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恋は雨上がりのように 7巻とは?

出版社:小学館
発売日:2017/3/10
作者 :眉月じゅん

「他にやりたいことなんて、ありません。」
 
周囲の声によって陸上への想いを揺さぶられるなかで、
気遣う店長と、それを突き放してしまったあきら。
 
ハロウィン、誕生日、海、
それぞれに自分と向き合ってゆくなかで、
店長がついに……?
 
そしてなんと今回、喜屋武にも恋の雨が降り注ぐ!?
 
17歳。季節は冬へと加速する――。

 

恋は雨上がりのように 7巻のネタバレ

第49話 のネタバレ

店長の円形脱毛

行きつけの理容室で円形脱毛が治っていると言われた店長は、うれしくて笑顔になった。
 
しかしその直後また別の円形脱毛を見つけてしまった理容師は、何も言えないのだった。
 

突然の訪問者

店長は家の鍵を開けながら、他にやりたいことなんてありませんと言ったあきらのことを思い出していた。
 
すると携帯が鳴り、電話の相手に今から会えますかと言われた店長は動揺した。
 
その直後肩を叩かれた店長が驚いて後ろを振り返ると、携帯を持ったちひろが立っているのだった。
 

店長の部屋

ハムスターのために隣の部屋でタバコを吸うことになったちひろは、原稿用紙を目にするのだった。
 

ちひろの悩み

ちひろは、業界内大絶賛の新人作家の本の面白さがわからないと落ち込んでいた。
 
しかしまるで他人事のような顔をしている店長にペースを乱されたちひろは、話題を変えるのだった。
 

正直な人生

ちひろは店長に
“近藤ってさ…正直な人生だよなァ”
“あの部屋だって未練じゃなくて執着なんだ”
と言った。
 
すると店長は、何となくちひろに謝るのだった。
 

第50話 のネタバレ

スパイクを捨てようとするあきら

バイトが休みのあきらは食事もせず、カーテンも開けずにベッドで横になっていた。
 
その後やっと起きたかと思えばスパイクやユニフォームを捨てたいと言い、焦った母親は何度も本当にいらないのか聞いた。
 
するとあきらは、すごい剣幕で要らないと言うのだった。
 

強烈キャラ・ともえ

突然家にやって来たあきらの叔母・ともえは、あきらと母親を温泉に誘った。
 
ともえは2人の意見は聞かず、乗り気でない2人を引っ張って行くのだった。
 

気乗りしないあきら

あきらは2人とほとんどしゃべらないまま温泉に着いた。
 
大人2人が温泉へ向かった後、あきらは1人物思いにふけるのだった。
 

ナイーブな問題

足のケガについてともえに質問攻めにあったあきらが黙っていると、タイミングよく旅館の人が部屋に入ってきた。
 
すると、あきらの母親はホッと安堵のため息をつくのだった。
 

あきらの母親は心配症

ともえは2人を強引に露天風呂へ連れて出た。
 
母親があきらにすべらないよう注意していると、ともえは心配症の姉のことを笑った。
 
あきらはともえの昔話を聞きながら、アキレス腱断裂した直後の母親の心配そうな表情を思い出すのだった。
 

娘想いの母親

ともえが寝たあと、あきらは母親にスパイクを捨てないでと言った。
 
それを聞いた母親は、あきらに気付かれないようひっそりと涙を流すのだった。
 
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第51話 のネタバレ

変な汗をかく店長

次のシフト表の最終確認のためあきらに話しかけようとしていた店長は、妙に緊張して名前を呼ぶ時点でかんでしまった。
 
しかもタイミング悪く店が忙しくなり、結局シフト表の話はできないのだった。
 

休憩室での3人

休憩室であきらと一緒になった店長は、居心地が悪そうな顔をした。
 
しかし店に来ていた勇斗とあきらの会話が盛り上がっていたので、便乗して話しかけた。
 
すると、なんか面白い話してと勇斗にムチャ振りをされてしまうのだった。
 

すべる店長

一瞬困ったものの、店長は笑顔でオヤジギャグを言った。
 
するとあきらに
“は?”
と言われてしまうのだった。
 

リベンジ

すべったショックを引きずっていた店長は、吉澤にも同じ話をした。
 
しかし
“クソつまんないっス”
と言われるのだった。
 

マイペースな店長

店長は2回もすべってしまったつらい気持ちを引きずり、シフト表の最終確認を後回しにして外でタバコを吸っていた。
 
そこで帰ろうとするあきらに気付いた店長は、やっとシフト表を見せた。
 
するとあきらは満足そうな顔をし、お礼を言って帰って行った。
 
あきらの長い髪が風に舞うと、店長の頬はポッと赤くなった。
 
しかし店長はその直後、そうじゃなくって!!と自分にツッコミを入れるのだった。
 

第52話 のネタバレ

勇斗の誕生日

店長がamezonでゲーム検索しているのを見たあきらは、背後から話しかけた。
 
すると店長は飛び上がって驚き、もうすぐ勇斗の誕生日なのだと言った。
 
店長はプレゼントにも悩むが、一体どんな風に誕生日を祝おうか悩んでいた。
 
それを聞いたあきらは店長の家をかざりつけしてケーキを食べるのはどうかと提案し、自分も手伝うと言うのだった。
 

誕生日のかざりつけ

100円均一で飾りを買ってから家を訪れたあきらは、店長と協力してかざりつけをした。
 
無事かざりつけを終えた店長はあきらの手をとってお礼を言ったが、我に返ると慌てて手を離すのだった。
 

潰れたケーキ

予約したケーキを取りに行った2人は、帰り道でお互いの誕生日について話していた。
 
あきらが誕生日を言おうとしたそのとき
“ズル ズサ べちゃ”
という音と共に、店長はあきらの視界から消えるのだった。
 

幸せの連鎖

あきらはケーキの代わりにパンケーキを焼いてデコレーションをした。
 
ハッピーバースデイの歌のあと、勇斗は勢いよくろうそくを吹き消した。
 
その香りをかいだ瞬間、あきらの頭の中に遠い記憶が蘇った。
 
オシャレをして両親にお誕生日を祝ってもらった幸せな瞬間を思い出したあきらは、静かに微笑むのだった。
 

誕生日の父と息子

勇斗は父親からのプレゼントと、あきらからのプレゼントを大喜びで受け取った。
 
10歳の誕生日を迎えた息子を目の前にした店長は、目頭が熱くなるのだった。
 

父の涙

あきらは黙ってベランダに出た店長のことを不思議に思った。
 
一方店長は涙を浮かべながら、勇斗の幸せを願うのだった。
 
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第53話 のネタバレ

はるかとみずき

合同練習をすることになった風見沢高校と南高。
 
挨拶早々みずきははるかの元へ行き、あきらは陸上をやめたのかと聞いた。
 
するとはるかの後ろから石井が顔を出し、あきらは陸上をやめると言ったわけではないと答えるのだった。
 

あきらのバイト先

はるかはみずきにどこであきらと会ったのか尋ねた。
 
みずきがあきらのバイト先を口にしたため、他の部員たちもあきらのバイト先を知ることになるのだった。
 

暗い顔をするはるか

練習が始まり、はるかは飛び抜けて速いみずきの走りを目にした。
 
後輩たちがあきらとみずきを比べて話しているのを聞きながら、はるかは目線を下に向けるのだった。
 

石井の気持ち

石井ははるかに、このままあきらが走らなくなるのは悔しいと言った。
 
けれどもあきらが走りたくないのだから仕方ないとも言うのだった。
 

回想編・走る理由

はるかはいつも、どんどん走って行ってしまうあきらに追い付くのがやっとだった。
 
ある日はるかがあきらに走る理由を聞くと
“走ってると耳が風の音でいっぱいになって空にとけてるみたいになる”
と答えて、あきらはいたずらに笑った。
 
はるかはそのことを思い出しながら、あきらが走りたくないはずがないと思うのだった。
 

走っている感覚

バイト中あきらがゴミ捨てのために外へ出ると、強い風が吹いた。
 
あきらは両手を耳の後ろへ置き、目を閉じて風の音を聞いた。
 
その後スタッフの誰かがあきらを呼んでいるのが聞こえると、あきらは我に返るのだった。
 

第54話 のネタバレ

仕事が進まないちひろ

ちひろは店長を真似て、手書きで原稿を書いていた。
 
しかし途中で嫌になって書くのを止めてしまうのだった。
 

イライラするちひろ

ちひろの小説が映画化されることを知った店長は、ちひろにお祝いの電話を入れた。
 
店長にすごいとか人を救っているとか言われたちひろは突然怒鳴り声をあげ、言いたいことを喋り終えると一方的に電話を切るのだった。
 

誕生会のお礼

店長に勇斗の誕生日会のお礼がしたいと言われたあきらは、海に行きたいと言った。
 
後日店長は、勇斗とあきらを連れて冬の海に行くのだった。
 

ちひろを思う店長

店長は波打ち際にいるあきらと勇斗を見ながら、電話口で怒っていたちひろの言葉を思い出していた。
 
そしてちひろは学生の頃から変わっていないけれど、自分はどうなのだろうと考えるのだった。
 

まるで店長のようなシーグラス

店長は波にもまれて角がとれたシーグラスと、年を取って丸くなった自分を重ね
“つまらんガラスだ…”
と言った。
 
するとあきらと勇斗は顔を見合わせ、訳のわからないことを言う店長のことを笑うのだった。
 

老いを感じる店長

店長は寒い中でも元気いっぱいの勇斗に比べ、自分は年をとったと思った。
 
そしてあきらや勇斗を美しく思うのは、自分が老いを感じているからなのかと思うのだった。
 
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第55話 のネタバレ

呼び出されるはるか

元サッカー部キャプテン有名イケメンの山本先輩に呼ばれたはるかは、陸上部に文句があるのかと思い込んだ。
 
山本は開口一番サッカー部の邪魔はしていないと言うはるかに、話の骨を折られるのだった。
 

会話にならない会話

山本にあきらのことを聞かれたはるかは、山本はあきらを狙っているのではないかと思った。
 
イマイチ用件をはっきり言わない山本に嫌気がさしたはるかは、素っ気ない挨拶をしてその場を離れた。
 
残された山本は一呆気にとられ、はるかの背中をぼんやりと見送るのだった。
 

あきらの話をするはるかと弟

はるかの弟は何気なく
“あきらちゃん早く復帰すればいいのに”
と言った。
 
それを聞いたはるかは、やり切れない気持ちになるのだった。
 

昨日の続き

はるかが図書室で宿題をしていると山本がやって来て、昨日話の途中でどこかへ行ったことを指摘された。
 
焦ったはるかは自分なりに話の続きをしようとした。
 
しかしはるかにあきらのことを狙っていると思われていると知った山本は、ガクッと肩を落とすのだった。
 

突然の告白

真面目に話しを聞いてくれた山本のおかげで、はるかは少し気持ちが楽になった。
 
山本は帰り際
“オレが気になってんのは橘じゃなくて喜屋武はるかのほうだから”
と言って笑顔を見せた。
 
思ってもみないことを言われたはるから、赤面し口をぱくぱくさせるのだった。
 

第56話 のネタバレ

大きくなっていくあきらの存在

店長は拾って帰ったシーグラスを眺めながら、あきらの笑顔を思い出すのだった。
 

あきらを見つめる店長

無意識にあきらのことを目で追っていた店長は、あきらの表情が一変したことに気付いた。
 
あきらの視線の先には、同じ歳くらいの女子高生が3人いるのだった。
 

店長の好きな人

あきらの気分が沈んでいることに気付いた店長は適当な理由をつけて、自分が彼女たちのテーブルを担当すると言った。
 
するとあきらは不安から少し解放されたような顔をした。
 
その顔を見て少し安心した店長は
“俺は、橘さんのこと好きなんだ…”
と思うのだった。
 
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恋は雨上がりのように 7巻の感想

7巻はあきらの母親があきらを想う気持ちや、店長が勇斗を思う気持ちも描かれていて新鮮な感じがしました。 
 
あきらも勇斗も、親に大切に想われて幸せ者ですよね。
 
そして作者は親という存在をとても温かく表現していて、素晴らしいと思いました。
 
さて話変わって、7巻での大きな変化といえば… 店長があきらへの気持ちを自覚したこと!
 
風に舞うあきらの髪の匂いに頬を赤くし、あきらの笑顔にときめき…
 
気付いたら目で追ってしまい、少しでも役に立ちたい・守りたいと思う店長。
 
いやー、完全に恋してますよねー。
 
年齢は45歳とアラフィフですが、やはり恋する気持ちというのは年齢関係なく素敵ですよね。
 
店長がドギマギしているのを見ると、こちらもそのドジマギを楽しんでしまいます。
 
もう本当に、あきらと店長の恋の行方が気になります!!
 
続きが見たくてたまらないです!
 
また恋といえばはるかも、山下先輩に軽く告白されていましたね。
 
鈍感なはるかが山下先輩に告白されて、口をパクパクさせているシーンは特に可愛かったです。
 
イケメンでモテまくりの山下先輩は、どこかミステリアスなあきらよりもいつも明るく元気なはるかの方がお好みなのですね。
 
こちらの学生カップルの今後もとても気になります!
 
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