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Contents
なめて、かじって、ときどき愛でて 1巻とは?
出版社:小学館
発売日:2020/5/5
作者 :湯町深
ハルです。高1です。
私の災難を聞いてください…
好きな人へのラブレターを、間違えて学校一のいじめっこ・清士郎くんに渡してしまいました…
返してって言っても返してくれなくて、「お前はもう俺の彼女なんだよ」とか言って…
学校で見つかると追いかけられるし、お弁当とられるし、噛みつかれるし、
キ、キスまでされちゃったし…あ、あんなHなことまで…!!!
しかも、うちで同居まですることに(´;ω;`)
私は絶対“彼女”なんかじゃないんだから、もう、放してーーー!!!
いじわる時々・愛な猛獣男子とテンパリ女子の逃げ場なしラブ☆
なめて、かじって、ときどき愛でて 1巻のネタバレ
第1話 のネタバレ
人違いです!
少女まんがのような恋に憧れる小松晴(こまつはる)。
晴は朝早く登校して、ずっと好きだった他クラスの男子へ書いたラブレターを机に入れた。
しかし、そのクラスは昨日の放課後、突然席替えをしていた。
手紙はなんと、違う男子のもとへ。
晴はなんとか手紙を取り戻そうとする。
しかし、手紙を受け取った恩田清士郎(おんだせいしろう)は、晴と付き合うと決めた、と勝手に言い出す。
意地悪く笑って、手紙を返さない清士郎。
晴はショックを受ける。
清士郎は女子から人気だけれど、近寄る女子に「ブス」と言い放つようなひどい男子だった。
清士郎は晴に、壁ドンしたり、廊下で膝かっくんして転ばせたり、ひどいことばかりする。
しかも、とても楽しそうな顔で。
晴は、清士郎と付き合う気は無い。
手紙を返して、と改めて伝える晴に、清士郎は「好きなヤツだれ」と訊ねる。
清士郎には関係ない、と言う晴。
清士郎はそんな晴にキスをした。
晴は初めてのキスを奪われ、清士郎に平手打ちをして泣いてしまう。
悪い夢…
教室に戻った晴に、クラスメイトの女子が「恩田と付き合ってるの」と声をかける。
驚く晴に、「学校中でウワサになってるよ」と告げるクラスメイト。
晴は否定しようとしたが、「彼女みんな3日で逃げ出してるらしいけど大丈夫なの!?」「ひどいことされてない?」「いつから付き合ってるの?」と矢継ぎ早に言葉をかけられ、口を挟めない。
放課後になるまでそれは続いた。
だれも話を聞いてくれない、と落ち込む晴。
早く家に帰って飼い猫のあんこと遊んで、お風呂に入って、嫌なことを全部忘れよう。
そう決めて帰宅した晴は、あんこを肩に乗せた清士郎に出迎えられる。
話を聞くと、晴の父親の上司がしばらく海外赴任することになり、その息子である清士郎をしばらく晴の家で預かることになった、ということだった。
晴はふるえながら、「絶対に悪い夢だ」と自分に言い聞かせる。
清士郎は晴の頬をつかみ、痛がる晴に悪い笑顔で「痛いなら夢じゃねーよ」と言う。
晴の母親は、あらあら仲良しね、と微笑ましいものを見る目をしていた。
ほっぺた
お風呂から上がった晴。
あんこを探しても見当たらず、母親に訊ねると「清士郎ちゃんにべったりよ」と言われる。
大好きな愛猫が清士郎といることが許せない晴。
清士郎の部屋に行くと、あんこと眠る清士郎。
あんこをそっと抱きかかえる晴。
しかし、シーツを踏んで滑り、清士郎に覆い被さってしまう。
目を覚ました清士郎は、寝込み襲ってきたの、とからかう。
清士郎のことは好きじゃない、やめて、手紙も返して、と本気で嫌がる晴。
しかし清士郎は、俺の机に入れたんだから、晴は俺の彼女だ、と晴に告げる。
納得しない晴のほっぺたを、清士郎はべろんと舐めた。
変なことしないで、と怒る晴。
清士郎はそのままほっぺたをがぶりと噛んだ。
痛い、と泣く晴。
これからよろしくな、と笑う清士郎。
晴は学校にも家にも逃げ場がなくなったのだった。
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第2話 のネタバレ
手を出せ
愛猫のあんこに起こされた晴。
昨日はラブレターを間違えて清士郎の机に入れてしまったり、そしたら清士郎が付き合うと言って聞かなくなったり、家に清士郎が居候することになったり……色々と大変な目に遭ったけれど、いつも通りの朝。
全部夢だったんだ、と言いながら起きると、ベッドの横には晴を見つめる清士郎が。
夢じゃなかった、と悔しがりながら顔を洗う椿。
鏡を見ると、おでこには油性ペンで「肉」の文字。
清士郎に「キライ」と言って泣く晴。
清司郎は「マヌケなおまえにぴったりで可愛い」と笑い、お詫びにいいものあげるから、と手を出すように言う。
おずおずと手を差し出す晴。
清士郎はその指をがぶっと噛んだ。
心配
肉と書かれたおでこを大きな絆創膏で隠し、昨日噛まれたほっぺも絆創膏で隠して登校した晴。
まさか暴力を振るわれた!? と晴の友達は心配する。
清士郎の元カノはみんな、どうして別れたのか口を割らないらしく、なにかひどいことをされたのではないかと思われている。
しかし晴はというと、清士郎のせいで朝ご飯を食べ損ねたことが堪えていた。
しかし昼休み、お弁当を忘れていたことに気付く。
晴は慌てて購買へ向かった。
意外な姿
昼休み、男友達と過ごす清士郎。
彼らから誘われる合コン等の誘いを、めんどくさい、ねむい、と気まぐれに断る清士郎。
ふと、購買にいる晴の姿を見つけた。
晴がなんとか手に入れたあんクリームサンドを奪い取る清士郎。
返して、と泣く晴。
晴の友達がおそるおそる「返してあげて」と助け船を出す。
清士郎は少し考えて、パンを持ったまま走り出した。
泣きながら追いかける晴。
そんな清士郎の姿を見て、清士郎のことを知る人たちは「清士郎ってあんなキャラだったっけ」ときょとんとした。
清士郎を追いかけるうち、階段を踏み外してしまう晴。
清士郎は晴を受け止める。
助けてくれた、優しいのかも、と思う晴。
しかし、「手出して」と言われて出したらまた噛まれて、やっぱり優しくない! と怒った。
取ってみろ
清士郎にひどいことをされる原因は、晴が間違えて渡してしまった手紙だ。
帰宅後、晴は、清士郎がお風呂に入っているうちに手紙を取り返そうとする。
清士郎の部屋で手紙を探す晴。
しかし、清士郎が部屋に戻ってきてしまう。
怒って怖い顔をしている清士郎。
晴は諦めず、手紙を返してと言う。
ふるえる晴の姿を見て、清士郎は笑う。
手紙をTシャツの胸元に入れると、取ってみろ、と言った。
怖いけれど、と我慢して、目をつぶって手を伸ばす晴。
晴の手が清士郎の胸元に触れる。
清士郎は「えっち」と言って晴にキスをした。
長いキスの後、きゅ、という音が下から聞こえる。
晴は自分の袖と袖が縛られていることに気付く。
転がされ「なんでLINEじゃなくて手紙なんだ、ダセェ」と言われる。
晴は、LINEを知らなかったこと、本当は直接言いたかったけれど、手紙の方が伝わると思ったことを告白する。
清士郎は面白くなさそうな顔をして晴を部屋の外に放り出した。
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第3話 のネタバレ
看病なんて
長期出張している晴の父親が風邪で倒れた。
その看病で、晴の母親があんこを連れて、父親のもとへ泊まりに行くことに。
つまり、今夜は晴と清士郎は二人きりということ。
友達の家に逃げようかと考える晴。
しかし母親から、清士郎も風邪で寝込んでいるから看病をするように、と言いつけられてしまう。
それでも母親が出かけた後、逃げようとする晴。
しかし、逃がさない、と清士郎に壁ドンされて追い詰められてしまう。
鬼の霍乱?
晴はぷいっとそっぽを向く。
手紙を返してくれないで意地悪ばかりする清士郎とはもう口をきかない、と晴は決めていた。
風邪引いてるのに無視されるなんて俺かわいそう、とわざとらしく言う清士郎。
晴は風邪薬とコップに注いだ水を出す。
薬苦いからキライ、飲みたくない、口移しで飲ませろ、とわがままな清士郎。
無視をする晴。
返事がないってことはOKってことだな、と清士郎は晴をソファに押し倒し、晴に口移しで風邪薬を飲ませた。
泣いて暴れる晴。
その拍子に、コップの水が清士郎の胸元にかかってしまう。
責任取ってキレイに拭けよと命令する清士郎。
水をかけた私が悪いんだし、とこわごわとタオルで清士郎の胸元を拭く晴。
清士郎はそんな晴の服の裾に指を入れる。
反応したら助長してしまう、でも嫌だ、と迷う晴。
そんな晴に、「最後までガマンできたら手紙を返す。できなかったら…」と笑う清士郎。
晴は必死にガマンするが、胸の先端に触れられ、驚いて飛び退いてしまう。
ガマンできなかったから、と床に押し倒される晴。
晴は泣きながら、「私が嫌いならほっておいて」と怒る。
清司郎は「なんで? 好きだけど」と告げる。
絶対うそ、と慌てる晴。
清士郎は、無視したり他の男の話をしたりするな、と怒りと嫉妬を露わにした。
そして、俺の彼女なんだから、と言ってそのまま、晴に倒れ込んでしまう。
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第4話 のネタバレ
抱き枕
晴に寄りかかるようにして倒れた清士郎。
その体はとても熱かった。
晴はなんとか清士郎を部屋に運び、ベッドに寝かせた。
体温計と、そしてなにか冷やすものを持ってこようとする晴。
晴を抱き寄せ、逃げる気だろ、と睨む清士郎。
熱冷ましを持ってくるだけ、と言う晴だが、清士郎は「いやだ」とわがままを言い、同じ布団に入ることを要求する。
男子と同じ布団に入るなんて無理、と拒否する晴。
どこまでならいいんだ、手を握るのは、添い寝は、と訊ねる清士郎。
手を握るのはいいけれど、と悩む晴を清士郎は布団の中に引っ張り込み、抱き枕にしてしまう。
冷たくて気持ちいい、と呟く清士郎。
さっきより清士郎の体が熱い、と心配する晴に、清士郎はキスをした。
口を開けることを嫌がる晴の鼻をつまみ、口を開けさせる清士郎。
苦しくなって口を開ける晴に深く口づける。
清士郎は晴の体をまさぐり、服の上から胸の先端に触れ、「舐めてやろうか」と言う。
嫌がる晴だが、遠慮するなと言って舌で触れる。
しかも、がぶりと噛んだ。
そんなところ噛まないで、と怒る晴。
そんなところって? とわざと意地悪を言う清士郎。
言わないともっと噛むぞと言われ、晴は「ちくび噛まないで」と叫ぶ。
清士郎は意外な答えに笑ってしまい、「可愛いな」と言って晴を抱きしめ、そのまま寝落ちた。
誤解
翌朝目を覚ました清士郎は、すっかり本調子に戻っていた。
どうして清士郎の言いなりになってしまうんだろう、もう嫌だ、と思いながら登校する晴。
昇降口で、本当に手紙を渡したかった片思いの相手、四月(しづき)とばったり会う。
四月におはようと言われたかと思ったら、後ろにいる清士郎への挨拶だった。
勘違いしたことを恥ずかしく思う晴の手元から落ちたストラップを、四月は拾ってくれた。
お礼を言って受け取ろうとすると、清士郎が怒った顔で晴の襟をつかみ、四月から引き離した。
彼女なんでしょ、仲良くしなきゃだめだよ、と言う四月。
清士郎は彼女という部分を肯定した。
晴は四月にまで誤解され、清士郎に肯定されてしまったことにショックを受けた。
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第5話 のネタバレ
可愛くない?
四月に嫉妬してぶすくれる清士郎。
そんな清士郎に、彼女可愛い子だねと四月は笑って声をかけた。
一方晴は、本当に好きなのは四月なのに、と悩む。
次は体育の授業。
体育館シューズを教室に忘れ、慌てて取りに行くとき、廊下で四月にぶつかってしまう。
四月は晴に、「さっきと髪型違うね、可愛い」と声をかけた。
晴は、朝は髪をおろしていたが、体育なのでポニーテールにしていた。
好きな人に褒められて嬉しくなる晴。
しかし後ろからポニーテールを掴まれ、全然可愛くねーと清士郎に言われる。
彼女なんだからいじめちゃだめだよと言われ、晴は彼女じゃない、と否定する。
しかし清士郎が、晴に無理やりキスをした。
四月が見ているのに、と真っ赤になった晴は、大っ嫌いと言ってその場から逃げた。
本当に好きな人
廊下で泣く晴。
清士郎は晴に膝かっくんをして、転んだ晴の足首を掴んだ。
そしてタイツとパンツを脱がせると、俺に逆らった罰だと言ってそのまま持ち去った。
そこに、なかなか戻ってこない晴を心配した友達がやってくる。
さらに清士郎の男友達もやってきて、清士郎の彼女でしょ、と声をかける。
パンツを履いてないことがバレたらどうしよう、と焦る晴。
清士郎はわざと窓を開けて風を起こして晴に嫌がらせをする。
晴はスカートを手で押さえるが、清士郎の男友達が晴の腕を掴んで「寒い! 彼女なんだから清士郎に言ってやめさせて」と言う。
スカートを押さえられなくなり、慌てる晴。
清士郎は怒った顔で自分の上着を晴の腰に巻き、「気安く触んな」と言って晴を連れ去った。
躾け
体育館倉庫に晴を連れ込んだ清士郎。
晴の好きな人が四月だと気付き、苛立ちを隠せない。
二度と他の男を見ないように躾けてやる、と晴に迫った。
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なめて、かじって、ときどき愛でて 1巻の感想
晴がとっても可愛いです!
うるうるした目や驚いたときの口の形といった表情の変化が目まぐるしく、こんなクラスメイトがいたら仲良くなりたいなと思います。
それに、清士郎のような男の子とお付き合いをしているなんて知ったら、ずっと心配してしまうと思います。
晴は、制服のアレンジもオシャレです。
上からパーカーを羽織ったり、可愛いニットを着ていたり。
お洋服も注目ポイントかなと思いました。
四月が触れていたように、朝は髪を下ろしていたけれど、体育だからポニーテール、とヘアアレンジも細かく描かれていて、オシャレで素敵です。
清士郎の意地悪は……かなり小学生じみているというか……。
学校でも家でも、間違って渡してしまったラブレターを盾にひどいことをする男の子と一緒だなんて、晴の気が休まらないんじゃないかとハラハラしてしまいます。
清士郎は明らかに他の男子生徒に嫉妬している様子です。
その表現方法が子供のような嫌がらせではなく、晴への思いやりのような形に変わっていくのでしょうか?
晴は少女まんがのような恋に憧れているとのことですし、清士郎も本命の女の子ができるのは初めての様子です。
二人の関係がどのように変化していくのか、見守っていきたいです。
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