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なめて、かじって、ときどき愛でて 2巻とは?

出版社:小学館
発売日:2020/5/5
作者 :湯町深

学校イチの暴君・清士郎(せいしろう)の強制カノジョ&同居までさせられてしまった高1のハル。イジワルで、Hで、超ワガママなのに…、初めて本気の恋をした清士郎は、ラブだだ漏れ猛アタック開始!! 
 
「好きな女のハダカは見てーじゃん」
――それ、お風呂のぞく言い訳になってませんから!
 
「何もしねーから、一緒に寝よ。…本当はやりてーけど」
――最後、不穏なこと言わなかった!?
 
「なあ、どうしたら俺のこと好きになんの…?」
――そんな真っ直ぐ聞かれたら、ドキドキしちゃうよ…!
 
猛獣男子にデレ期到来!!!!! ノンストップえろかわラブ☆第2巻♪

 

なめて、かじって、ときどき愛でて 2巻のネタバレ

第6話 のネタバレ

シルシ

小松晴(こまつはる)は、恩田清士郎(おんだせいしろう)に間違えてラブレターを渡してしまう。
 
清士郎は、ラブレターを渡したのだから晴は俺の彼女だ、と言って聞かない。
 
そのうえ親が出張中だからと、晴の家で清士郎が居候することに。
 
清士郎は晴のほっぺたを舐めたり、指に噛みついたり、ひどいことばかりする。
 
ある日、清士郎は晴が本当に好きな男子は、クラスメイトの四月(しづき)だと知る。
 
清士郎は晴のタイツとパンツを脱がせて、困る晴の様子を見て楽しんでいた。
 
しかし近づいてきた男子生徒に嫉妬し、晴を体育館倉庫に連れ込んだ。
 
他の男に目移りしないよう躾けてやる、と言われた晴。
 
躾けって? と怯える晴に興奮する清士郎。
 
いやだ、パンツ返して、と抵抗する晴。
 
いい子にしていたら返す、と言って清士郎は晴の耳を噛んだ。
 
痛いと泣く晴にキスをしながら、ブラも取り去ってしまう。
 
そして、スカートの中に触れられて嫌がる晴に、「このまま入れたら痛いぞ」と真顔で告げる。
 
怖いと泣く晴に、「泣くともっといたぶりたくなる」と笑う清士郎。
 
そして太ももにキスマークを残すと、「俺のもんだってシルシ」と言って晴から離れる。
 
体育館倉庫から出て行こうとする清士郎。
 
晴は慌てて、タイツやパンツ、ブラを返してと叫ぶ。
 
清士郎は自分の上着だけ渡して「汚したら殺す」と言い捨て、体育館から出て行った。
 
残された晴は、清士郎なんて嫌いだ、と泣きながらキスマークをスカートの裾で拭う。
 
晴はキスマークをつけられたとき、頭が真っ白になるほどの気持ちよさを感じてしまっていた。
 
そんな自分が嫌だ、と晴は自己嫌悪する。
 

夢にまで見た

仕方なく清士郎の上着を着て帰ろうとする晴。
 
昇降口で四月に声をかけられ、四月の妹たちの誕生日プレゼント選びに付き合って欲しいと言われる。
 
大好きな四月と放課後に買い物、という夢にまで見たシチュエーションなのに、清士郎のせいでノーパンノーブラなうえ、清士郎の上着を着ないとならない状況が悔しい晴。
 
四月はそんな晴に「上着借りるなんて仲良しだね」と笑う。
 
四月によると、以前清士郎と付き合っていた女子が清士郎の上着を勝手に借りたら、アイアンクローで半殺しにされていた、とのことだった。
 
清司郎が服を貸すなんて特別なんだよ、と話されても、晴の心境は複雑だった。
 

助けてくれたのは…

今日付き合ってくれたお礼に、と晴にクレープをおごる四月。
 
晴は、中学の頃からずっと好きだった四月の気遣いが嬉しくてときめく。
 
しかし、クレープが上着にこぼれてしまう。
 
汚したら殺す、という清士郎の言葉を思い出して慌ててクレープを放り投げてしまう晴。
 
汚れを取ろうとする四月。
 
しかし乳首にこすれて高い声が出てしまう。
 
痛がられている? と困惑する四月。
 
晴は真っ赤になって「もう大丈夫だから」と四月を見上げる。
 
四月はその顔を見て勃起してしまう。
 
そこに、投げられたクレープがシャツにぶつかり、服が汚れてしまったヤンキー2人が晴に「どうしてくれんだこれ」と睨みつけてくる。
 
そして、お詫びに遊んでよ、と言って晴を連れ去ろうとする。
 
助けを求めて四月を見る晴。
 
しかし晴は気持ちを静めるために離れたところで数式をぶつぶつと唱えていて、晴の様子には気付いていなかった。
 
怯える晴。
 
そこに、ヤンキーの腕を蹴り飛ばして顔を掴み、「人のもんに気安く触んな」と言って清士郎が現れた。
 
 
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第7話 のネタバレ

優しい笑顔

相手が清士郎だと気付き、慌てて逃げ出すヤンキーたち。
 
清士郎は、彼に黙って帰宅した晴に怒っていたのだが、晴が「怖かった」と言って泣く姿を見てため息をつく。
 
晴の頭を撫で、「俺から離れるからだ」と言って垂れていた鼻水を袖で拭ってやる清士郎。
 
そんな清士郎の微笑みが優しくて、晴は動揺した。
 

おまえには?

帰りの電車を待つ晴と清士郎と四月。
 
晴は、清士郎のぶかぶかの上着に包まれている姿を、駅のホームにいる女子高生たちから笑われていることに気付く。
 
清士郎に「はやく服を返して」と言う晴。
 
そこに、他校の女子生徒が清士郎に「変な子に絡まれて迷惑そうだし、よかったら今から遊ぼう」と声をかける。
 
清士郎はぶっきらぼうに「馴れ馴れしく話しかけてくんなブス」と言ってそれを追い払った。
 
ブスはだめだよ、と注意しながらも、モテるんだね、と感心する晴。
 
清士郎は「おまえには?」と訊ねる。
 
しかしちょうど来た電車のせいで、晴はうまく聞き取れなかった。
 
清士郎は晴のほっぺたをつねった。
 

電車で…

電車はとても混んでいた。
 
四月は電車の奥の方へと進んでいく。
 
晴も続こうとしたが清士郎に腕を掴まれ、電車のドアと清士郎の体の間に挟まれる。
 
距離の近さに戸惑う晴。
 
ドキドキして苦しくなり、真っ赤になる。
 
ヤンキーから助けてくれたり、電車で人混みから守ってくれたり、実はいい人なのかも、と思った。
 
そこに、離れたところまで人混みに流されていた四月が近寄ってくる。
 
大丈夫? と声をかける四月に笑顔で答える晴。
 
清士郎はむっとして晴の太ももを触った。
 
四月がいるからわざと意地悪をしているんだ、と気付く。
 
いい人だと思ったのに、ドキドキしたのに、と悔しくなって「大嫌い」と呟く晴。
 
清士郎は晴のスカートをまくり上げる。
 
慌てて押さえる晴。
 
騒ぐと四月に見られるぞ、と言って触り続ける清士郎。
 
晴は大声で「やだ!」と叫び、清士郎にビンタして、駅で電車から降りて逃げ出した。
 

他の男なんて

帰宅してからも清士郎を無視する晴。
 
清士郎は「やりすぎたか」と反省し、1日20個限定のプレミアリーズプリンを「やる」と言って差し出す。
 
しかしそこには「晴の」と書いてあり、元々晴のために母親が買ってきたものだった。
 
私のじゃん! と怒る晴。
 
喋った、とホッとする清士郎。
 
そして晴のほっぺたをつねり上げて「よくも殴りやがって」と言う。
 
晴も電車で体を触ったことについて怒るが、清士郎は「四月四月ってうるさいからだ、俺の彼女だろ」と晴の肩に頭を乗せる。
 
「俺以外の男を見るな」と嫉妬を露わにする清士郎。
 
そして、「俺のこと好きになれよ」と告げた。
 
 
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第8話 のネタバレ

明日の約束

またからかっているんだ、と慌てる晴。
 
しかし、清司郎の頬は赤く、目も真剣なものだった。
 
清士郎の唇が近づいてきて、戸惑いながら目を閉じる晴。
 
そこに、「汚れたままの服が置いてあったけれど」と母親が声をかけてくる。
 
それを聞いた清士郎が「汚したら殺すって言ったよな」と怒りだした。
 
明日弁償しろ、と晴は壁ドンされた。
 

初デート

翌朝、「デートなんだからお洒落してこい」と言われ、初めてのデートが清士郎となんて、とショックを受ける晴。
 
ひどいことをされるに違いない、と怯えながら清士郎についていく。
 
おい、と急に声をかけられて抱き寄せられ、驚いていると、そこにイヤホンで音楽を聴きながらスピードを出して走る自転車が通る。
 
助けてくれたんだ、と思い、清士郎を見上げる晴。
 
そのほっぺを清士郎に強く左右に引っ張られ、やっぱりやだ、と思った。
 

試着室

高い服を選ぼうとする清士郎。
 
落ち込む晴の目に、春の高校バレーのポスターが映る。
 
四月はバレー部だったな、と声をかける清士郎。
 
四月は中学の時からずっとエースでかっこいいんだよ、と笑顔になる晴。
 
清士郎は晴の襟首を掴み、晴も服を選ぶように言って服屋に引きずり込んだ。
 
マネキンの着ている服がキニなる様子の晴に、試着してこい、似合うと思う、と言う清士郎。
 
そんな優しいことも言うんだ、と思いながら試着室に入る晴。
 
しかし、なぜか清士郎も一緒に入ってきた。
 
早く着替えてみせろ、言うこと聞かないと裸にして放り出す、と言う清士郎。
 
スカートを脱ぎ、シャツを脱ごうとして、恥ずかしさのあまり「無理!」と叫ぶ晴。
 
心配した店員が「お客様?」と声をかける。
 
清士郎は声を出すなと言ってから晴を後ろから抱き込み、晴のシャツのボタンを外していく。
 
緩んだ襟元から覗いたうなじは真っ赤で、清士郎はそこに噛みついた。
 
思わず声を上げる晴を、カーテンの向こうの店員は心配する。
 
 
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第9話 のネタバレ

好きになる

カーテンの向こうで心配して声をかける店員。
 
もう放して、と慌てる晴に、清士郎は「それなら今すぐ俺のことを好きになれ」と耳元で告げる。
 
無理、放して、と繰り返す晴に苛立った清士郎は「それなら店員呼ぶ」と言い出す。
 
晴は仕方なく「好きになる」と言った。
 
清士郎は少し赤くなった顔で、よし、と呟き、晴にキスをした。
 

ラブホテルに…

帰り道、悔しさで頭がいっぱいになる晴。
 
急に大雨が降りだし、雨宿りのために清士郎が晴を連れて入ったのはラブホテルだった。
 
真っ赤になって「なんでこんなところに」と怒る晴。
 
 
「セックスするから」と真顔で答える清士郎。
 
拒否する晴を押し倒し、「俺のこと好きになったんだからいいじゃん」と言う清士郎。
 
晴は、好きになっていない、あれは無理やり言わされたと否定する。
 
騙しやがった、と晴を睨むと、それなら好きになるまでやる、と言って晴の服を脱がせる。
 
晴は慌てて、待ってくれなきゃ好きにならないと言う。
 
待てば好きになるのか、と訊ねる清士郎に、「意地悪もしないで、優しくしてくれたら」と答える。
 
清士郎はむっとした顔で「いつも優しいだろ」と納得しない様子。
 
じゃあもっと優しくすればいいんだな、と呟く清士郎に、どうして好きになってほしいの?と訊ねる晴。
 
おまえが好きだから、と答える清士郎。
 
晴は混乱する。
 
体が冷えてくしゃみをした晴。
 
寒いのか、と気付き、清士郎は晴を風呂に連れ込んだ。
 
優しく洗ってやる、と言う清士郎に、「それは優しいって言わない、人に嫌がることしちゃだめ」と言う。
 
清士郎はため息をつき、風呂から出て行った。
 
あっさりと晴の言うとおりにした姿に、清士郎の「好き」は本気なのかもしれない、と思う。
 

お姫様抱っこ

風呂から上がった晴を抱きかかえ、ベッドに寝かせる清士郎。
 
戸惑う晴に、「女ってお姫様抱っこが好きなんだろ? 今スマホで調べた」と笑い、遠慮なく好きになれ、と自信満々な顔をする。
 
そんなことを真剣に調べるなんて、晴は思わず笑ってしまった。
 
清士郎にキスをされ、その目が真剣で、晴は赤くなってうつむいてしまう。
 
 
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第10話 のネタバレ

ドキドキするのは

晴の胸を揉み、早い鼓動を感じて笑う清士郎。
 
俺のことを好きになったんだろ、好きになったらドキドキするものなんだろ、と嬉しそうに言う。
 
その他人事のような言葉に、「彼女いたのに、人のこと好きになったことないの?」と訊ねる晴。
 
清士郎は、そうなったことは一度も無いと断言した。
 
「でも晴にはドキドキする」と続けた。
 
ベッドであぐらをかく清士郎は足の上に晴を乗せ、耳や首元、胸を噛んでいく。
 
変な感じがする、と戸惑う様子の晴にムラッとする清士郎。
 
晴が着ているホテルのベビードールを脱がそうとする。
 
嫌がる晴だったが、清士郎は「もうさっきの風呂がガラス張りだったから全裸見てるし」と言う。
 
覗かれていたことに気付いていなかった晴は、最低! と怒って清士郎にビンタした。
 

寝言

帰宅した二人。
 
怒っている晴に、清士郎はラブホテルで買った手錠をかけて部屋に連れ込んだ。
 
晴の母親がいるからと、一緒に寝るのでガマンしてやると言う清士郎。
 
晴を後ろから抱きかかえ、やりてぇ、と呟いて眠ってしまった。
 
そして、寝言で晴の名前を呼んだ。
 
翌朝目を覚ました清士郎は、「手錠のカギなくした」と眠たげに呟いた。
 
 
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なめて、かじって、ときどき愛でて 2巻の感想

清士郎への印象が大きく変わる巻でした。
 
清士郎の意地悪な部分ばかりではなく、不器用で、人の気持ちを考えることが苦手な部分が見えてきています。
 
1巻では、晴に意味なくひどい意地悪ばかりしている、という印象でしたが、どうやら初めての恋愛で暴走しすぎているようです。
 
晴が泣いたり嫌がったりする姿を見た清士郎がとてもイキイキしているので、おそらく根っからのいじめっ子ではあるのだと思いますが……。
 
清士郎にとって、初めてドキドキする、初めて可愛いと思える、初めて一生懸命に追いかけてしまう女の子が晴だったんですね。
 
晴の心からの笑顔が2回描かれていましたが、とても嬉しそうで素敵でした。
 
最初は、ずっと片思いをしていた相手である四月について話すときに見せた笑顔。
 
次は、晴に好きになってもらいたいから、と考えて「彼女がドキドキする方法」を検索して晴に実行した清士郎に向けた笑顔。
 
無理やりとはいえ、清士郎と一緒の時間を過ごして、清士郎から積極的に好きだと伝えられるうちに、晴の気持ちが少しずつ変わってきているようです。
 
晴はこのまま清士郎のことを好きになるのでしょうか。
 
清士郎は晴に上手に優しくできるようになのでしょうか。
 
続きが楽しみです!
 
 
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