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青に、ふれる。 6話とは?

出版社:双葉社
作者 :鈴木望

生まれつき顔に太田母斑(おおたぼはん)と呼ばれる青いアザを持つ女子高生・青山瑠璃子。アザのことを気にしすぎないよう、周りにも気を使われないよう生きてきた。新たな担任教師の神田と出会った瑠璃子はある日、神田の手帳を目にしてしまう。クラスメイトの特徴がびっしりと書き込まれているのに、自分だけ空欄なことに気づいた瑠璃子は神田を問い詰めに行く。しかし、神田は“相貌失認(そうぼうしつにん)”という人の顔を判別できない症状を患っており――。

 
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青に、ふれる。 6話のネタバレ

瑠璃子のモヤモヤは晴れない…

先日行われた球技大会の打ち上げでクラスの皆とスイーツバイキングに来ている瑠璃子たち。
 
周りが楽しく盛り上がるものの瑠璃子の視線は神田と白河に向けられていました。
 
神田に対して酷いことを言ってしまったことや、神田と白河の2人が付き合っていると生徒たちから噂されていることなど瑠璃子はモヤモヤした気持ちでいっぱいです。
 
前回、体調を崩していたこともあり元気のない瑠璃子のことを心配する七実たちに心配させないようにふるまうも心の中はネガティブモードの瑠璃子。
 
神田に話しかけられても瑠璃子は何となくそっけない態度をとってしまったり、無視をしてしまったりで余計に落ち込んでしまいます。
 
そんな時、瑠璃子の携帯に瑠璃子が不登校になった原因である中学時代の同級生の大橋から「聞きたいことがある、会えないかな」とメッセージが…。
 
動揺してしまった瑠璃子は球技大会の打ち上げを抜けて先に帰っていきます。
 

大橋との再会

何度か大橋からメッセージが入ってくるものの返事ができないでいた瑠璃子でしたが、ついに大橋から近くにいるとメッセージが…。
 
そのメッセージを瑠璃子は七実に見せます。
 
瑠璃子が不登校になった原因を作った相手だと言うことは、瑠璃子から聞いて知っているので大橋に対して良い印象がない七実は彼を「ストーカー」「ウンコ野郎」などと悪口が止まりません。
 
しかし、瑠璃子は大橋のことを好きだったので七実に大橋の悪口を言わないでほしいと伝えます。
 
そう、瑠璃子は大橋のことが好きだったから顔のアザのことで貶されてショックだったし言われたことを何度も思い出して落ち込んでしまうのです。
 
七実から「じゃあ、会いたいの?」と問いかけられ瑠璃子は会うのは怖いと思いながらも、大橋と会うことを決めます。
 
学校の校門のところで瑠璃子のことを待つ大橋。
 
七実は大橋に向かって「ストーカーウンコ野郎」と吐き捨て、瑠璃子に言わずにいられなかったと謝りつつ大橋を睨みつけて帰っていきます。
 
七実が「ストーカー」と叫んだことで瑠璃子と大橋は注目を浴びてしまい更に教師が駆けつけてきたため、2人は場所を変えるために走ります。
 
球技大会の時に捻った足が痛み立ち止まる瑠璃子でしたが、どうにか2人で話ができる場所まで逃げてくることができたようです。
 
大橋が聞きたかったことは瑠璃子の不登校の原因でした。
 
原因は何となく自分だと思っていた大橋は、七実に「ウンコ野郎」と言われたことでその原因が自分だったと確信を持ちます。
 
大橋は瑠璃子に対して酷いことを言ってしまったことを謝りたかったのです。
 
謝罪だけ述べて立ち去ろうとする大橋を瑠璃子は思わず呼び止め、その後2人でお茶をすることに…。
 

「アザがあるから」特別なのか?

職員室では瑠璃子のことが話題にされていました。
 
どの教師も瑠璃子のことを「アザがあるのに優秀で明るくて…」と褒めていますが神田は「アザがあるのに」という言葉を付けることがどうしても気になってしまい、なぜ「アザがあるのに」と付けるのかと問いかけます。
 
そんな神田を白河は慌てて連れ出し、あの辺の先生にはつっかからない方が良いと言うのです。
 
白河も瑠璃子のことはすごいと思っていると話しますが、神田はまだ「アザがあるのに」と言う言葉が引っかかっているようで、「顔にアザがあるのは特別なことなのか?」と白河に聞きます。
 
そんな神田に白河は、瑠璃子のことを特別視しているのは神田自身ではないか?と言うのです。
 
その言葉に神田は驚いたような表情を浮かべます。
 
神田に気を遣い「今日はもう帰りましょう」と言う白河の言葉で岐路に着いた神田。
 
帰り道でふと目に入ったのは大橋と歩く瑠璃子の姿でした。
 
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青に、ふれる。 6話の感想

大橋は実は瑠璃子のことが好きだったけど、クラスメイトにからかわれて照れ隠しで瑠璃子のアザのことを悪く言ったんですよね。
 
だから、それが原因で瑠璃子が不登校になってしまったと確信した大橋は瑠璃子に謝罪しにやって来たわけで…。
 
瑠璃子にしてみたら照れ隠しだったなんて関係なくて、ただ好きな人に酷いことを言われたと言う過去しかないわけで…「今更」って思っちゃいます。
 
そのせいで瑠璃子はずっとトラウマを抱えていて現に今、ネガティブモード全開でしたからね。
 
七実は瑠璃子のことを心配しているから大橋に対しては悪い印象しかないのも当然です。
そりゃ「ウンコ野郎」と言われても仕方ない…。
 
私だったら、いくら好きだった男子だとしても「はぁ?何言ってんの?」ってなりますよ。
 
なのに、ちゃんと大橋の話を聞いてあげる瑠璃子は良い子だな~と思います。
 
それでも過去と変わらない大橋の笑顔と成長して少し大人になった姿は、過去に恋心を抱いた相手ですから瑠璃子もついドキドキしてしまう感じでしょうか?
 
そして職員室での教師たちの会話。
 
他の教師たちの間でも瑠璃子の評判は良いんですね。
 
でも「アザがあるから」ってわざわざ付けるのは、確かにちょっと気にはなりますよね。
 
たぶん瑠璃子自身もいくら褒められても嬉しくないんじゃないかなと私も思います。
 
瑠璃子のことを特別視していると言われてしまった神田は何を思ったのでしょうか…今後の展開が気になりますね。
 
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