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青に、ふれる。 5話とは?

出版社:双葉社
作者 :鈴木望

生まれつき顔に太田母斑(おおたぼはん)と呼ばれる青いアザを持つ女子高生・青山瑠璃子。アザのことを気にしすぎないよう、周りにも気を使われないよう生きてきた。新たな担任教師の神田と出会った瑠璃子はある日、神田の手帳を目にしてしまう。クラスメイトの特徴がびっしりと書き込まれているのに、自分だけ空欄なことに気づいた瑠璃子は神田を問い詰めに行く。しかし、神田は“相貌失認(そうぼうしつにん)”という人の顔を判別できない症状を患っており――。

 
⇒前回の4話のネタバレはコチラ♪
 

青に、ふれる。 5話のネタバレ

瑠璃子の過去

競技大会の途中で体調を崩してしまった瑠璃子は神田に抱えられて保健室に運ばれました。
 
保健室のベッドで意識が朦朧としながら、瑠璃子は中学生時代のことを思い出します。
 
瑠璃子は中学生のころ好意を寄せていた男子がいたのです。
 
彼は大橋と言い、いつも瑠璃子に憎まれ口をたたきながらも優しくしてくれたり…周りのクラスメイトから見ても2人は良い雰囲気でした。
 
しかし、そのことをクラスメイトにからかわれた大橋は、つい瑠璃子のアザに対して暴言を吐いてしまうのでした。
 
偶然通りかかった瑠璃子はその大橋の暴言を聞いてしまい、それが原因で学校に行けなくなってしまったと言う過去があるのです。
 
…目が覚ますと瑠璃子とのことを心配した親友の七実が来てくれていました。
 
七実は体調が悪い今でも、親友である自分にも気を遣ってしまう瑠璃子のことを心配しています。
 
そして体調不良だけではなく、瑠璃子が今ネガティブになってしまっていることを指摘します。
 
瑠璃子は七実に中学時代のころのトラウマを打ち明けます。
 
瑠璃子の過去を知っている七実は大橋のことを「ウンコ野郎」と呼びながら、瑠璃子のことを元気づけようとします。
 
しかし瑠璃子は昔のことを思い出してネガティブになってしまったことを情けなく思って、強くなれない自分が嫌になってしまうと考えて落ち込んだままです。
 
そんな瑠璃子に七実はアザの治療を受けてみたらどうか?と提案します。
 
でも、瑠璃子は自分自身が強くなれないのをアザのせいにしたくないと話すのでした。
 

神田に自分の想いをぶつけてしまう瑠璃子

神田はカーテンの後ろで瑠璃子たちの話を聞いていました。
 
七実が他の生徒に呼ばれて退室した後、神田はカーテン越しに瑠璃子と話をします。
 
神田は瑠璃子が昔のトラウマを思い出してしまうのは、そのときの心の傷が癒えていないからだと神田は話します。
 
しかし、瑠璃子は自分は傷ついてなんかいないと言い返し大橋に言われた暴言もノリで行ったと言うことは理解しているのに七実に大橋が悪いように話した自分が卑怯者なんだと話すのです。
 
これに神田は、瑠璃子に自分のことを責めるのが好きなのか?と問いかけます。
 
瑠璃子が自分を許せないとか卑怯者だと考えることは自分を責めていると言うこと。
 
でも瑠璃子自身が傷ついたのであれば原因が瑠璃子にあったとしても、傷ついたと言っていいんだと神田は話します。
 
その方が今より気持ちが楽になるから…と。
 
そんな神田の言葉に瑠璃子は涙を流します。
 
瑠璃子はいつもポジティブにふるまっているけど本当はネガティブな気持ちでいっぱいなのです。
 
神田は瑠璃子の涙を見て自分で良ければ話を聞くからと、瑠璃子に寄り添ってくれます。
 
瑠璃子は神田の顔はキレイなのに神田自身は自分の顔も見えないし、他の人の顔もわからないと言い、続けて瑠璃子は神田に「ズルい」と言う言葉を投げかけます。
 
神田が瑠璃子のことを見分けられるのはアザがあるからで、アザに対してコンプレックスがある瑠璃子はそれをどう思ったらいいのか分からないと話します。
 
それで自分のことを見つけてもらえて嬉しいのか?と思うのです。
 
神田は傷ついたって言っていいと言うが、アザでわかるなんて傷つくなんて神田の相貌失認を責めることになってしまうから言えないと瑠璃子は思っているのです。
 
でも優しくされたら傷つくこともできないと、だから神田が自分に優しくすることも「ズルい」のだと言い、以前に神田から貰ったハンカチを神田に返すのでした。
 
瑠璃子は母親の迎えで早退していき、神田は仕事に戻ります。
 
白石に声を掛けられるも少し雰囲気が違う神田は瑠璃子に言われた「ズルい」と言う言葉を思い出し、自身のトラウマを思い出していたのです。
 
トラウマを思い出し冷や汗をかいた神田は瑠璃子から返されたハンカチで汗をぬぐおうとしますが、同じく以前瑠璃子にあげたハートのAのトランプも一緒に返されたことに気が付くのでした。
 
―一方、母の車で自宅に向かう瑠璃子の携帯に瑠璃子のトラウマの原因である大橋から、聞きたいことがあるから会えないかと言うメッセージが届きます。
 
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青に、ふれる。 5話の感想

瑠璃子としては神田が自分の事だけ見分けがつく理由がアザだと言うことは、嬉しいよりも複雑な感情が大きいのでしょうか。
 
もともと瑠璃子にとってはコンプレックスの部分だから傷ついてしまうところもあるんでしょうね。
 
前回、神田と美人教師の白石が美男美女ともてはやされていたことは瑠璃子にとってはトラウマを思い出させる原因となったわけで…。
 
それだけ、大橋と言う同級生だった男子に言われた暴言は瑠璃子の心に大きい傷を残したんですね。
 
で、神田は瑠璃子の「ズルい」と言う言葉で自分の過去のトラウマを思い出していました。
 
相貌失認とのことで顔がわからないことで幼いころから、何度か「ズルい」と言う言葉を投げかけられていたと思われる描写がありました。
 
おそらく神田の母親と思われる女性からの言葉もあったようで、神田自身もトラウマとなった心の傷が癒えていない部分があるのでしょう。
 
神田が瑠璃子に伝えた言葉は自分への言葉でもあった…と言うことでしょうか。
 
瑠璃子は神田のことを好きだと感じるのでだから余計に白石と噂になっていることで劣等感を感じてトラウマを思い出してしまったけど、神田はもっと何か複雑な出来事があったと予想されます。
 
2人の心の傷が癒えたときにお互いにどう意識していくのかこの後の展開が気になりますね!
 
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