と吉田とは幼馴染だったのです。
 
鹿島は、真冬と吉田の2人は、母子家庭でお互いがお互いの欠けたところを埋め合うように吉田には真冬が必要だったし、真冬も吉田が必要だったと感じていました。
 
派手好き、支配的で気分屋の吉田とおとなしく内向的で無口な真冬とこの2人がかみ合うのか周りは首をかしていたと思っていました。
 
2人だけの摂理の中でふたりの世界は完結していたように思っていました。
 
高校生になり、学校が離れて吉田と鹿島ともう一人玄純で音楽を初めて小さな歪みができるまでは・・・。
 
真冬と吉田はちいさなケンカをしました。
 
どこにでもあるごく普通のケンカでした。
 
二日後、2人が俺の前からいなくなるまでぜんぶ知っていたのに・・・。
 
吉田は、飲めもしない酒を大量に飲んでいてそれを真冬が見つけたんだと鹿島は考えていました。
 
真冬は、鹿島にライブ見に来てとと言いました。
 
鹿島は、許されたいと思っていたのです。
 
特に真冬に許されたいと・・・。
 

ライブ当日

リハーサルでも真冬は歌うことはできませんでした。
 
上ノ山は、今回は歌なしでいくと言いました。
 
ずっと今までそのスタイルでやってきたからと・・・。
 
真冬は、妥協みたいなことをいうのはじめだねと上ノ山に言いました。
 
真冬はいっつもやれ、できるって上ノ山言っていたことを上ノ山に言ってみせたのです。
 
上ノ山は「現実みろ、できてねぇ~んだよ」と言いました。
 
 
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10話 coder. 10 のネタバレ

ライブ会場

会場入りしてしまったのに、真冬の弦が切れたのです。
 
春樹は、切れたら直せばいい、最初もそうやって、お前が直してあげたんじゃないの?と言いました。
 
上ノ山は、俺があいつに歌えっていった真冬は、いつも応えようと努力してたことに気付いたのです。
 
上ノ山は、真冬に弦、俺に張らせてくれないかと言いました。
 
梶は、春樹にお前にはいつも救われていると思っていると思っていました。
 
バンドのことときくと、梶は俺のことだよっと答えました。
 
ささくれてた俺にバンドに誘ってくれてありがろうと言いました。
 
上ノ山は弦を貼り終えた後で真冬に「お前の音が好きだ」といいました。
 
上ノ山は、俺の音は、めちゃくちゃなんだと言いました。
 
上ノ山は、決まった通りのコードをならして時より今のが面白いと言たけれど、言葉にしてい伝えるの俺もへたくそだなと言いました。
 
会場では、上ノ山と真冬の学校の生徒がライブ会場にきました。
 
ある生徒は、上ノ山はこの辺のライブハウスでは有名で他の2人もすごいうまいんという話をしていました。
 

スタンバイ

その頃、上ノ山達は、スタンバイしていました。
 
4人は、ライブを楽しむことにしました。
 
真冬は、いつもどういう反応したらいいかわからない、他の人がするみたいに上手にできない。
 
真冬は、きっと人より伝えるのがへたくそなんだ、でも、ほんとうはいつもただ、上手に泣けなくて苦しくて痛くて叫びたいのをずっと誰かにわかってほしかったすこしだけでいいからと思っていました。
 

11話 coder. 11 のネタバレ

真冬の記憶

真冬は、吉田に言ってしまった言葉を思い出していました。
 
真冬は、「俺のために死ねるの?」という言葉を・・・。
 
そして、何かを吐き出すように真冬は歌い始めました。
 
ライブを聞いていた人たちは、圧倒され、ゾクとしていました。
 
真冬の「さみしいよ」という叫びでした。
 
曲が終わった時、拍手はなかなかやみませんでした。
 
そして、真冬は、上ノ山のそばに行きました。
 
真冬は、「ここまで連れてきてくれてありが」というと・・・上ノ山がキスをしてそして、お前はよく頑張ったと言いました。
真冬は、涙がとまりませんでした。
 
真冬は、さみしくないよ、楽しくやってるよ、楽しい夏休み、新しい好きな人、君にもう一度話せたらと思っていました。
ライブに来ていたた真冬の幼馴染の柊が声をかけてきました。
 
吉田は、お前が音楽が好きなことを知ってたと言いました。
 
吉田は、お前のために歌を作ってやりたかった、お前は、自分のための歌よりも一緒にやろうという言葉が欲しかったんだなと言いました。
そして、真冬は、新しい好きな人がいるとうちあけました。
 
柊は、せいぜい頑張れやと言ってくれました。
 

海へ のネタバレ

バスに揺られて

バスに揺られている2人の男子、真冬と吉田。
 
なにそのへんな歌と真冬が聞きました。
 
吉田はへんな歌ってこないだ真冬が歌っていたやつだと返しました。
 
ほんとに?と疑っていました。
 

海・・・

冷たい風が吹いてさむっと震えていました。
 
吉田がきたいっていったんじゃんと真冬が言うと吉田がもっと、デートっぽいと場所だと思っていたと言いました。
 
真冬はデートって付き合おうとか言ったこともないのに?と吉田に聞きました。
 
くしゃみが出て、鼻がぐずぐずになってきた吉田は海しんどいと言いました。
 
真冬は、うみ、初めてかもと言いました。
 
吉田は、「海しんどいとか言ってごめん、うみ最高」と吉田が言いました。
 
真冬は、息するように嘘つくねといいました。
 
そして、吉田は初めての海に一緒にきたのは俺だって今真冬に刷り込んでると言いました。
 
真冬は、5分いなくても忘れないよと言いました。
 
吉田は、きっとお前は忘れると言ったのです。
 
真冬は、10年後、きっと覚えている、けど、少しずつ忘れていくだろうと考えていました。
 
降りたバス停の名前、流行っていた言葉をきっと少しずつ忘れていく、それをさみしいという真冬は思うのでした。
 
 
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ギヴン 2巻の感想

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上ノ山は誘った真冬が歌えないことにどうしたらいいのか?わからない場面もありましたね。
 
どうなるかと思いましたが、それを察知した鋭い梶が練習を止めようといってくれたのがバンドがバラバラにならないための唯一の方法のように思いました。
 
核心にせまっていく梶が素敵でした。
 
上ノ山に真冬が好きだということを自覚させるといわんばかりの言い回しが気にいっています。
 
自分の思いにいっぱいいっぱいになっている上ノ山に余裕を持てるように促すことのできる梶は、上ノ山と2人になる時間をあえて作ったように思いました。
 
上ノ山が冷静になれたおかげで真冬がどれだけ上達しているか気付けてよかったです。
 
余裕がない時は、相手のことが見えなくなってしまって必要ないのに傷つけてしまうこともあるものです。だから梶のはからいは粋だなと思いました。
 
梶は、真冬にも過去に決着つけるように促してくれるあたりは、人の心に対してすごく繊細なんだなぁ~と感じ、モテる要素が強いです。
 
真冬が好きだった人が、もう亡くなっていることで真冬だけではなく色んな人が傷を負っているんだと感じ、命の尊さを改めて考えさせられました。
 
歌えない真冬でしたが、色んな人の思いを感じることで上手に泣けなくて苦しくて痛くて叫びたいだけだったということを自覚できてよかったです。
 
その自覚が、歌えることにつながったのだとほっとしました。
 
そして、上ノ山にここまで連れてきてくれてありがとうを真冬が言った時に、上ノ山も感動や衝動などいろんな感情が合わさりステージで真冬にキスをすることができてしまったのだとわかりうらやましい限りです。
 
まわりなど気にせず、自分の思い一直線に動ける上ノ山も素敵です。
 
でも、思い出したときにどんな顔で真冬と向き合うのか?それもしっかりと見届けたいです。
 
今回、一番気になって仕方なかったのは梶でした。
 
仲間が大切だから言い難いことでも、あえていう姿勢にはかっこよさを感じました。
 
梶の発言や言動の意味を明確に伝えるための春樹の動きにも注目していきたいと思いました。
 
春樹は梶に対して恋愛感情に似た思いを持っているからこそ、梶がやることの後押しをしているのかな?とも感じてしまいました。
 
春樹も梶もこの2人も恋愛に発展したら、さぞ面白いバンドができるのではないかといらぬ想像をしてしまいました。
 
でも、そうなったらどこにも負けないバンドが生まれるのではないかと思いました。
 
人を愛する気持ちからうまれた音楽は、感動をうみ誰しも引き寄せてしまうものです。
 
まだ2巻目ですが、読み進めていくうちにそれぞれの人間模様がわかってギヴンの世界観により浸れるかなと思っています。
 
歌詞で人を魅了できるアーティストはやはり素晴らしいのだと思いました。
 
感性の豊かさが人一倍優れているとは思いますが、それ以上に努力をしているなぁ~とギヴンを読んできてそうかんじざるを
えませんでした。
 
最後、もういない吉田と真冬のデートが描かれていましたが、なんともやるせないです。
 
でもそんな真冬を包み込んでくれる相手に出会えて吉田くんもさぞ喜んでいるかもしれませんね。
 
吉田といる時の真冬はどこかお兄さん的な存在がしましたが、上ノ山といるとそんな感じはまだ見えませんでした。
 
上ノ山が引っ張っていってくれるので、安心してよりかかっていられるのかもしれませんが・・・。
 
今後、この2人の関係も変わらずに追っていきたいと思います。
 
 
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