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Contents
暁のヨナ 29巻とは?
出版社:白泉社
発売日:2019/4/19
作者 :草凪みずほ
ゴビ神官の策略により、戒帝国に連れ去られたヨナ達…。ジェハの力を目にしたクエルボは、四龍の力を欲し、ヨナを人質にされたジェハはクエルボの軍に加わることとなる。ハクはヨナ達を取り戻すため戒帝国に乗り込もうとするところ、ケイシュクの提案により、高華国軍と手を組むことに…。
暁のヨナ 29巻のネタバレ
第164話 狙いは のネタバレ
連れ去られたヨナ
何者かに脅されたオギは、ヨナたちを裏路地までおびき出した。
何も疑うことなくオギの後をついて行くヨナたち。
ところが途中でジェハが何者かの気配を察知した。
しかしそれはすでに辺りを包囲された後だった。
ジェハはヨナに向かって戻れ!と叫ぶ。
しかし敵は容赦なく刃を振るってオギを斬りつけ、その場にいたオギ以外の全員を戒帝国へ連れ去ったのだった。
一方その頃、ヨナたちがいないことに気付いたキジャとシンアはキョウガと今後について話し合っていたハクにヨナたちがいないことを伝えた。
ハクたちはヨナを探しに向かい、テジュンも兵を集めて探させることに。
しかしハクたちが見つけたのは斬りつけられて倒れていたオギの姿だけだった。
オギの仲間の情報屋は、黒い外套をまとった集団がヨナとキジャとゼノとユンを連れ去ったことを告げる。
それを聞いたハクたちは衝撃を受けるのだった。
利害一致
ハクたちはヨナと四龍が戒帝国に連れ去られたことをケイシュクに伝えた。
そして自分たちがヨナと四龍を取り戻しに行くと宣言。
しかしケイシュクは残りの四龍が行くのは許可しないと言い出した。
奴らは絶対に残りの四龍も狙っている。
罠を仕掛けてでも手に入れようとするだろうと言うケイシュクに、ハクは自分1人でも行くと言い放つ。
しかしケイシュクはそれを止めた。
四龍とヨナを救うのは高華国を救うためにもなると考えたケイシュクは、ハクたちに協力する姿勢を見せるのだった。
蹴り
一方その頃、攫われたヨナたちはハザラの城に捕らえられていた。
ヨナたちの前に姿を現したのは真国の神官であるゴビだった。
そしてクエルボもそこにやってくる。
四龍を見に来たというクエルボ。
するとゴビはヨナだけを牢の外に出し、突然斬りつけようとした。
ヨナを傷つければまたあの大きな四龍が飛び出てきてヨナを守ると思っていたのだ。
その神のような力が見たかったゴビはヨナに剣を振るうが、何とヨナは斬られるどころかゴビに強烈な蹴りをお見舞いした。
その場の全員があっけにとられるが、クエルボだけは意外そうな顔をしたのだった。
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第165話 敵陣 のネタバレ
取引
ゴビが持っていた剣を奪ったヨナは、その剣をクエルボに向けた。
私達を高華国に帰してと言うヨナだったが、簡単に剣を取られて倒されてしまう。
それを見ていたジェハは鎖を引きちぎり、クエルボに向かって行った。
するとクエルボはジェハだけを牢から出してあるところに連れて行ったのだった。
クエルボが連れてきたのは城のてっぺん。
大量の兵が下で待機しているのが見える。
4日後に高華国に向けて進軍すると言うクエルボは、四龍の力が欲しいと言い出した。
従わなければヨナを殺すと言うクエルボは、ジェハを兵に囲ませる。
そして四龍の力が見たいと言い出して兵を襲い掛からせた。
ジェハは手負いながらも必死に戦う。
何とか敵を倒したジェハが振り返ると、何とヨナの脚が鎖で繋がれていた。
ヨナが暴れないようにとクエルボが繋いだと言うのだ。
そしてこれを外してほしければ残りの四龍を連れて来いと告げる。
ジェハはその指示に従うしかなかった。
考えろ
一方その頃、ケイシュクとハクたちは戦略を練っていた。
敵の数は約1万。
どうすれば敵を倒し、ヨナたちを救うことが出来るだろうか。
未だに信用できないケイシュクたちに囲まれ、ハクは必死に考えるのだった。
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第166話 戦力 のネタバレ
仲間
出陣を控えたハクたちの元に現れたのは、何と真国の五星であるアルギラだった。
ヴォルドも一緒に姿を見せる。
黒い外套の男どもに襲われたというオギを訪ねて来たというヴォルド。
その男たちはゴビの手の者である可能性が高いと指摘した。
自分たちはコウレン陛下の命令でゴビを捕えに来た。
真国での恩も忘れてはいない。
そう言ってヴォルドとアルギラは、自分たちも闘うと宣言してくれた。
心強い味方が出来たハクは、心の底からのありがとうと伝えたのだった。
そこにジュド率いる空の部族も合流する。
ハクは付け焼刃だったが兵たちに戦術を指導し、戒帝国に狙われているキジャとシンアには戦場には出るなと忠告するのだった。
全てを手に入れる
一方その頃、ハザラの城に捕らえられたヨナは足枷のせいでまともに歩くことも出来なかった。
クエルボは自分と組むならその足枷を外してやると言う。
しかしヨナは何も言わずにうさぎ跳びで歩き続けた。
ヨナの強情さを知ったクエルボ。
そのままヨナを抱えて食事の席に連れて行く。
そこには何とハザラもいた。
クエルボはハザラに向かって、この女を俺のものにして俺は全てを手に入れると宣言するのだった。
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第167話 背負いきれない程の のネタバレ
出発
たくさんの兵たちが出陣を待っている。
その様子を見て、ヨナは不安を募らせた。
そして出立の日、ジェハとゼノとユンも鎖で繋がれたまま牢から出された。
戦場では俺の指示に従えと言って剣をチラつかせるクエルボ。
そしてヨナはここに置いて行くと言い出し、自分の嫁であるユーランにヨナの世話を任せた。
こうしてユーランとヨナだけを城に残して、男たちは戦へと出発していったのだった。
開始
一方その頃、高華国軍も国境に向けて出発していた。
ハクももちろん軍に加わっている。
しかし置いてきたはずのキジャとシンアもこっそり後をつけていた。
ハクが何もかも1人で背負おうとしているのを察して、ハクが無茶をしないよう見張らなければ…と言うキジャなのだった。
そしてとうとう二国の軍が対峙した。
単独では物凄い強さを誇るハクも、軍を率いて戦場に出た経験など今までに1度も無い。
数千人の命が自分にかかっていることに恐怖を覚えるハク。
しかし、それでも立ち止まってなどいられない。
大切な人を守るため、ハクは戦うと誓った。
そして自分の後ろについてきた兵たちにも、俺らの国を守るぞと声をあげて聞かせた。
兵たちの士気は一気にあがっていく。
そしてとうとう戦が始まるだった。
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第168話 最強の囮 のネタバレ
同族争い
ハクは前線で敵に向かって飛び出していった。
それはケイシュクが考えた戦略の一つでもあった。
ハクも了承済みの上での戦略。
1番危険な役割を買って出たハクなのだった。
ハクは作戦通りに見事に敵を次々と蹴散らしていく。
兵を指揮することももちろん忘れてはいない。
いつも以上にハクが暴れているその時、後方に潜んでいたシンアは左の方で何かの気配を感じた。
キジャもその気配に気付き、その方向に向かう。
そこにいたのは何とジェハとゼノだった。
ジェハとゼノは味方のはずの高華国軍と戦っていたのだ。
それを見たキジャとシンアは2人の前に飛び出して攻撃を止める。
事情を尋ねたキジャだったが、ジェハとゼノが言葉を返すよりも先にクエルボの兵が2人がクエルボの下僕になったことを告げた。
これからはトゥーリ族として戦う、と聞かされた高華国軍はざわついた。
それを聞いたキジャは、ジェハにお前たちがここで我が国の騎馬を足止めしている間にもハクが無茶をして死ぬかもしれないと訴えかけた。
しかしジェハは道を譲ろうとしない。
それどころか、力づくでやるがいいさとまで言い出してしまった。
それを聞いたキジャは龍の腕の能力を解放した。
大方ヨナとユンが人質に取られているのだろうと予想したキジャは、だからこそ高華国軍を敗北させるわけにはいかないとしてジェハの前に立ち塞がった。
そして傍にいたゼノも、シンアに自分を止めてくれと言って戦う姿勢を見せる。
四龍たちは四龍同士で対峙することになってしまったのだった。
仲間の大切さ
一方その頃、ハクは前線で敵と必死に戦っていた。
残りの自分の兵は新米兵ばかりで頼れない。
自分が頑張らなければと無茶をするハク。
そんな時、いつもは四龍たちがいて安心して背中を預けることが出来ていたことを思い出した。
それがどれほど心強かったかを戦場で思い知らされるのだった。
そして一瞬油断した隙に、ハクは背後から斬りつけられる。
それはかなり深い傷で、ハクは乗っていた馬から落下してしまったのだった。
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第169話 才器ふたり のネタバレ
捨て身の作戦
倒れたハクはたくさんの兵に取り囲まれた。
殺せ、殺せと口々に叫ぶ兵たち。
そしてその中の1人がハクに向かって刃を振るった。
しかしその時、ヨナがくれた首飾りがハクの目に飛び込んできた。
それを見たハクは何とか立ち上がり、再び刃を握りしめるのだった。
ヨナのおかげでのんびり死んでいる場合じゃないということを思い出したハク。
辺りにいた兵たちもハクのあまりのオーラの鋭さに戦意を喪失していく。
そこにテジュンがやってきて、ジュドが率いている軍の方で何か問題が起きているらしくキョウガの騎兵隊が苦戦していることを伝えた。
するとハクは暫く考えた後、テジュンに兵の動かし方を指示した。
そしてアルギラとヴォルドも一緒に向かうよう指示を出す。
更に敵の騎兵隊を突破出来たその時は、そのままハザラの城に向かってくれと告げた。
──ヨナと仲間を頼む。
ハクにそう頼まれたアルギラとヴォルドは、覚悟を決めた顔をして飛び出していくのだった。
そして残されたハクは再びおびただしい数の兵と対峙する。
それはほとんど捨て身の作戦だった。
助け舟
苦戦を強いられるキョウガの元に、ハクからの後退の指示が届いた。
キョウガはどうするか迷ったが、ハクの言う通り後退を指示する。
キョウガの後退を受けて、クエルボは勝利を確信した。
一気に潰せと命じ、進軍を指示するクエルボ。
しかし後退したと思われていたキョウガの軍の背後に、ジュドの歩兵隊が加わった。
そして油断して突き進んできたクエルボの兵を待ち構えていた弓兵が、矢の雨を降らせる。
次々とクエルボの兵たちは倒されていき、形勢が一気に逆転した。
それはハクが指示した戦略ではあったが、この戦略は昔スウォンから聞いたことのあった戦略だったのだ。
ただの兵ではなく指揮官としての役割を果たさなければならなかったハクの頭の中にこだましていたのは、聡明なスウォンの見事な戦略ばかり。
それは参謀であるケイシュクが、スウォンがここにいるのではないかと勘違いするほどの見事な戦略だった。
この戦略を指示しているのがハクだということを知ったケイシュクは、ハクの元に援軍を出すことを指示。
今ここで死なすには惜しくなったと言い、ハクに助け舟を出すケイシュクなのだった。
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暁のヨナ 29巻の感想
真国でヨナたちを苦しめた神官ゴビが何とクエルボと組んでいました…!
こんなところまで逃げてきていたゴビの図太さにびっくりしました。
一応神官を名乗っているゴビですから、神の力である四龍の力は何としても手に入れたいのでしょうね。
そのせいで四龍やヨナは再び捕らわれてしまいました…。
そして何と四龍同士で戦わなければならない展開に。
更にハクも危険な戦の前線に立たなければならなくなってしまいます。
しかもヨナは足枷までつけられ、逃げられなくさせられてしまっていました。
自分の私利私欲のために神の力を手に入れようと企むゴビと、高華国を倒すための情報を手に入れるためにゴビと手を組むクエルボ。
そしてそれに利用されるヨナと四龍。
巻き込まれてしまったヨナたちが不憫でたまりませんでした…。
何とかハクの機転で戦の形勢を建て直すことが出来ましたが、それはハクがかつてスウォンから聞いていた戦法を基にしたものでした。
ハクの奥底では未だにスウォンの声が響いていたのです。
恨んでいるとはいえスウォンの言葉を忘れられないのは、かつてハクがスウォンのことを信頼していたからのだろうと思うと胸が痛くなりました…。
果たしてヨナ一行はどうやってこのピンチを乗り切るのでしょうか!?
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