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青に、ふれる。 7話とは?

出版社:双葉社
作者 :鈴木望

生まれつき顔に太田母斑(おおたぼはん)と呼ばれる青いアザを持つ女子高生・青山瑠璃子。アザのことを気にしすぎないよう、周りにも気を使われないよう生きてきた。新たな担任教師の神田と出会った瑠璃子はある日、神田の手帳を目にしてしまう。クラスメイトの特徴がびっしりと書き込まれているのに、自分だけ空欄なことに気づいた瑠璃子は神田を問い詰めに行く。しかし、神田は“相貌失認(そうぼうしつにん)”という人の顔を判別できない症状を患っており――。

 
⇒前回の6話のネタバレはコチラ♪
 

青に、ふれる。 7話のネタバレ

本当の気持ち

久しぶりに再会をした瑠璃子と大橋は2人で中学生の頃の他の同級生の近況を話しながらカフェで買った飲み物を飲んでいました。
 
大橋が瑠璃子に会いに来たのは、瑠璃子に謝るため。
 
2人が中学生のころ瑠璃子との仲をからかわれて、照れ隠しで瑠璃子の顔のアザのことを大橋は犬のウンコに例えた暴言を吐いてしまいました。
 
当時、それを瑠璃子が偶然後ろで聞いていたことに大橋。
 
同級生から実はその時に瑠璃子が後ろにいて大橋の暴言を聞いていたことを教えられ、瑠璃子が不登校になってしまった原因を作ったのが自分だと気が付いたのです。
 
瑠璃子に謝罪の言葉を伝えつつも自分の言ったこと、瑠璃子を不登校に追いやったことを悔やんで苦しんでいたのです。
 
瑠璃子は、はじめはいつものように不登校になったのは大橋のせいではなく自分が悪かったのだと言い掛けますが、ふと神田と話したことを思い出します。
 
神田は瑠璃子に「傷ついたときは“傷ついた”と言っていい」と助言をしてくれました。
 
そう、本当は大橋の言葉で瑠璃子の心は傷ついていたしトラウマで苦しんできたのです。
 
このまま本当の気持ちを隠したままでは自分を変えることはできない…と瑠璃子は大橋の言葉で傷ついたんだと本音を話します。
 
瑠璃子が本音を伝えたことで大橋はきちんと瑠璃子に謝ることができたと、安堵した表情を浮かべ気持ちが楽になったようです。
 
一方、瑠璃子自身も自分の本音を口に出したことで神田が言った通り気持ちが楽になってスッキリした顔をしています。
 
話し終わって大橋が「また、もしよかったら…」と何かを言いかけたところで、瑠璃子の姿を見つけた神田が声を掛けてきました。
 

遠くからでも見つけられる…

神田が声をかけてきたことで大橋は瑠璃子に「今度はちゃんと誘うから」と言い残して帰っていきました。
 
残された神田と瑠璃子。
 
瑠璃子の足のケガを気にする神田は一緒に帰りましょうと提案します。
 
なんとなく気まずい雰囲気はあるものの神田の言葉に甘えて一緒に帰ることに…。
 
帰り道、瑠璃子のことを確認するように神田は何度も振り返るのでした。
 
神田と共に乗り込んだ電車は混んでいて足をケガしている瑠璃子は時折、別の乗客の足が当たったりしてケガが痛む様子。
 
そんな瑠璃子を神田は守るためにしかりガードをします。
 
そんな神田に対してドキドキが止まらない瑠璃子は顔が真っ赤です。
 
瑠璃子が降りる駅に到着して神田と別れ、今日はなんだかすごい日だった…と思いながら駅の構内を歩く瑠璃子。
 
ふと肩を掴まれ振り返ると、そこにいたのは神田でした。
 
神田は「やっぱり見つけられた」と…さっき、大橋と一緒にいた瑠璃子のことをすぐに見つけられた神田。
 
もう一度、瑠璃子のことを見つけられるか試してみたのです。
 
結果、遠くからでも瑠璃子のことを見つけられたと神田は話します。
 
それはアザで見つけたわけでなく…と言いかけ、ふと「これが特別視しているってことか」と呟くのです。
 
驚いた顔の瑠璃子に神田は変なことを言ったけど忘れて下さいと言い残して立ち去っていきました。
 
その神田の後ろ姿を見送る瑠璃子の気持ちは…?
 
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青に、ふれる。 7話の感想

今まで自分の気持ちを隠してアザのことで辛いことがあっても、自分のせいだとして周りに気を遣わせないように明るくふるまってきた瑠璃子。
 
でも、やっと本音で自分が傷ついたと言うことを伝えることができましたね。
 
照れ隠しでつい言ってしまったとは言え、大橋の瑠璃子に対しての暴言は酷いですが瑠璃子が後ろにいたとは気が付いていなかったんですね。
 
で、同級生から本当のことを聞いて瑠璃子の不登校が自分のせいだったと気が付いた大橋は意を決して瑠璃子に謝りに来たと言うわけなんですね。
 
前回ではもっと早く謝れよ…とは思っていましたが、気が付いていなかったなら仕方ないのでしょうか。
 
瑠璃子が不登校になってしまったことをずっと心配していた大橋でしたが、それが自分のせいだったなんて居ても立ってもいられなかったんでしょうね。
 
瑠璃子は本音を伝えて大橋はキチンと謝れて…お互いにスッキリした顔をしていましたから、結果としては良かったわけですね。
 
で!通りがかりの神田との満員電車でのシーンですよ。
 
ただでさえ瑠璃子は神田のことが好きなわけでしょ?あんな風に守ってくれたらドキドキしちゃいますって!
 
女子の取って憧れのシチュエーションじゃないです?
 
で、最後の神田の意味深な言葉…瑠璃子にしてみたらもう平静じゃいられないですよね。
 
神田自身も瑠璃子の事を気になる存在だと気が付き始めていますし、大橋も瑠璃子のことは好きだし…これは三角関係の予感…?
 
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