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恋は雨上がりのように 2巻とは?

出版社:小学館
発売日:2015/4/10
作者 :眉月じゅん

第1集発売直後に注文が殺到し、
異例の緊急大重版が決まった
正統派 恋愛叙情譜 第2集。
 
胸に秘めた想いを抑えきれず
ついに打ち明けた少女――
 
17歳。無表情女子高生と
45歳。バツイチの冴えないおじさん。
28も年の離れた二人の恋の行方は――!?

 

恋は雨上がりのように 2巻のネタバレ

第9話 のネタバレ

店長の文学的一面

店長は大人でも子供でもない、17歳という年齢について考えを巡らせていた。
 
そしてよく降る雨を見ながら、自分の今の状況を芥川龍之介の羅生門の一説と重ね合わせるのだった。
 

もしかしてドッキリ!?

あきらにどんな顔して接すればいいか思い悩んでいた店長は、いつもと変わらないあきらの態度を見て拍子ぬけした。
 
さらにあの告白はドッキリだという仮説を立て、バイトの若い子たちに笑い者にされるところを想像してどんよりするのだった。
 

夢じゃなかった

勝手にドッキリだと思い込んだ店長は
“それにしたってヒデェ話だ、いくら俺がゴミみたいな存在だからって”
などと頭の中で文句を言っていた。
 
すると休憩室で2人きりだったあきらにあの日の返事を迫られ、ドッキリではないと知った。
 
これはキチンと話さなければと思った店長は、あきらの足が本調子じゃないことを理由に駅まで送ることにするのだった。
 

意識

車内で目が合った2人の間には、何とも言えない微妙な空気が流れた。
 
そんな中、店長は車を発進させるのだった。
 

第10話 のネタバレ

告白 3

返事をすることはできないという店長の言葉を聞いたあきらは驚き
“どうしてですか!?”
と言った。
 
周りの目ばかりを気にするような発言を繰り返す店長にしびれを切らしたあきらは
“あたし店長のこと好きなんです!!”
と3回目の告白をした。
 
あきらの大声と告白に驚いた店長は危うく事故を起こしそうになり、車を停車させるのだった。
 

雨宿り

黙って下を向いているあきらに、店長は外に出ようと声を掛けた。
 
小雨のなか大きな木を見つけたあきらは、雨宿りできるか確かめに走った。
 
そうして2人は木の下に無言で並ぶのだった。
 

告白 4

店長に
“俺なんかのどこがいいの?”
と聞かれたあきらは、小声で
“店長のこと…好きなんです…”
と言った。
 
すると恥じらうあきらの姿を見た店長も、頬を赤くするのだった。
 

想像と現実と

甘酸っぱい胸のときめきを感じた店長は、学生服を着た17歳の自分を想像した。
 
しかしそれは一瞬のことで、すぐに
“やっぱり考え直したほうがいいよ”
“僕はカラッポの中年だ…”
と現実的なことを口にした。
 
するとあきらは、いつも自分のことを俺と言う店長が僕と言ったと嬉しそうな顔で笑うのだった。
 

言ってしまった

店長はあきらに諦めてもらうつもりで
“もし、俺とデートでもしてごらんよ”
“気持ち悪いよ?”
と言った。
 
しかし単純にデートしてもらえると受け取ったあきらは、目を輝かせながら店長を見つめた。
 
あきらの反応を見た店長は、デートの誘いと受け取られても仕方ない言い方をしたと自覚するのだった。
 
 

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第11話 のネタバレ

浮かれるあきら

店長とのデートの日にハートマークをつけたあきらは、手帳に顔をうずめて浮かれていた。
 
そして急に鏡チェックを始め、伸びすぎた前髪を自分で切るのだった。
 

イメチェン?

前髪を切るのに失敗したあきらは、前髪をピンで留めて出勤した。
 
事情を聞いたユイは不気味に笑い出し、ユイ様にまかせなさいとドヤ顔をするのだった。
 

さらにひどくなる前髪

美容師が夢だと言うユイは、休憩室であきらの前髪にハサミを入れた。
 
その後パッツン前髪になった自分の姿を見たあきらは、ショックで顔色を失った。
 
焦ったユイは、アレンジだと言って無駄に大きなリボンをあきらの頭につけた。
 
自分の顔を見たあきらは
“なんだか…バカみたい…”
と冷めた顔で言うのだった。
 

暗い顔でバイトする2人

結局あきらは前髪をピンで全部アップにしてバイトを続けた。
 
半泣きのユイはバイト後あきらに声をかけ、どこかへ誘うのだった。
 

お直し

ユイはあきらを美容室へ連れて行き、美容師をしている姉に泣きついた。
 
ユイの姉・マイはユイは常習犯なのだと言いながら、あきらに謝った。
 
元に戻るか心配するあきらに、マイは大丈夫だよと言うのだった。
 

相合傘

現代国語の小テストがあると聞いた生徒たちは、ブーブーと文句を言った。
 
しかしこれから店長とデートという大イベントが待っているあきらだけは、涼しい顔で落書きをしていた。
 
あきらは芥川龍之介の羅生門のページに、自分と店長の相合傘と店長の似顔絵を描くのだった。
 

第12話 のネタバレ

遊び人の加瀬

彼女の友達に手を出したことがバレた加瀬は、彼女に平手打ちをされた。
 
それを見ていた加瀬の友人は、相変わらずハデだなと笑うのだった。
 

女好きな加瀬

友人に家庭教師のバイトに誘われた加瀬は、ファミレスのバイトをやめようかと思った。
 
しかし勉強を教える相手が男だと聞くと、即行で断るのだった。
 

あきらが気になる加瀬

基本無表情のあきらが頬を赤らめているのを見た加瀬は、あきらが何を見ていたのか気になった。
 
加瀬はあきらのまかないに甘いものをちょっぴりサービスしたが、礼は言うものの無表情でそれを受け取るあきらを見て肩を落とすのだった。
 

見られちゃった

店長と自分の相合傘の落書きをたまたま加瀬に見られてしまったあきらは
“誰にも言わないでもらえます…?”
と聞いた。
 
すると加瀬は
“別にいいけど…そのかわり、俺とデートしてよ”
と言うのだった。
 
 

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第13話 のネタバレ

妄想と現実

加瀬はあきらを待ちながら、お酒を飲ませてエッチする流れを妄想していた。
 
さすがにそこまではいけないことはわかっていた加瀬だが、デートにしてはラフ過ぎるあきらの格好を見て驚くのだった。
 

いやいやオーラ全開のあきら

あきらは加瀬がどんなに気を回しても何を言っても、はいとどうもしかしゃべらなかった。
 
そしてホラー映画を見ても無表情、さらに映画が終わるとさっさと帰ろうとした。
 
加瀬はそんな素っ気ないあきらの手をつかみ、強引にお茶しようと誘うのだった。
 

怒りと喜び

“恋の相手が45歳のオッサンって…キモくね?”
と加瀬に言われたあきらは怒って帰ろうとした。
 
しかし追いかけてきた加瀬に手首をつかまれ、立ち止まった。
 
するとちょうどそこへ店長から着信があり、あきらは顔を真っ赤にするのだった。
 

不意を突かれるあきら

店長に行きたい所があるか聞かれたあきら
は、店長の行きたい所に行きたいと答えた。
 
店長との電話を終えたあきらは、嬉しくてぴょんぴょん飛び跳ねた。
 
その様子を見ていた加瀬があきらに話しかけると、あきらは無言で加瀬を睨んだ。
 
加瀬はもっと健全な恋をしましょうと言いながら、ふいにあきらの頬にキスをした。
 
するとあきらはごしごしごしごしと何度も自分の頬を拭き取るのだった。
 

第14話 のネタバレ

オシャレあきら

あきらは店長との待ち合わせ場所に清楚系の服を着て現れた。
 
店長にいつもと雰囲気が違うと言われたあきらは、顔を真っ赤にして恥じらった。
 
可愛らしいあきらの姿を見た店長は、胸がキュウッと締め付けられるのだった。
 

映画デート

加瀬とのデートで観た映画と同じ映画を観ることになったあきらは正直ガッカリした。
 
しかし真剣に映画を観ている店長の横顔は、見ていて飽きないのだった。
 

店長を見つめるあきら

あきらは映画の後帰ろうとする店長にのどが渇いたと言って、デートを続けることに成功した。
 
老眼でメニュー表の文字が見えにくそうな店長も勢いよく開けたおしぼりでごしごし顔を拭くオッサンくさい店長も、あきらの目にははステキに映るのだった。
 

店長はいくつですか?

気を利かせたあきらがコーヒーの砂糖の数を聞くと、店長は年齢を聞かれたのかと勘違いして
“45…”
と答えた。
 
ボチャンボチャンと角砂糖を入れるあきらを見たブラック派の店長は、目玉が飛び出た。
 
落ち込むあきらに店長は優しく声をかけ、甘いコーヒーを飲むのだった。
 

店長の回想

初めてのデートでカッコつけてブラックコーヒーを頼んだ店長は、当時の彼女がトイレに立ったすきにしこたま砂糖を入れた。
 
甘くて苦い青春の味を思い出した店長は、とろけるような笑みを浮かべながらコーヒーを飲んだ。
 
店長のそんな顔を初めて見たあきらは、胸がときめくのだった。
 

自分の本心に気付く店長

周りの客から見れば親子ほど年が離れている自分たちは格好のネタだと気付いた店長は、急いで席を立った。
 
店を出た2人が帰り道の方向へ歩いていると、店長の携帯が鳴った。
 
電話の後、自分を待っているあきらの美しい立ち姿を見た店長は目を奪われた。
 
そしてそのとき店長は、周りの目より自分が傷つきたくないんだと自覚するのだった。
 

不意を突かれる店長

店に呼び出された店長は、あきらと駅で別れた。
 
あきらの挨拶が事務的だったため、店長は心の中で苦笑いした。
 
しかしあきらは背を向けて去って行く店長を追いかけ、店長の頬にキスをした。
 
あきらはしばらく、その場で動かなくなってしまった店長の背中を見つめているのだった。
 

同じだけれど同じではないモノ

何も知らないあきらの母親は、2冊の同じ映画のパンフレットを一緒にしてしまっていた。
 
それに気付いたあきらがショックを受けていると、母親は
“どっちも同じでしょ?”
と言った。
 
あきらは店長とうまくいかないと加瀬に言われたことを急に思い出し、その言葉にも母親にも
“…ちがうもん”
と言うのだった。
 
 

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第15話 のネタバレ

恋する吉澤

あきらにまかないを頼まれるようになった吉澤は、あきらに意識され始めたと思った。
 
そんな吉澤はあきらにまかないのお礼を言われただけで、舞い上がるのだった。
 

勘違いする吉澤

あきらは
“もうデートしたじゃないですか!!”
と、加瀬に大声を出しているところを吉澤に見られた。
 
吉澤は無言でその場を去るあきらを見送ったあと、加瀬にあきらと付き合っているのかと聞いた。
 
すると加瀬に
“もっと洞察力を磨けよ”
と言われてしまうのだった。
 

1人蚊帳の外

前髪が長いままだとクビにしちゃうかもという店長の冗談を真に受けた吉澤は、ユイに前髪を切ってもらっていた。
 
店長は素直に髪を切った吉澤を見て爆笑し、吉澤の素直さにほっこりした。
 
吉澤は加瀬のことといい店長に笑われたことといい、いろいろと腑に落ちなかった。
 
さらに吉澤は何事もなかったかのようにテキパキ働くあきらを見ながら、恋愛って難しいと思うのだった。
 

第16話 のネタバレ

勇斗とつぶ

勇斗は、ハムスターのつぶを連れて父親の働くファミレスへやって来た。
 
しかし父親が休みだと聞いた勇斗は、1人で家まで歩いて行くと言った。
 
1人では心配だと久保が言うと、もうすぐあがりのあきらがつきそうと言い出すのだった。
 

店長の家へ

あきらが勇斗と共に店長の家に着くと、店長は留守のようだった。
 
あきらは店長の靴の横に自分の靴を並べ、顔を赤らめながらじーっとそれを見つめた。
 
それから家の中へ入ったあきらは手品の本を見つけ、店長と出会った日の手品のことを思い出すのだった。
 

別室

ふと他の部屋が気になったあきらは、戸の隙間から別室を覗いた。
 
するとそこには店長の椅子と机、それから大量の本と原稿用紙があるのだった。
 

勇斗の思いつき

おなかがすいたと言う勇斗のために、あきらはオムライスを作った。
 
店長が階段を登る足音が聞こえた勇斗は、ビックリさせようとあきらに提案するのだった。
 

オムライスの味

勇斗の姿を見た店長は、滅茶苦茶驚いた。
 
勇斗は1人で来てオムライスも1人で作ったと言い、あきらは押し入れに隠れていた。
 
勇斗が作ったと言うオムライスをひとくち食べた店長は
“…ちょっとしょっぺーな”
と言うのだった。
 
 

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恋は雨上がりのように 2巻の感想

いやあ?キュンキュンしますねえ…あきらの恋。
 
若く美しいあきらに好きだと言われて心が乱れる45歳の店長を見ていてもキュンキュンします。
 
店長のどんなに小さな仕草も何もかも、あきらにはステキに映っているという描写も良いです。
 
あきらが店長を好きなことがわかりますし、恋って素敵だな…と思わせてくれます。
 
女好きな加瀬は、美人だけれど愛想がない年下のあきらが気になるようですね。
 
加瀬のあきらへの気持ちは吉澤の好きとは違い、興味本位という言葉がしっくりくる感じですね。
 
加瀬はきっと、女性を泣かせるのも怒らせるのも上手なんでしょうね。
 
実際の世界で加瀬が近くにいたら、私は加瀬のことが気になると思います。
 
色気があるキャラで、個人的には大好きですね。
 
でもユイには手を出さないでー!!なんて勝手にファミレス内の恋愛を妄想してしまいます。
 
吉澤とユイなんて2人とも可愛らしくてお似合いな気がするんですが…。
 
妄想はさておき、あきらが店長の頬にキスしたシーンは
“良くやった!!”
と思いました。
 
がんばりましたよねー、あきら。
 
感情が表に出づらい分、あきらにキスなんかされた日には…鼻血ものでしょう!!!
 
店長がどう思ったかなどは書かれていなかったので、次巻以降に期待したいと思います。
 
店長はあのキスをされて一体どんな気持ちになったのか…とても気になります。
 
そしてそしてもっと面白そうなのは、店長の家にあきらがいること!
 
一体どんな風に登場し、何を話すのか!?
 
続きがとても楽しみです!!
 
 

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