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わたしの幸せな結婚 13話とは?

出版社:スクウェア・エニックス
作者 :顎木あくみ(著), 高坂りと (著), 月岡月穂

異能の家系に生まれながら、その能力を受け継がなかった娘、斎森美世。能力を開花させた異母妹に使用人のように扱われていた。親にも愛されず、誰にも必要とされない娘。唯一の味方だった幼馴染も異母妹と結婚し家を継ぐことに。邪魔者になった美世は冷酷無慈悲と噂される久堂家に嫁ぐことに…。「小説家になろう」発! 和風ファンタジー×嫁入り。結婚から始まる恋愛の物語。

 

わたしの幸せ13結婚 嫉妬と焦燥タイトル” のネタバレ

信じられない姿

辰石の父は、香耶を呼びつけた。
 
突然何事かと思い、辰石の父と話す。
 
辰石の父はさっき信じがたい美世の姿を見て、そのことを香耶に報告した。
 
香耶は異能を使い、美世を追う。
 
幼い頃から香耶は、美世のようにはなってはいけないのだと厳しく育てられてきた。
 
美世以下にならないように、厳しい両親にも耐えてきたのだ。
 
美世が持っているものは、すべて香耶にも必要だった。
 
そんな美世が久堂家に嫁ぎ、見違える姿になっていることを知った香耶。
 
信じられない姿に、言葉を失った。
 

恋人同士!?

香耶の覗き見は、まだ続いている。
 
美世が清霞の職場を訪ねて行き、中から出てきた清霞を初めて見た。
 
清霞は以前屋敷ですれ違った、美しい男性である。
 
香耶はこの時、久堂清霞という人物を初めて見た。
 
だけど香耶には、今の二人の状況が理解できない。
 
てっきり使用人扱いだと思っていたが、二人は恋人同士のように見える。
 
この状況に、香耶は苛立ちを覚えた。
 
美世がどんなに外見を綺麗にしていても、中身は空っぽであるはず。
 
絶対に自分の方が美しくて、優秀だ。
 
そして、母の鬼のような言葉を思い出した。
 

いつも思い通りになるのに・・・

香耶は自分の方が清霞に相応しいと思い、父に美世と取り替えて欲しいと申し出る。
 
父はそんなことは認めず、美世のことは忘れるように言った。
 
どう考えても久堂家に相応しいのは、自分だと声を荒げて訴える香耶。
 
父は断固として拒否し、時間があるのなら幸次に会って来なさいと言った。
 
部屋を出て行った香耶は、初めて父に拒否される。
 
いつもなら、香耶の言うことは何でも聞いていた父。
 
そんな香耶の元へ、幸次がやって来る。
 
父に言ってもダメなら、幸次を味方にしようと考えた。
 
香耶は幸次に、美世と婚約したくないかと言い出す。
 
美世のことが好きな幸次に、香耶はつけ込んでいく。
 
清霞には美世よりも、自分が相応しいために協力してほしいと頼んだ。
 
訳のわからないことを言い出した香耶に呆れている幸次、父の許可なしには無理だと断る。
 
幸次からも邪険にされた香耶は、怒って幸次の前から立ち去った。
 
さらに悪知恵が働く香耶は、辰石の父なら協力してくれるかもしれないと考える。
 

お守りの力!?

美世は昨夜から泊まり込みの清霞のために、お弁当を作った。
 
その弁当を渡すため、ゆり江と一緒に出かける。
 
ゆり江は清霞が喜ぶだろうと思い、顔が緩む。
 
忙しい時、清霞はまともにご飯を食べないことがあるようだ。
 
だから少しでも役に立てばと思った美世、歩いて清霞の職場の門の前に着いた。
 
門番に何の用事かと尋ねられ、美世は久堂の婚約者であり差し入れを渡したいのだと伝える。
 
すぐに確認が取れ、中から清霞が出てきた。
 
何事かと思い、慌てて出てきた清霞。
 
だが差し入れを受け取り、恥ずかしそうな表情を見せる。
 
少し中で休んでいけばと二人を気遣う清霞だが、心配には及ばない。
 
じっと美世を見つめる清霞、お守りはちゃんと持っているのかと確認する。
 
バックの中に、ちゃんと入れているのだと伝えた。
 
部下から呼ばれた清霞は、美世の頭を撫でて仕事へ戻る。
 
ゆり江と歩き出し、実はお守りを忘れたのだと話す。
 
着物と一緒に、バックも新調した。
 
その時、お守りを入れ忘れている。
 
必ず持ち歩くことを清霞と約束した美世だが、簡単な約束を守れないことに落ち込む。
 
お守りを忘れたのなら、ゆり江は早く帰ろうと言い足早に歩き出す。
 
あのお守りに、どんな効果があるのかはわからない。
 
だが清霞があんなに持ち歩くように言うから、きっと何か意味があるはず。
 
それにあのお守りは、清霞に守れているようや気がする。
 
もう間もなく家に着きそうな時、突然車が止まり数人の男に取り押さえられた美世。
 
口を塞がれて、車に押し込まれる。
 
手だけでなく目も隠されて、手も自由に動かせない。
 
美世は怖くて、心の中で清霞の名前を呼んだ。
 
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わたしの幸せな結婚 13話の感想

何やら、香耶と辰石の父が動き出しましたね。
 
美世が見違えるほど、綺麗になっていたため驚いた香耶と辰石の父。
 
こんな姿を見たら、香耶は美世に負けた気持ちになるのではないでしょうか。
 
物心ついた時から、美世のようになったらダメだと言われていた香耶。
 
香耶は甘やかされて育ってきたのだと思っていましたが、結構キツイことを言われながら育っていました。
 
きっと香耶も、多少は辛い幼少時代を過ごしたのでしょうね。
 
香耶が清霞の婚約者に相応しいと言いだしましたが、やはり美世に負けたくない気持ちが強いようです。
 
あんな素敵な清霞を見たら、誰だって自分が婚約者になりたいと思うでしょう。
 
しかも幸次の気持ちは、香耶ではなく今でも美世にあります。
 
愛されない妻なんて、虚しいですからね。
 
そんな弱みにつけ込み、幸次に取り替えの協力を要請します。
 
バカげた話だから、幸次は相手にしませんでした。
 
辰石の父と組んで、変なことを考えなければいいのですが心配です。
 
帰ってこれなかった清霞を気遣い、美世は差し入れを持って行きました。
 
清霞の表情からは、嬉しそうな気持ちが伝わってきますね。
 
頭を撫でる場面が、とても印象的でした。
 
そんな矢先、美世が誘拐されてしまいます。
 
清霞がどうするのか、今後の展開が楽しみです。
 
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