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花にけだもの 1巻とは?

出版社:小学館
発売日:2010/12/24
作者 :杉山美和子

キミはけだもの。いまだ恋を知らない…
名門・蓮高に転校してきたキューちゃんこと久実。
初めての学校で初めて出会った男子はすごく優しい王子様みたいな豹くん。
友達になりたい!って思ったのに、豹くんの口から出たのは
「友達じゃ足りない」って言葉と熱いキス。
初めての彼氏って思っていたのに、なんと豹くんは学校中の女の子を彼女にしちゃうぐらいの最低最悪の「たらし」でした。
王子の皮をかぶったけだものに、ファーストキスをささげてしまったキューちゃん。
本当に豹くんと恋ができるのか???
キューちゃんの初恋は「難しいにもほどがある!」

 

花にけだもの 1巻のネタバレ

1話 のネタバレ

出会い

彼と出会った夏、好きな人ができたが、その彼は最低の男だった。
 
高校生の憧れ、青山にある超名門校の蓮高。
 
熊倉久実は、そこに通うことになった。
 
新学期前日、学校の下見に来た久実は煌びやかな校舎を目の前に佇んでいる。
 
きっと何かいいことがあるはずだと心を弾ませる反面、不安もあった。
 
なかなか中に入ることができず、1時間が経過。
 
やっとの思いで、中に入った。
 
一人で校舎の中を歩き、地図を作る久実。
 
すると、荷物で隠された部屋を見つける。
 
ここも教室かと思った久実は、そこのドアを開けた。
 
中に入ると、コーヒーや荷物が置かれていて、隠れ家っぽくなっている。
 
久実に男子が声をかけてきたが、シャツは上半身はたけていて裸と一緒の状態。
 
裸に驚いた久実は、後ずさりして棚に寄りかかる。
 
「ヘンタイ」と言った瞬間、棚の上に置かれていた数個のグラスが落ちてきた。
 
男子は久実に覆いかぶさり、背中でグラスを受ける。
 
久実は助けられて、怪我がなかったかと心配された。
 
ヘンタイなんて言われたのは初めてだと言いながら、服を脱ぐように促す男子。
 
いきなり服を脱げと言われると、やはり彼はヘンタイだ。
 
久実は急いで、彼から離れる。
 
彼はガラスの破片を被った久実が、怪我しないように言ったのだ。
 
仕方なく脱ぐことにした久実、彼は見えないように仕切りを作り、目を閉じている。
 
でもなかなか脱ぐことができず、時間だけが過ぎていく。
 
途中で彼を見ると、黙って目を閉じたままで彼も服を脱いでいる。
 
思い切って脱いだ久実は、彼の背中を見て傷があることに気付いた。
 
さっきのガラスで、小さな傷がたくさんできている。
 
キャミソールになっている久実は、慌てて彼の前に飛び出した。
 
久実に反応して目を開けてしまった彼は、守れてよかったと思い目を開けてしまったことを謝る。
 
ガラスを払い、服を整えた二人。
 
彼は久実に、何の用事で学校に来たのかと尋ねる。
 
てっきり中学生だと思っていた彼は、久実が転校生で同じクラスだと知った。
 
わざわざ前日に学校見学に来た久実、新しいクラスでグループもできているだろう。
 
誰にも迷惑をかけずに、校内の場所を把握したい。
 
そんな話をして、教室を出ようとする久実。
 
彼は、どうして一人がいいのかと尋ねた。
 
友達がいなかった過去を思い出し、何も答えられない久実。
 
彼は久実の手を握り、学校案内をすることにした。
 
驚いた久実は、迷惑じゃないかと問いかける。
 
だが彼は迷惑なんかじゃない、もう友達なんだと言った。
 
一緒にいたいと思ったのは彼の方で、久実に名前を聞く。
 
噛んでしまった久実は、「キューちゃん」と呼ばれる。
 
彼と友達になれたことが嬉しい久実は、二人の時間がもう少しゆっくり過ぎればいいなと思った。
 

もう戻れない

学校案内も終わり、途中まで彼に送ってもらい別れる。
 
別れ際に、彼の名前を聞こうとした久実はバックからスマホを取り出した。
 
ところが、大事なクマのストラップが無くなっている。
 
一瞬顔色が変わった久実だが、彼に迷惑をかけないようにと考え笑ってみせた。
 
今日は楽しかったと伝え、お礼を言う。
 
彼と別れて、学校に戻ったがクマのストラップは見つからない。
 
暗い路地裏で、必死に探す久実。
 
携帯の充電も切れてしまい、真っ暗になる。
 
あのクマのストラップは、母が残してくれた大切な物。
 
どこを探しても見つからない久実は、途方に暮れ涙が溢れ出す。
 
すると目の前に、彼が現れた。
 
泣いている久実に、理由を尋ねる。
 
人の優しさは、久実を一人にしていく。
 
今まで周りから優しくされてきた久実は、同情の優しさの悲しみを思い知らされてきた。
 
彼に握られたこの手も、同情の優しさだろう。
 
久実は、何でもないと言いかけた。
 
彼の名前は豹、「オレの名前呼んで そしたら絶対助けてあげる」と真っ直ぐに見つめてくる。
 
久実は何度も豹の名前を呼び、助けを求めた。
 
豹に見つめられ、ドキドキして胸が締めつけられる。
 
豹は久実の涙を拭い、探し物はこれかとクマのストラップを差し出した。
 
ガラスを払った時に落ちているクマを見つけ、豹が拾ったようだ。
 
久実は笑顔でお礼を言い、そのクマを豹にプレゼントする。
 
大事なクマを、友達の豹に渡し友達の印にした。
 
でも豹は、もう友達に戻れそうにない。
 
今、久実を抱きしめてキスをしたい豹。
 
暗闇の中で、唇を重ねる二人。
 
豹は、久実を送っていくことにした。
 
駅までの帰り道、久実は豹の顔を見ることができずに歩く。
 
生まれて初めてのキスに、久実の胸はドキドキして頭が真っ白になっている。
 
でも、なんだかとても嬉しい。
 

大嫌い

新学期当日、クラスで紹介される久実。
 
自己紹介するも、誰も聞いていない。
 
久実はもちろんクラスメイトと話すこともできずに、一人である。
 
豹を探してみるが、姿が見当たらない。
 
久実の目に入った一人の女子、その子も一人である。
 
近づいて、話しかけてみたが完全に無視。
 
彼女は大神カンナ、ヤバい子だと他の女子に聞かされた。
 
すると、たくさんの女子に囲まれて歩いてきた豹。
 
久実はそんな豹を見て、昨日のことを思い出した。
 
聞く話によると、女子に大人気でスクールリングをほぼすべてコンプリートしているらしい。
 
昨日は優しく、そんないい加減な人には見えなかった。
 
信じたくない久実は、豹を呼び止める。
 
豹は振り返り、久実の唇にキスをした。
 
今日の髪型もかわいいと、笑顔で褒められる。
 
周りの女子たちは、久実へのキスを羨んだ。
 
そしてキスを求める女子たちに、平気でキスをした。
 
茫然と立ち尽くす久実に、豹は学校案内をしてあげようとする。
 
だが久実は怒りが込み上げてきて、「王子の皮を被ったケダモノ!!豹なんか大っ嫌い」と大声を上げた。
 
 
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2話 のネタバレ

全部忘れたい

昨日ずっと大切にしていたクマを豹にあげて、生まれて初めてキスをした。
 
嬉しくて大切な宝物だと思った久実、でも実は豹はとんでもないケダモノだとわかる。
 
久実は豹に、大嫌いだと大声で叫ぶ。
 
そんな久実に、男子たちは感激した。
 
豹に支配されない女子、彼らはそんな女子を待っていたのだ。
 
ところが、女子たちはそんな久実に圧力をかける。
 
まさか、豹を嫌いなんて本気じゃないだろうと、久実に笑顔を向けた。
 
そんな女子たちに、惑わされることのない久実。
 
男子と女子に、板挟みにされた。
 
すると豹がやってきて、久実を抱きしめる。
 
豹は、小さくてやわらかい、真っ赤になって震える久実が可愛くて今すぐにでも食べたいと言う。
 
だから、久実には本気でキスをした。
 
でも久実はそんな軽い言葉を受け入れることができず、豹を突き飛ばす。
 
簡単に本気なんていわないでほしいし、もう構わないでほしい。
 
久実は泣きそうな顔で、走って行った。
 
豹のことはもう忘れたい、豹にとって久実は特別でもないのだと実感する。
 

友達

翌朝下駄箱を開けると、たくさんのゴミを入れられていた久実。
 
シューズは、ベトベトになっている。
 
いつも友達ができない久実、やはりこういう運命なのかと気を落としていた。
 
そんな久実に、近づいてくる一人の男子。
 
久実の嫌がらせに同情し、久実を元気づける。
 
いきなりお姫様抱っこをして、久実を持ち上げた。
 
見た目小さい久実だが、実際に抱き上げてみるととても軽い。
 
彼は、大きな自分のシューズを履かせた。
 
彼の名前は竜生、豹の友達である。
 
豹のことを跳ね飛ばす久実に、感謝していた。
 
いくら人気者の豹でも、男は豹だけではない。
 
竜生は昨日の久実を見て、嬉しかった。
 
そんな久実と友達になりたい竜生は、昼ご飯を一緒に食べる約束をして去っていく。
 
男子なのにとても話しやすかった竜生、びっくりしたが久実は嬉しかった。
 
初めての男子の友達、久実は気を取り直して教室へ向かう。
 
教室へ入ると、次は移動教室になっている。
 
第2理科室の場所がわからない久実は、クラスメイトに聞こうとするがみんなに無視された。
 
こんな時のために、地図を作った久実。
 
歩きながら地図を見ていると、人とぶつかった。
 
持っていた道具をばらまいてしまい、顔を上げると綺麗な女子が立っている。
 
すると、親切に場所を教えてくれた。
 
久実は彼女に一緒に行かないかと誘うが、一緒にいたらいじめられるからと言って断られる。
 
彼女の名前は大神カンナ、見惚れていたらチャイムが鳴った。
 

神様のイジワル

遅れて理科室に入った久実、空いてる席は豹の隣だった。
 
神様のいじわるさを実感した久実は、仕方なく豹の隣に座る。
 
でももう豹は関係ないし、関わりたくない。
 
そう思うのに、豹がいる右側が熱くなる。
 
豹は久実の教科書がまだ揃ってないことに気付き、教科書を貸そうとした。
 
そんな豹の優しさを、断る久実。
 
豹は好きにしてと言い残し、眠ってしまった。
 
本当は誰も見せてくれないので、困っていた久実。
 
そっと、教科書を借りることにした。
 
大嫌いなはずなのに、かなり豹のことが気になる。
 
眠っている豹に太陽の光が差し込み、まぶしさをさえぎるため影になった久実。
 
寝たふりをしていた豹は、久実を捕まえた。
 
もっと話がしたい豹は、久実にもらったクマのぬいぐるみを出す。
 
このクマも、豹の意見に賛成しているらしい。
 
久実はクマを取り返そうとしたが、これは豹がもらったもの。
 
豹は、クマにキスをした。
 
授業が終わり、急いで教室を出る久実。
 
豹は、そんな久実を追いかけた。
 
久実の腕を掴んだ豹、振り向いた久実は切なそうな顔をしている。
 
そこへ、竜生がやってきて久実をお昼に誘う。
 
豹は三人で行こうとするが、竜生は久実に話があると言って久実を連れ去った。
 
 
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3話 のネタバレ

久実が気になる・・・

久実を竜生に連れ去られそうになった豹は、自分も久実に話があると言う。
 
豹は久実の額に自分の額を近づけて、了承を求める。
 
あまりに近すぎる豹を、突き放す久実。
 
豹が一緒にご飯を食べることは、不可能だ。
 
目の前には、女子が豹を待っている。
 
豹は、昼夜問わず常に女子と約束をしていた。
 
久実はそんな豹を見て、一緒にご飯は食べないと言い放ち、竜生に謝りその場を走り去って行く。
 
気持ちいいほど冷たい久実に、珍しいと思う竜生。
 
どんな女子も、豹に集まってくるのに、久実は違う。
 
きっとそんな久実だから、豹は気になっている。
 
竜生は大勢の女子に囲まれて、体も心も一つしかない豹に呆れた。
 

初めての女友達

学食に走って行く久実だが、クマを返してもらうのを忘れたことに気付く。
 
あのクマは、母親との大事な思い出。
 
豹に関わりたくないが、どうしてもあのクマだけは返してもらいたい。
 
でも腹時計は正確で、お昼ご飯を先に食べることにした。
 
チャーシューメンを頼んだ久実だが、学食の席が全く空いていない。
 
このままでは、麺がのびて死んでしまう。
 
するとカンナが、久実に声をかけた。
 
自分は違う席を探すからと、久実に席を譲ろうとする。
 
ところが、麺を注文しているカンナの腕を掴む久実。
 
このままでは、麺がしんでしまう。
 
そして、カンナと一緒に麺を食べている。
 
カンナは、一緒にいたら久実もいじめられると言ったにもかかわらず、麺を心配したことに呆れていた。
 
いじめのような状況に慣れている久実は、おいしくラーメンを食べたい。
 
その言葉を聞いたカンナは、綺麗な笑顔で笑った。
 
久実の存在は、カンナにとってとても楽しい。
 
カンナは、綺麗な顔でラーメンをすすりながら、「カンナって呼んで」と言う。
 
久実も、名前で呼んでほしいと言った。
 
二人は楽しそうにラーメンを食べて、久実に友達ができたのだ。
 

デートの約束

翌朝、竜生のクラスに行った久実。
 
借りていた靴を、返しに来た。
 
竜生は、昨日一緒にお昼を食べれなかったことを謝る。
 
でも久実は、竜生のおかげで友達ができて満足だった。
 
竜生は、豹のことを話し出す。
 
豹は寂しさの延長で、女子に囲まれている。
 
家の中がゴタゴタしていて、中学の時から竜生の家に泊まったりしていた。
 
その時も、一人でベッドに寝るのは寂しく、犬と一緒に寝る。
 
豹は誰かが、隣にいないとダメな人らしい。
 
竜生は、昨日の話に戻る。
 
今週末、久実が暇なら一緒に遊びに行こうと誘う。
 
その時、廊下を通ったカンナが、久実に挨拶をして通り過ぎた。
 
突然、竜生は顔を真っ赤にしてカンナの名前を口にする。
 
竜生は、カンナに事が好きなのだ。
 
だから週末、カンナも誘って欲しいと頼む。
 
竜生を応援したいと思った久実は、カンナを誘ってみようと思った。
 
久実はバックからクマを取り出し、竜生に渡す。
 
このクマは、願いを叶えてくれるクマ。
 
きっと、竜生の願いも叶えてくれるだろう。
 
そこで、竜生は週末にWデートをしようと提案した。
 
突然豹が現れて、久実をデートに誘うのはダメだと言いだす。
 
ギュッと久実を抱きしめる豹、久実は豹のもの。
 
ところが久実は豹を突き放し、好みのタイプは豹と正反対だと伝える。
 
そして、竜生と週末の約束をして走って逃げた。
 

私だってデートできる!!

走る久実だが、豹が追いかけてくる。
 
豹に腕を掴まれ、久実のタイプが豹と正反対だと詰め寄られた。
 
もし豹が久実の理想になったら、久実が手に入るのかを尋ねる。
 
でも、それは無理だ。
 
見かけが変わっても、中身は変わらない。
 
好かれるために変わっても、それは悲しくて切ないと思う。
 
豹のルックスに流されない久実、そんな久実だからきっと気になっている。
 
久実を引き寄せ、抱きしめる豹。
 
そして顔が近づき、キスをされるのかと思った久実。
 
豹はキスはせずに、久実を試した。
 
これくらいで顔を真っ赤にする久実、そんなんじゃデートは無理だろう。
 
ギュッと拳を握った久実は、無理ではないと言い切った。
 
久実はそのまま走り去って行くが、豹は久実の表情に我慢の限界になる。
 
家に帰った久実は、デートの服を一生懸命に探した。
 
初めての男子とのデートに、心の高鳴りがおさまらない。
 
そして、そのまま眠りについた。
 
デートの日、久実はかなり緊張して待ち合わせ場所で待っている。
 
 
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4話 のネタバレ

竜生が誘った男子

転校して4日、初めての友達ができて初めてのデート。
 
久実は、どんな男子がくるのかとても楽しみである。
 
まず久実に声をかけてきたのは、ゲッソリした竜生だった。
 
昨夜寝ることができずに、開園3時間前から待っていたらしい。
 
そしたら急に腹痛に襲われ、カンナが来るまでと思い必死に耐えて待っていた。
 
後は久実に任せて、しばらくトイレにこもるつもりの竜生。
 
しかし久実は、先に男子が来たらどうしようかと不安になる。
 
竜生は、絶対にわかるから大丈夫だと言い残しトイレへ向かった。
 
一人になった久実はトラブルが続き、最後はナンパされる。
 
待ち合わせをしているからと断る久実だが、男は言い寄ってきた。
 
どうせ大した男じゃないだろうと言われたが、久実は誰が来るのかわからない。
 
その時、豹が現れた。
 
男から、久実を奪い連れて行く。
 
久実は、もう一人の男子が豹だったのかと疑問に思った。
 

豹とデート

豹は久実を連れて、歩き出した。
 
まだ竜生たちが揃ってないと言う久実だが、豹は久実を奪いに来たのだ。
 
抜け駆けでもしないと、久実と二人っきりのデートはできない。
 
豹と、二人っきりでデートは困る久実。
 
もう豹とは、関わりたくない。
 
そんなやりとりをしていると、スタッフに手錠をはめられてしまった。
 
これはカップル限定のイベントで、閉園まで外れないらしい。
 
豹は喜んで参加しようとするが、久実は抵抗する。
 
でも、竜生とカンナのためにそうするしかない。
 
豹は竜生へ、久実を連れ去ったことを連絡する。
 
今日一日、久実は豹のものになりもう逃げられない。
 

久実が拐われた!?

入場口には、竜生とカンナがいる。
 
久実がいなくなり、慌てて辺りを見回す竜生。
 
カンナは久実がいないなら帰ろうとするが、竜生が必死で止める。
 
その時、もう一人の男子がやってきた。
 
ちょうどよくやってきた千隼、カンナとは同中で知り合いである。
 
千隼に助けを求めるカンナだが、竜生は千隼の幼なじみだと自己紹介をした。
 
カンナは千隼が、このWデートに参加したことが驚きである。
 
久実がいないことに気付いた千隼は、もう用なしだろうと思い帰ろうとした。
 
ちょうどその時、竜生にメッセージが届く。
 
豹からのメッセージで、久実が拐われたことを知る。
 
カンナは慌てた様子で、久実を心配した。
 
とにかく、これから園内を三人で探すことにする。
 

叶うなら、久実が欲しい

手錠で繋がれた久実は、豹を警戒して少し前を歩いている。
 
そんな久実の手を掴み、甘噛みをする豹。
 
突然のことに驚き、豹を見た。
 
やっと目を合わせてくれた久実に、豹はせっかくだから楽しもうと笑顔を向ける。
 
久実は、どうしていいかわからない。
 
ちょうど目の前に、イベント参加者用のランチをやっている。
 
食べ物につられた久実は、店に入った。
 
ワンプレートになった、カップル用のランチはすごくかわいくてボリュームがある。
 
豹のペースに巻き込まれた久実は、ランチを頬張った。
 
ところが久実をじっと見つめる豹は、アーンと言って口を開けて待っている。
 
顔を真っ赤にしながら、久実は仕方なく豹の口に入れた。
 
すると豹は、満面の笑みで笑う。
 
そんな豹の笑顔に、久実は嬉しくなった。
 
その時手錠から大きな音が鳴り出し、ラブチェッカーがMAXになる。
 
こんな高得点は、店員も見たことがない。
 
あまりの恥ずかしさに、久実は豹を連れて店を飛び出した。
 
ドキドキが治らないまま、乗り物へ向かう。
 
絶叫マシンを満喫し、胸のモヤモヤがスッキリした久実。
 
でも豹は苦手で、久実にもたれかかった。
 
久実のことを考えて、苦手なことは伏せる豹。
 
もたれかかった豹は、かなり汗をかいていて久実は苦手なことに気付く。
 
豹の手を引き、売店へ向かった久実。
 
久実の膝枕で豹を寝かせて、買った氷を顔にかけた。
 
気付いてあげられなかったことを謝る久実は、豹の頭を撫でる。
 
今まで誰にも気付かれなかった豹は、暑くて苦しいと言った。
 
欲しいものは何でも言ってという久実に、豹はほんとに欲しいものをくれるのかと確認する。
 
そして豹は久実の手を握り、「キューちゃんが欲しい」と言った。
 
いい雰囲気になった二人だが、竜生に見つかってしまう。
 
豹はさっと起き上がり久実の腕を握り、走り出す。
 
竜生から逃げるために、観覧車へ飛び乗った。
 
どうして逃げたのかわからない久実に、今日のWデートの相手が自分じゃないことを話す豹。
 
他の男子とデートをさせたくないと思った豹は、久実をさらいに来ていた。
 
豹のこの気持ちは一体何なのか、自分ではよくわからない。
 
だが、久実は誰とも違い特別な存在なんだと気付く。
 
豹は、久実のことが好きなのだ。
 
 
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5話 のネタバレ

カンナにアタック!!

観覧車の中で、向かい合わせに座っている二人。
 
豹は、久実の横に行っていいか尋ねる。
 
その頃竜生は、豹を見失い汗だくだった。
 
千隼にどうするかと尋ねる竜生だが、千隼にはあまり関係のないことなのでくつろいでいる。
 
どうせ豹のことだから、三人の約束なんかどうでもよくなってもて遊んでいるだろうと言った。
 
ところが竜生は、久実はそんな子じゃないと否定する。
 
そしてカンナに、久実が見つからなかったことを報告した。
 
カンナは知らない人に連れ去られてないなら、大丈夫だろうと思う。
 
仕方なく、カンナは一人でイベントに参加しようと考えた。
 
そんなカンナへ、竜生は一緒にラーメンイベントに参加しようと誘う。
 
だが返事はノーで、キッパリと断られた。
 
その時いきなり、竜生と千隼の手に手錠がかけられる。
 
男同士、カップルイベントへ参加させられるようだ。
 

オレのこと、好き!?

観覧車の中の二人、豹は久実の横に座る。
 
だが久実は、豹の横から逃げて観覧車はかなり揺れていた。
 
豹は逃げる久実に、「オレのことが嫌い?」と質問する。
 
この質問に困ってしまう久実は、豹がずるいと思った。
 
でも豹は、本気で久実を手に入れたいからずるいことも悪いこともする。
 
豹に上から見下ろされる久実は、嫌いじゃないと答えた。
 
迫ってくる豹を、振り払おうとした久実は、バランスを崩して倒れそうになる。
 
そんな久実をキャッチした豹、二人は抱き合った状態になった。
 
するとまた、手錠からアラームが鳴り出す。
 
二人の気持ちが繋がった時になるアラームで、豹はまた自分のことが好きなのかと聞いた。
 
久実は、慌てて「違う」と否定する。
 
誰にでも優しく、それが久実には無理だ。
 
そこが嫌なら、久実にだけ優しくすると言う豹。
 
でも今まで、みんなに優しくしていたため、そう簡単には直せないだろう。
 
豹は、久実だってみんなに優しいからお互い様だと思った。
 
寂しそうな表情で、竜生にもクマを渡したんだねと言う豹。
 
自分だけがクマをもらったのだと思っていた豹は、すごく嬉しかった。
 
観覧車の中で、背中を合わせて座る二人。
 
あのクマは、願いを叶えるクマで友達にあげるモノである。
 
豹は、久実が何をお願いしたのかと質問した。
 
久実はどうして豹が、心に入り込んでくるのかわからない。
 
その時、いきなり観覧車が止まってしまった。
 

ラーメンは時間との勝負

竜生と千隼とカンナは、結局三人でラーメンを食べている。
 
ラーメンを食べるカンナの姿に、見惚れて全く食べない竜生。
 
カンナは痺れを切らして、竜生にラーメンを食べさせる。
 
時間が経つと、麺が死んでしまう。
 
アーンをさせて、次々に麺を口に入れていくカンナ。
 
竜生にとって、幸せなことだった。
 
千隼はそんなカンナが珍しいと思うが、カンナは久実だったらきっとこうしていたと言う。
 
久実の話を聞いた千隼は、ちょっとだけ久実に興味を持った。
 

過去のトラウマ

止まった観覧車の中では、久実が取り乱している。
 
窓をドンドン叩き、早く出してと叫び泣きながら母を呼ぶ久実。
 
「死んじゃいや」と言う久実の手を掴み抱きしめる豹は、母親に何かあったのかと聞く。
 
エレベーターの火災事故で亡くなった母、その日久実は母とケンカをしていた。
 
エレベーター内はどんどん熱くなり、煙が充満する。
 
そんな状況で、謝ることもできずに母は亡くなった。
 
豹はクマを手に取り、「許します」と言う。
 
もしも許してもらえないのなら、豹も一緒に謝るつもり。
 
久実をギュッと抱きしめ、豹は「キューちゃんが笑顔になりますように」と願い事を決めた。
 
いつだって、優しい豹。
 
女の子の扱いには慣れていて、久実とは全く違う。
 
だけど、豹と一緒にいると胸がキュッとなる。
 
豹は優しく久実を包み込み、窓に映る久実の顔を見た。
 
もう豹の願いが叶い、久実は笑っている。
 
ズルイ嘘だとわかっていても、もう久実は抑えきれない。
 
観覧車がやっと動き出したと同時に、手錠が取れる。
 
久実は、豹のことが好きだと気付いた。
 

プロローグのネタバレ

初めてがいっぱい

クラスの中に、数人だけ原宿に遊びに行く子がいる。
 
でも久実には、全く関係のない場所。
 
東京から少し離れた場所で、いつまでも暮らしていくのだと思っていた。
 
昨日まではそう思っていたが、今久実は東京で大ピンチ。
 
電車に乗った久実だが、ドアにスカートを挟んでしまった。
 
しかも何駅も止まったにも関わらず、反対側のドアばかり開く。
 
こんな格好じゃ、動けないし人も呼べない。
 
そこへ、イケメン男子が声をかけてきた。
 
王子様みたいにキラキラしている男子に、目を奪われる。
 
珍しいセーラー服に目を向けた男子、引っ越して来たばかりだと聞いた。
 
男子は笑顔で、久実にかわいいと言う。
 
初めてかわいいと言われ、嬉しくなる久実。
 
特別な出会いかもしれないと、期待をしているようだ。
 
すると彼のスマホが鳴り出し、場所を変えて話をしている。
 
彼がいなくなり、一人でどうにかしようとした久実はスカートを引っ張った。
 
その勢いでスカートが破けてしまい、下着が見える。
 
辺りは騒然として、みんな久実に注目した。
 
恥ずかしくてたまらない久実は、破けたところを手で押さえる。
 
そんな久実の腰に、服が巻かれた。
 
彼は自分のシャツを、久実の腰にかけて「なんでこんな危なっかしいかな」と口にする。
 
目を離した隙に、勝手に動いた久実。
 
もう少し待てば、挟まったスカートの方のドアが開く。
 
彼は、久実を見えないように隠してくれていたのだ。
 
電車から、無事に降りた久実と彼。
 
彼は引っ越したばかりの久実に、この街へようこそと声をかける。
 
きっと、いいことがあるはずだ。
 
目の前で、キラキラ輝く彼の笑顔。
 
久実は、もうたくさんいいことがあったと微笑む。
 
名前を聞いた彼だが、久実は途中で気を失ってしまった。
 
久実は熱があり、無理をしていたのだろう。
 
彼はかわいい久実を眺めながら、駅員室へ運んだ。
 
駅員は長いことここで働いているが、あんなにキラキラした男子に運ばれる子を初めて見た。
 
もしもまた彼と会うことができるのなら、何か始まる気がする。
 
 
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花にけだもの 1巻の感想

久実の初恋、素敵な出会いとキスまでしちゃいました。
 
ところが転校初日、好きになってしまった豹の素顔を知ることになりました。
 
久実のショックは、大きかったですね。
 
初恋が、とんでもない男子で絶句でした。
 
豹は本気になっているようですが、久実は女子に囲まれた豹を受け入れることができません。
 
それはそうですよね、女ったらしにしか見えませんもんね。
 
Wデートの日には、久実を奪いに行った豹。
 
久実も相手の男子が、豹だと思ってました。
 
突然連れ去られて、ビックリですね。
 
しかも、カップル限定イベントで手錠まではめられちゃいました。
 
ランチでは、アーンって待つ豹がかわいかったです。
 
しかも、ラブ度MAXのアラームまで鳴ってしまいました。
 
豹は苦手な絶叫マシンにも乗り、気分が悪くなっても苦手なことを隠していました。
 
そんな豹の、異変に気付いた久実。
 
今まで、人に気にされることがなかった豹は嬉しそうでした。
 
そう考えると、どんだけ寂しい思いをして心の闇を抱えているのか計り知れませんね。
 
心の闇は、豹だけではありません。
 
久実も、母の死で心に闇を抱えていたんですね。
 
すべてを吐き出して、豹に「許します」と言ってもらった久実。
 
少しは救われて、豹の優しさに悲しみを軽くされたのではないかと思います。
 
謝ることができずに、母が亡くなってしまったことは、何があっても悔やまれることです。
 
きっと今まで、友達がいなかった久実は、弱音すら吐いたことがないのでしょう。
 
豹の存在は、久実にとってすごく大きいと思いますよ。
 
 
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