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青に、ふれる。 4話とは？
出版社：双葉社
作者 ：鈴木望
生まれつき顔に太田母斑(おおたぼはん)と呼ばれる青いアザを持つ女子高生・青山瑠璃子。アザのことを気にしすぎないよう、周りにも気を使われないよう生きてきた。新たな担任教師の神田と出会った瑠璃子はある日、神田の手帳を目にしてしまう。クラスメイトの特徴がびっしりと書き込まれているのに、自分だけ空欄なことに気づいた瑠璃子は神田を問い詰めに行く。しかし、神田は“相貌失認(そうぼうしつにん)”という人の顔を判別できない症状を患っており――。
青に、ふれる。 4話のネタバレ
美人教師と2人きりでの飲み会？
神田は先輩である美人教師白石と2人で焼き鳥を食べに来ていました。
神田は白石から親睦会をすると誘われて来たのだが実は白石が神田と2人きりで食事をしたかったためについた嘘だったのです。
美味しい焼き鳥を楽しむ神田でしたが、相貌失認の神田は白石の顔がわからず彼女の特徴である胸ばかり見つめてしまいます。
そんな神田に白石は「そんなに見つめないで」と言いながらも嬉しそう。
ふと何かを思い出したかのような神田は白石に「今日のこれは何ですか？」と問いかけます。
神田は親睦会だと思ってきたため、他の教師もいるものだと思っていたので何故かと疑問に思ったのです。
白石は「それを聞いちゃうんだ」と笑いながらも「面白い人って大好き」と神田を見つめて答えるのですが神田はキョトンとした表情をしています。
とりあえずは「美味しい焼き鳥を頂く会」と言うことに…と白石は言うのでした。
神田と白石の関係が気にかかって…
翌週…。
瑠璃子の学校では競技大会が開催されていました。
瑠璃子の参加競技はバレーボール。
以前、バレーボール経験者だった様子の瑠璃子は大活躍！友人たちからはバレーボール部に入れば良いのにと褒められるくらいです。
次の試合まで時間があるため他の競技を見に行こうとする瑠璃子でしたが、生徒への差し入れが入ったビニール袋を両手に持った神田の姿が目に入ります。
神田は何やらキョロキョロしています。
神田は生徒たちがいつもと違う格好をしていたりするので、誰が誰だかいつも以上に分からなくて困っているのです。
神田の相貌失認のことを知っている瑠璃子は神田の様子でどうしたのか察したため、神田に声をかけて差し入れを他のクラスメイトに配ります。
別の場所で競技をしている生徒もいるため瑠璃子は神田と一緒に外でテニスに参加している七実のところに案内します。
七実のことも何となくわかるらしい神田。
彼女の独特な雰囲気で区別がつくと言う神田の言葉に瑠璃子は思わず笑ってしまい、神田も少し笑顔を見せるのでした。
そんな2人の様子を見ていた別の女子生徒にトイレで「神田先生は瑠璃子のことが好きっぽい」と言われてしまいます。
神田は瑠璃子によく話しかけているし普段あまり笑わない神田が笑顔でいることで、そう思ったのだと女子生徒は話します。
それを聞いた瑠璃子は顔を赤くして否定しつつも、少し嬉しく思うのでした。
しかし、生徒たちは神田と美人教師の白石の2人が付き合っているのでは？と言う噂が…。
神田はイケメンだし白石は超美人で美男美女カップルと噂される2人ですが、顔にアザがあってそれがコンプレックスの瑠璃子。
そんな瑠璃子は美男美女の色恋の輪の中に入ることすらできないと、考えてしまいます。
明るく…と努力をしてきた瑠璃子はその努力って何なのか、何のためにしているのか分からなくなってしまうのでした。
そのせいか試合中に急に力が抜けてしまいその場にへたり込んでしまう瑠璃子。
激しい頭痛もします。
神田はすぐに瑠璃子を抱えて保健室に向かいます。
しかし、神田に迷惑をかけたくない瑠璃子は自分で歩こうとしますが力が入らず座り込んでしまいます。
人に迷惑をかけてばかりで消えてしまいたいと俯く瑠璃子を神田はお姫様抱っこをして、保健室に運ぶことに…。
その優しさに「ズルい」と思いながらも瑠璃子は神田にしがみつくのでした。
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青に、ふれる。 4話の感想
瑠璃子自身は努力で自分のコンプレックスを気にしないようにしてきましたが、やっぱり本音は気にならないわけないですよね。
女の子ですもの。
そんなときに美男美女カップルと噂される神田と白石の仲良さそうな様子が目に入ってしまったら、平常心でいることはできないです。
高校生の瑠璃子からしたら2人は大人で美人の白石には到底勝てないと考えてしまいます。
とはいえ、神田自身はおそらく白石のことは何とも思っていないだろうなというのは読者からしたら明らかなので心配はないけど白石は何かしら思うところがありそうな…。
というか、白石は確実に神田狙いなのでこのまま黙っているとは思えないですけどね。
そういえば、神田と白石が焼き鳥を食べているときに神田が昔の思い出らしき回想シーンが描かれていました。
浴衣を着た女性が神田に「わたしのことがわからないの？」と言っていましたが、これは神田の元カノとかで彼女の顔がわからなくなって…みたいな感じなのでしょうか？
どっちにしても神田にとって良い思い出ではない感じの回想シーンに感じました。
おそらく神田にとって何かしらのトラウマになっている出来事として物語に関わってくるのかな～と予想しますが…。
さて、瑠璃子の恋は実るのでしょうか…次の展開にドキドキです。
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