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リビングの松永さん 5巻とは?

出版社:講談社
発売日:2018/11/13
作者 :岩下慶子

同じシェアハウスで住んでいる年上のデザイナーの松永さんに片想いをしている女子高生のミーコ。
 
夏休み中に松永さんからミーコと同居人の凌くんが付き合っていると勘違いされちゃうけど、凌くんのおかげで無事誤解も解ける!
 
でも、松永さんの過去を盗み聞きしちゃったミーコは、熱で寝込む松永さんに想い余ってまさか…キスをしちゃって!!?
 
胸キュン展開から目が離せないときめきシェアハウスラブ第5巻!

 

リビングの松永さん5巻のネタバレ

17話 ニャッキーランドへ のネタバレ

消えた松永さん

ミコが寝ている松永の頬にキスをしてから、彼は2日も姿を消していた。
 
連絡用のホワイトボードには、彼の字でしばらく帰らないが心配するなと書かれている。
 
どうやら住人の皆には松永から頻繁にメールが来ていてミコのことを気にかけているらしいが、ミコからのメールは既読スルー。
 
ミコが悩みながら帰路を歩いていると、いきなり車に乗せられてしまった。
 
騒ぐミコだったが、ミコを乗せたのはなんと松永だった。
 
オープンカーに驚くミコに、松永は寺の息子がくれたのだと言う。
 
一体今までどこにいたのかと怒るミコに、松永は謝る。
 
彼は最近調子が出なくてお寺に行ってきたのだと言うが、その間もミコのことが頭から離れず帰って来たらしい。
 
そして、彼はそのままニャッキーランドに行くと言ってくれた。
 

はしゃぐ2人

到着したミコは車で初めて来たことに興奮しながら、松永が約束を覚えててくれたことに喜ぶ。
 
制服だと一緒に歩きづらいという彼の提案で、上からオーバーサイズのTシャツと猫耳に着替えたミコ。
 
なんと松永も同じTシャツに着替えて、おまけに猫耳も着けていた。
 
ペアルックにテンションの上がるミコだったが、ここに初めて来た松永のテンションも興奮気味に。
 
2人は思い切りアトラクションを楽しむのだった。
 
お化け屋敷の列に並んでいると、ふと「疲れた」と言ってミコの肩に腕を置いてくる松永。
 
腰が痛いと言い出して子どものように座り込む彼を、ミコはドキドキしつつも背中を押して前に進ませてあげる。
 
お化け屋敷もエンジョイして夜になり、花火があがった。
 
花火を見ながら松永は「高校生に戻れたらミコと一緒にもっと楽しめたかも」と何気なく話す。
 
ミコが今でも十分楽しかったと伝えると、嬉しそうにする松永に頭をわしゃわしゃされる。
 
これまで何度も「大人になりたい」と思ったけれど、今の2人が出会えたということに幸せを感じるミコだった。
 
帰り際、ミコが寂しく思っていると2人で写真を撮ってもらうことに。
 
ツーショットに喜ぶミコだったが、白目で写ってしまったことに気づいて焦る。
 

まさかのラブホ

帰っていると、道の途中で車が故障してしまいレッカーを呼ぶことに。
 
歩きながらタクシーを拾おうとしても全然通らないし終電も危うい。
 
2人とも充電が切れた中、やっと見つけたコンビニで充電器を買おうとするとそこはまさかのラブホ街。
 
途方にくれて松永は激しく悩むものの、時間はかなり遅くなっている。
 
ラブホの部屋に入ることにした松永の後をついていき、ミコの心臓はバクバク。
 
部屋に入ると、2人の目の前には「いかにも」なベッドが。
 
その頃シェアハウスでは、松永から連絡を受けて安心する朝子たち。
 
朝子の電話の後ろでは、2人が泊まってくるのだろうかと話す凌。
 
健太郎は「松永が消えていた数日間で、滝行をしてきたらしいから大丈夫だ」と言う。
 

18話 好きという気持ち のネタバレ

松永さんの本音…?

健太郎は、松永がこの間までお寺に行っていたらしいと話す。
 
龍元というイケメン坊主がここに住んでいて、今は実家のお寺を継いでいるらしい。
 
滝行するなんて何があったのだろう、と話す住人たち。
 
一方、ラブホの部屋で2人きりの松永とミコは、とりあえず充電して連絡ができたことに安心する。
 
しかし隣から喘ぎ声が聞こえてきて一気に緊張するミコに、松永は「普段と変わらないシェアハウスだ」と言って聞かせる。
 
そしてミコがお風呂に行ってる間に、松永は部屋の中に備え付けてある怪しい備品たちをすべて隠した。
 
お風呂から上がったミコが戻ると、松永がソファーや机で結界を張っていた。
 
お酒を飲みながら松永は、ミコがシェアハウスに来てくれて大変なことも増えたと話し出す。
 
しかし以前は住人の皆がなんとなくバラバラだったのが、ミコのおかげで家が明るくなったとお礼を言ってくれた。
 
そして、何か言いかけてしまった松永は言いにくそうにしてからミコに問いかけてきた。
 
風邪の日、ミコが俺にキスをしたかどうか、と。
 
ミコは恥ずかしさのあまり「してない」と嘘をついてしまう。
 
そうかと残念そうな松永は、ミコと凌が付き合っていないことにホッとしてると話し出す。
 
そのうえ「ミコは可愛い」と言い出す松永。
 
何も言えなくなってしまったミコは全身真っ赤になる。
 
―と、そのまま彼はソファーの上に寝転んだかと思うとベルトを緩め始め、服を脱ぎかけた状態で寝てしまった。
 
ミコは1人テンパりながら彼に毛布をかけ、今言われた言葉の数々にドキドキしながら夜を明かすのだった。
 
翌朝、松永と電車で帰りながら昨夜の彼の発言は本音なのか、そして覚えているのかが気になるミコ。
 
しかし、どちらであっても彼を好きな気持ちは変わらないと思うのだった。
 

落ち込む小林先生

文化祭の出し物で衣装係に立候補したミコは放課後の学校で、小林先生と出くわす。
 
ミコはこの間好きな人とニャッキーランドに行けたことを報告し、先生は写メが見たいと言ってくれる。
 
しかし見せようとした瞬間、ミコの携帯の充電が切れてしまった。
 
ミコは先生の方はどうかと聞くが、先生は電話したものの出てもらえなかったと言う。
 
落ち込む先生に、ミコはこの間言ってもらえた励ましの言葉をお返しして励ました。
 

「小夏」さんが来た

ミコと先生が笑って別れた後、ミコは衣装を見るために生地屋に寄った。
 
帰り道、遅くなってしまって家路を急ぐミコの後ろから怪しい男がついてきている。
 
猛ダッシュして無事に帰宅したミコが「変な人がいた」と伝えると、松永はすぐさま心配してくれる。
 
インド人のような見た目で「シェアハウス」とぶつぶつ言っていたというミコの証言を聞いた服部が、それに反応した。
 
どうやらその怪しい男は服部の彼氏かもしれないと言うのだ。
 
しかし、服部は最近プロポーズされたものの断ってしまったらしい。
 
松永は「まだその男が服部の彼氏だと判明したわけじゃないから俺が見に行く」と言って玄関を開けた。
 
開けた玄関の前にいた人に、固まる松永。
 
ミコは小林先生がいることに気づいて呼びかけるが、松永はその人のことを「小夏」と呼ぶのだった…。
 
 
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19話 それぞれの事情 のネタバレ

大人の事情

「小夏」「純」、そう呼び合う2人を見るミコは、先生こそが「小夏」だと分かってしまう。
 
松永は一瞬ののち、いつもの調子で「久しぶり」と話し出す。
 
すると、このシェアハウスにミコがいることに気づいた小林先生が驚く。
 
実は今、小夏がミコのクラスの担任をしているのだと聞かされる松永。
 
色々驚く3人だったが、服部は外にいた変質者疑惑の男がやはり彼氏だったと駆けていく。
 
そこへ凌も帰宅してきて、この状況を聞いてくる。
 
松永は以前電話に出れなかったことを小林先生に謝り、駅まで送ると言う。
 
しかし先生は「大丈夫」だと言って、ミコに挨拶して去っていった。
 
ミコはそんなやり取りを見て、大人には言葉にはない事情が沢山あるのだろうと見つめていた。
 
そんなミコに、凌は心配そうに大丈夫かと聞いてくれる。
 
ミコは大丈夫だと笑いながら自分の部屋に戻ったが、どうしてもさっきの2人のことを考えてしまうのだった。
 

友達とのすれ違い

翌日学校で小林先生に声をかけられたミコ。
 
「小夏」と言うのは小林夏未を省略したもので、自分も前に住んでいたことがあると教えてくれる。
 
しかし何かを言いかけた先生は、忘れ物をしたと言って戻っていく。
 
ミコは先生が前に話してくれた「忘れられない元カレ」のことを思いかけるが、文化祭のことを考えようと思い直すのだった。
 
文化祭まであと3日という日。
 
1人4着作るノルマの衣装が、りっちゃんもマホも実行委員や部活で忙しくてまだ1つもできていない様子。
 
2人の代わりにミコがやろうかと提案すると、マホたちは「最悪家族にも頼めるから」と言ってくる。
 
「だけどミコは違う環境にいるから」と気を遣われてしまい、ミコは少しショックを受けてしまう。
 
ミコは「2人の分の衣装も今日終わらせる」と言って衣装を持ち帰ることにした。
 

服部さんの事情

帰宅したミコの大荷物に、何かあったら手伝うと言ってくれる松永。
 
しかしミコは友達のことで松永に心配させたくない気持ちと、この間の先生と松永のことを考えたくないということもあり、頼りづらいと思う。
 
22時、結局1人で作業をしていたミコだったが、予想に反して進まない衣装を前に落ち込む。
 
そこへ服部がやってきて、この間の彼氏の一件を謝ってくる。
 
ミコの部屋に広げられた衣装の作業に、服部は興味津々で手伝ってくれることに。
 
ミコは服部が彼氏と仲直りできたか聞いてみると、彼女は「結婚がナシになると思う」と話し出した。
 
服部の彼氏は長年カレー屋になるという夢があったが、自営業は不安だろうということで服部と結婚するためにその夢を諦めると言っているのだそうだ。
 
しかし彼の作るカレーが大好きな服部は、通じ合える夫婦になりたいからこそ何度もぶつかって話し合うと言う。
 
ミコも、その話に何か思った様子。
 

一歩踏み出す

2人ではこの作業が終わらないと服部に言われ、ミコは松永に頼ることに。
 
「もっと早く言え」とミコにデコピンしつつも彼は全力で手伝ってくれる。
 
そして帰宅してくる朝子と凌も松永に捕獲され、皆で作業をすることになった。
 
深夜、帰宅した健太郎も強引に参加させられて、ようやく作業は終わりが見えてきた。
 
ミコはお礼を言って、皆が手伝ってくれた衣装を嬉し涙をこらえながら見つめた。
 
朝方、床で寝てしまった皆の横でミコと松永は2人で仕上げの作業を続けていた。
 
松永はミコに学校で何かあったのかと聞く。
 
ミコは、自分が家族と住んでいないことで友達が気を遣ってしまったのだと話した。
 
そして友達に対して無意識に一歩距離を置いていたこと、きちんと連絡しなかったことを話す。
 
だけど友達にどこまで言えばいいのか分からないのだと言うミコ。
 
それに対して松永は「ミコが相手とどうなりたいかだ」と伝える。
 
何でも話してほしいと相手に求めるなら、自分も話すのだ、と。
 
そして彼は「言いたいことをためこんで言えないまま、上辺で仲良くするのは自分は嫌だ」と話した。
 
「頑張れ」と励ましてもらったミコは、マホとりっちゃんにきちんと話そうと思うのだった。
 
そして、ミコは松永に勇気を出して聞く。
 
小林先生と松永は過去に何があったのかと…。
 
 
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20話 文化祭 のネタバレ

松永の過去

松永をもっと知りたいと思うミコは、ついに彼と先生の間に何があったのかを聞いた。
 
さっき自分が隠し事は嫌だとミコに言ったばかりだと、松永は話すことを決める。
 
シェアハウスにいた頃、周りからは小夏と付き合ってるように見えたかもしれないが、付き合う寸前で終わってしまったこと。
 
一緒に住もうという時に小夏が海外に行くことになり、話し合いで終わらせたこと。
 
そして「俺にも向こうにも未練はない」ということを話してくれた。
 
ミコはお礼を伝えて一度キッチンに行く。
 
そして、松永と先生がお互いに本当に好きだったのだということに思いを馳せて少し泣いてしまった。
 
しかし、松永がきちんとミコに話してくれたことにも嬉しいと感じていた。
 
リビングの床に住人たちが寝ている中、凌は2人のその話を聞いていた。
 
ミコが戻ってきて、松永は新しく恋がしたいこともミコに打ち明けてくれた。
 
彼女をつくって手をつないで色々したいと話しながら、抱きしめる松永のしぐさにミコはときめいてしまう。
 
翌朝、ミコは出来上がった衣装を持って玄関を出て、半裸の松永はいつものようにミコを見送る。
 
完成した衣装にマホとりっちゃんは謝って来るが、ミコはこれをシェアハウスの皆が手伝ってくれたことを話す。
 
そして彼氏持ちの2人に少し遠慮もしていたと正直に話す。
 
ミコの恋バナになって、2人はミコがニャッキーランドで撮ったツーショットを見せる。
 
ミコは、友人2人に踏み込んで良かったと感じるのだった。
 

凌の気持ち

バイト先で、ミコは凌に衣装のお礼を言っていた。
 
凌は、明日文化祭なのにミコがシフトに入ってることを心配してくれる。
 
そして昨日ミコが松永の話の途中で、1人キッチンで泣いていたことも心配してくれた。
 
途中で起きて松永とミコの会話を聞いてしまったのだと明かす凌に、ミコは傷ついて泣いたわけではないことを説明する。
 
小夏にはかなわないと言って笑うミコに、凌は手を伸ばす。
 
そしてミコの頭をなでながら「松永の過去を更新するのはミコだから、過去と比べるな」と言ってくれる。
 
凌はハッとしたように赤くなり、そしてつい猫のサバコにするようにしてしまったと言った。
 
ミコは凌の言葉に励まされ、頑張りますと言って気合いを入れて働きだす。
 
凌はまだ少し頬を染めながら、ミコの頭をなでてしまった自分の手を見つめていた。
 

いよいよ文化祭

ミコは、友達と仲直りできたことを松永に伝える。
 
そして松永に、明日の文化祭に来てほしいと誘った。
 
しかしミコが女子高なため、松永は世間の目が怖いと言って全力で断ってくる。
 
ミコはしょぼんとしてチケットだけ置いていき、松永は軽く息を吐いた。
 
文化祭当日、ミコたちの男装カフェもオープンしている。
 
そこへマホの彼氏の矢代君が、男の子たちを連れてやって来た。
 
りっちゃんも彼氏が来てくれていて、それを見たミコはここに松永さんも来てくれたらどんなに嬉しいかを想像する。
 
しかし気分を入れ替えて、出し物のダンスを皆で踊り始める。
 
曲が終わって、教室のすみを見るとなんと松永が凌と一緒に来てくれていた。
 
驚くミコに、松永はこの後ミコも一緒に回ることも話してくれる。
 
嬉しくなるミコの後ろで、教室の前に立っていた小夏が松永を見つめていた…。
 
 
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リビングの松永さん 5巻の感想

2人がラブホに入ってどうなることやらと思いましたが、そこはさすがに健全な夜でしたね。
 
酔っ払っていたとはいえ、松永さんの本音っぽいものを聞けてきゅんとしました。
 
しかし松永さんの脱ぎ癖によって、良い腹筋を見せてもらえました。
 
今回の巻だけでなく、高校生のミコが大人へ持つ憧れや現実とのギャップに驚いたりするのはリアルで面白いです。
 
そして自分も大人に近づこうと、地道に頑張る彼女の姿に応援したくなります。
 
しかし、小夏さんが出てきているのでまだまだ波乱は起きそうです。
 
松永さんと小夏さんは、きちんと付き合う前に離れ離れになったというのがなんとも…ですよね。
 
でも、松永さんは前を向こうとしているみたいだし、ミコにはこれからも頑張ってほしいです。
 
あとはバイト先で凌がミコの頭をなでて励ました時、彼が赤くなったということは…。
 
ついに凌が、ミコのことを好きになり始めているのでしょうか?
 
シェアハウスで三角関係は大変そうです。
 
文化祭に松永さんが来てくれて良かったですが、凌も一緒に来てるんですよね。
 
松永さんに誘われたからだと思いますが、凌はこのあと松永とミコを2人にしてあげるのでしょうか?
 
そして松永を見つめる小夏の視線も気になります。
 
健太郎も好きなので、次巻はもう少し出てきてくれるか楽しみです。
 
 
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