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宵の嫁入り 3巻とは?

出版社:小学館
発売日:2019/8/26
作者 :宵の嫁入り

JKと弁護士の甘すぎる政略結婚ラブ!
 
「今から君をもらうね」
想像なんてしたくなかった。
これが終われば、君は僕を愛さなくなるなんて…
 
三条宵は弁護士の月島暁人と政略結婚し、両想いに。
しかし、今の宵の記憶は塗り替えられたもので、以前の宵は月島との結婚を望んでいなかった。
宵の記憶を戻す方法…それは男性と一線を越えること。
記憶が戻ればまた宵に嫌われてしまう…。
月島は宵と一夜を過ごすことに踏み切れずー…。
 
天才・七尾美緒が描く、女子高生×イケメン弁護士の結婚生活。
甘すぎる溺愛ラブストーリー第3巻!
 
 
 
★contents★
宵の嫁入り 
第九夜「愛欲の相関図」
第十夜「今から君をもらうね」
第十一夜「君と結婚できてよかった」
第十二夜「どんな男もただの獣」

 

宵の嫁入り 3巻のネタバレ

9話 のネタバレ

月島と縁の攻防

縁の様子を見に風呂場に向かった月島の目の前に現れたのは、全身びしょ濡れになった宵だった。
 
驚いた月島は宵に服を着替えてくるよう告げ、風呂場へ向かう。
 
そんな月島を見送った宵は、もしかして2人は本当にヨリを戻そうとしているのではないかと疑い始めてしまった。
 
自分も負けてはいられない…と決意を新たにする宵。
 
一方そのころ、風呂場では家政婦の富子が縁にとんでもないことを言い放っていた。
 
それは、「今夜、宵を抱け」というもの。
 
しかし、それはありえないと縁は拒む。
 
もし自分が宵を抱いて記憶が戻ったとしても、そんなのは宵が傷つくだけだと言う縁。
 
そして、自分は宵を傷つけることは絶対にしないと富子に向かって宣言した。
 
それを聞いた富子はそのまま風呂場を後にし、入れ違いに月島が縁の元を訪れる。
 
月島は入浴衣を縁に手渡し、「この家にお前が男だってバレたらまずいんだろ」と告げた。
 
ムッとした表情を浮かべながら縁は入浴着を見に纏う。
 
その場を去ろうとした月島に、あんたはこの場を気遣うフリして自分と宵に何があったのか確かめにきたんだろ?と問いかけた。
 
動きが止まる月島。
 
そして縁は、宵の記憶を取り戻す為に宵を抱くのは夫じゃなくても構わないということくらい自分も知っている、と口にした。
 
それを聞いた月島は一瞬表情を変えたが、そういうことを言ってる奴は結局何も出来やしないと言ってその場を後にする。
 
後に残された縁は、悔しそうな表情を浮かべていた。
 

宵のヤキモチ

部屋に戻る月島の心は荒れていた。
 
年下相手に大人げない態度を見せた自分の行動に情けなさを感じながらも、「両思いだったはず」の縁と宵のことを考えると居ても立っても居られない。
 
思い悩む月島。
 
すると次の瞬間、月島の身体はいきなり誰かに掴まれて壁に叩きつけられた。
 
月島を襲ったのは、何と宵。
 
どうしたのかと尋ねる月島に、宵はお願いがあると告げる。
 
そして、自分以外とエッチなことしちゃダメだと叫んだ。
 
───そう。
 
宵は縁に対してヤキモチを妬き、こういった行動に出たのだ。
 
それを聞いた月島は宵を抱き締め、じゃあ俺をしっかり繋いでて…と言って宵にキスをした。
 
 
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10話 のネタバレ

抜け出してきた縁

風呂からあがった縁を客間まで案内する宵に、縁は突然あることを申し出た。
 
縁が口にしたのは、今夜、一緒に寝てもいい?という言葉だった。
 
それを聞いて良からぬ考えが浮かび、明らかに動揺する宵。
 
月島と一緒に寝たいという事なのかと勘違いした宵だったが、縁が一緒に寝たいのは宵だと言う。
 
それを聞いてホッとした宵はもちろんだよ!と同意する。
 
ところが次の瞬間、突然眩しいライトが2人を照らした。
 
何が起きたのか分からない2人。
 
それと同時に大勢のSPたちが2人を取り囲む。
 
そして縁を羽交い締めにして抱きかかえると、そのまま拘束してしまったのだ。
 
じたばたと暴れる縁に対して、手間かけさせんじゃねーよと言って現れたのは篠ケ谷。
 
篠ケ谷は宵の担任の教師でもあり、月島の友人でもある。
 
そして、三条家の使い人という面もあったのだ。
 
縁はそのままSPたちに連れていかれ、去り際に宵に必ずまた戻ってくると言い残して行った。
 
何が起きたのかさっぱり分からず混乱する宵。
 
すると、後ろから篠ケ谷が声をかけてきた。
 
篠ケ谷の話によると、縁は家を抜け出してきたらしく探していたところだったと言う。
 
篠ケ谷のその説明を受けてようやく事態を飲み込むことが出来た宵だった。
 

決意

縁の居場所を密告したのは、月島だった。
 
三条家の使いとしての一面もある篠ケ谷に状況を話し、縁を引きあげさせたのだ。
 
騒動を収めた篠ケ谷が月島の元を訪れ、月島に不敵な笑みを見せる。
 
お前が俺の手をわざわざ借りるなんて一体どんな大事件があったんだ?と尋ねるその顔は、この状況を楽しんでいるようにも見えた。
 
そこで月島は、宵の記憶を戻すために宵を抱くのが夫じゃなくてもいいということが縁にバレたと話した。
 
それを聞いた篠ケ谷は驚きの声を上げ、一番バレたらいけない相手に何故バレたのかと問いただす。
 
それには富子が絡んでいることを月島が告げると、それで物理的に離したかったわけか、と篠ケ谷はようやく納得した。
 
そして、もうそこまで来ているのであれば今夜にでも宵を抱いたらどうかと提案する。
 
どっちにしろ宵の記憶が戻ったらまた嫌われるのは明白なのだからと言う篠ケ谷。
 
月島は一瞬顔色を変えたが、少し黙った後に分かったと口にして今晩宵を抱くと宣言した。
 

夜這い

一方そのころ、宵は自室で頭を悩ませていた。
 
縁が家を抜け出してきていたのは、それほどまでに月島に会いたかったからなのではないかと考えていたからだ。
 
どうしても月島とヨリを戻したかったのではないだろうかと、縁に思いを馳せる宵。
 
しかし今は自分も月島が好きだし、月島は今では自分の夫であることには変わりない。
 
縁と正々堂々戦うしかない。
 
そのためには、今のうちに身体で引き留めておくしかない──!
 
そう考えた宵はその晩月島の元を訪ね、自分から下着姿になって遂に月島に迫った。
 
その様子を見た月島は驚く。
 
しかし、宵のその行動を見た月島はもうさっさと終わらせようと吹っ切れた様子を見せる。
 
宵の身体に手を這わせ、キスをして、唇で胸元に触れた。
 
宵は与えられる快感に悶えながらも、月島が好きだと言う言葉を口にし続け、そしてとうとう月島のことを「暁人さん」と呼んだ。
 
それを聞いた月島の表情が一気に固まる。
 
そして宵と距離を取ると、「ごめん」と小さくか細い声で呟いたのだった。
 
 
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11話 のネタバレ

中断

いよいよ身体を重ねようとしたとき、月島は宵にごめんと告げた。
 
宵は突然の月島の行動に動揺してしまう。
 
どうしてですか?と問う宵に、月島はいつもの笑顔を見せた。
 
明日朝一番で裁判があり、その準備がまだ終わっていないと言う月島。
 
それを聞いた宵は笑って了承し、突然こんなことしてごめんなさいと謝罪した。
 
部屋の外に出た月島を待っていたのは富子。
 
今までは月島の気持ちを汲んでいたが、そんな態度を見せるのであれば別の手を講じると言い残してその場を去る。
 
それを見送る月島は浮かない表情をしていた。
 

理由

明らかに不自然な状況で、しかも不自然な態度で自分を拒否した月島。
 
月島の真意が分からず、宵は思い悩んでいた。
 
そんな時、三条家を訪れたのは篠ケ谷。
 
宵は思い切って篠ケ谷に相談してみることにした。
 
途中までいい雰囲気だったのに突然中断してしまう男の心理を聞きたい、と篠ケ谷に相談を持ち掛ける宵。
 
するとどこからかその場に富子も現れ、途中で萎えてしまったのだろうと口にした。
 
男にはよくあることだから宵が気にすることはないと励ます富子と、こっそり笑いながらもそれに同調する篠ケ谷。
 
ところが宵は、富子の口ぶりがいつもと違う事に気付いていた。
 
もしかしてこの2人は月島が途中で中断した本当の理由を知っているのではないか。
 
そう思い始めるとモヤモヤが止まらなくなる宵。
 
あの時に月島が口にした「ごめん」には、一体どんな真実が隠されているのか。
 
それを直接月島の口から聞きたいと思った宵は、ある決意を固める。
 

傷つきたくないなんて…

その夜、自室にいた月島を訪ねた宵。
 
もしよかったら今夜一緒に寝ないかと誘う宵に、嬉しいけれど自分は遅くまで起きているから付き合わせるのは悪いとやんわり断る月島。
 
それなら寝る前にお話だけでもしませんか?愚痴でもなんでもいいので…と食い下がる宵だったが、月島はそんなのないよと答える。
 
その瞬間、宵は手にしていた枕を床に落としてしまった。
 
拾おうとするその指先が震えていたのに気づいた月島は、宵に言葉をかけようとしたが宵は笑って「しつこくしてすみません」と謝ったのだ。
 
逃げるようにしてその場を後にする宵だったが、月島は追いかけて宵を背中から抱きしめて「ごめん」と謝罪の言葉を口にした。
 
昨日も今日も頑張らせてごめん、と謝る月島。
 
その言葉を聞いた宵の目には大粒の涙が溢れていた。
 
それならちゃんと本当の気持ちを教えてほしいと問う宵に、月島は君が傷つくことになってしまうと告げる。
 
ところが宵は傷つきたくないなんて言っていないと叫んだ。
 
必要なことなら傷ついてもいい、自分の気持ちを勝手に決めないでほしいと言って涙をぼろぼろ零す宵。
 
そんな宵を抱き締め、月島は傷つきたくないのは俺の方だと告げた。
 
そして、今は君と最後まで出来ないけれど、これからもずっと自分の側にいてほしいと言って宵をまっすぐ見つめた。
 
それを聞いた宵はようやく笑って、分かったと頷いた。
 
 
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12話 のネタバレ

富子の策略

深い深い夜。
 
とある屋敷の地下で、不敵な笑みを浮かべていたのは富子だった。
 
その手には怪しげな薬が握られていて、これさえあればどんな男でもただの獣になると富子は呟く。
 
そして、宵の記憶を取り戻すのは家政婦としての自分の役目だと口にした。
 
富子がそんな策略を練っているとは思いもしない宵は、とあることについて熱心に調べていた。
 
宵の手に握られたスマホが表示していた画面は、「EDについて」のページ。
 
───そう。
 
宵は、未だに富子や篠ケ谷の言葉を信じ、月島がEDではないかと心配していたのだ。
 
そんな辛い状況なのに何も知らなかったとはいえ無理やり迫ってしまったと、自分の行動を悔いる宵。
 
そして、今後は月島に寄り添い彼の身体を思いやった行動をとることを心に誓うのだった。
 
ところが翌朝。
 
そんな決心をした宵だったが、月島から自分の家に来ないかと誘われた。
 
どうするべきか迷う宵だったが、月島が自室へ誘ったある理由を聞いて喜んで同意した。
 
その理由は、都内である花火大会が月島の部屋から見えるからそれを一緒に見ようというもの。
 
嬉しそうに喜ぶ宵を見て、月島も笑顔を見せる。
 
月島の家に出かけようとする宵に、富子はとある小瓶を手渡した。
 
富子曰く、これは栄養剤だという。
 
忙しそうにしている月島の身体を案じて用意したと話す富子に礼を言い、宵はその小瓶を受け取った。
 

ホントに栄養剤…!?

その夜、月島の部屋に訪れた宵。
 
食事を作って月島の帰りを待っていた。
 
富子にもらった栄養剤を数滴食事に垂らし、準備を終えたところで月島が帰宅。
 
2人は仲良く一緒に食事を取った。
 
いい雰囲気が2人を包む。
 
次の瞬間、月島は宵をソファへと押し倒して口づけを施した。
 
───え!?月島さんってEDのはずじゃ…!?
 
混乱する宵だったが、ひとつの可能性が頭をよぎる。
 
それは、富子にもらった栄養剤。
 
もしかするとあの薬は栄養剤ではないのではないか。
 
だとすると月島のこの行為にも納得がいく。
 
宵はとっさにダメです!と叫び、こんなの月島さんの本意じゃないと必死に訴えた。
 
それを聞いた月島は「何言ってるの?」とつぶやく。
 
最後までできないとは言ったけど、したくないとは言ってないと口にした月島。
 
そして、宵の耳元で「することはするよ」と囁いたのだった。
 
 
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宵の嫁入り 3巻の感想

縁と月島がデキていたのではないかと疑い、無駄にアタフタしてしまった宵。
 
けれど実は縁は男の子で、狙っていたのは月島ではなく宵でした。
 
ところが宵はその気持ちに気付かず、天然っぷりを大いに発揮してしまいます。
 
そんなピュアな宵がとても可愛らしい!
 
そして宵を奪おうとする縁と、そんな縁に対して明らかな敵意を向ける月島。
 
余裕そうに演じてはいるものの、お互いにいっぱいいっぱいのようですね。
 
宵を奪い合う2人の男たちの戦い、この先も目が離せません!
 
そして、ちょくちょくちょっかいをかける富子。
 
月島の味方だと思っていたのですが、あまりにも月島が宵を抱こうとしないのでとうとう縁に宵を抱くよう迫ってみたり…。
 
挙句の果てには月島に秘密の薬を盛ってまで宵と関係を持たせようとするあたり、彼女にも何らかの策略がありそうですよね。
 
この先、宵と月島はどうなってしまうのか。
 
そして縁はこの後一体どんな行動に出るのか。
 
宵と月島はこのままついに一線を越えてしまうのか!?
 
次巻も必見です!
 
 
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