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リビングの松永さん 2巻とは?

出版社:講談社
発売日:2017/10/13
作者 :岩下慶子

親と離れてシェアハウスで暮らすことになった女子高生のミーコは周りに助けてもらいながら、生活にも慣れはじめる。
 
最初はちょっと怖かった松永さんも、彼の優しさに触れるうちにミーコは恋心を抱くように…。
 
そんななか、2人はたこ焼きの最中にうっかりキスしてしまったうえに、ミーコは告白までしちゃって!!?

 

リビングの松永さん2巻のネタバレ

5話 告白のあと のネタバレ

松永の反応

思わず告白してしまったミコだが、松永は「え?」と言ってくる。
 
それに対して「え?」とミコも言いながらまた好きだと言うが、松永は自分が短気だからミコに嫌われてると思っていたと話してお礼を言う。
 
そして冷蔵庫の方へと向かっていく彼のあまりにも普通な様子に、ミコはドキドキしながらこれがどういう状況なのか分からずにいた。
 
冷蔵庫の前に来た松永は赤面しながら静かに息をつき、お酒を手に場を仕切り直し2人でたこ焼きの続きを食べる。
 
そこへ朝子と健太郎が帰宅し、真っ赤になって焦る2人をからかう健太郎。
 
4人でたこ焼きを食べながら健太郎はミコが過去に異性と付き合ったことがあるかを聞き、松永の耳はそれに反応してしまう。
 
高1の時に少しと答えるミコに、健太郎はキスはしたのかと質問攻めにする。
 
しかしその質問をさえぎるかのように、松永は思いきりたこ焼きの生地を焼き出して邪魔をする。
 
ミコに興味がないのかと聞く健太郎に、松永は自分も17才だったらミコをいいなと思ったかもしれないと言う。
 
しかし今、松永は27才なので母のような気持ちで見ていると話す。
 
それを聞いてミコは、松永は母じゃないと言ってリビングを出て行ってしまった。
 
松永はそれを困ったように見ていた。
 
ミコは自分のベッドで、恥ずかしくてたまらない気持ちになっていた。
 
するとミコの新生活を気にかけた母から電話が来て、文句を言う内は子どもであると言われ、さらなる追い打ちをかけられてしまったのだった。
 

子どもじゃない

翌朝、半裸で見送ってくれる松永にきちんと昨夜の謝罪とたこ焼きのお礼を告げてミコは学校へ向かう。
 
帰宅して、自分だってやればできると気合いを入れながら初めてのパスタ作りに挑戦するミコ。
 
カレーじゃないことに気づいた松永が手助けしようと声をかけてくれるが、ミコは1人でやると言い張る。
 
できあがったパスタのあまりに多すぎる量に、松永は食べるのを手伝うと言ってくれた。
 
しかし、またもやミコは突っぱねてしまい松永も少しムッとする。
 
全部食べきったミコは自分の部屋で、先ほどの自分の態度を反省すると同時に昨日告白してしまったことも後悔する。
 
そのまま寝ようとしたものの、お腹が痛くなってきたミコ。
 
トイレに行っても治らないし病気か何かだったらどうしようと不安になるものの、子どもじゃないからと我慢しようとする。
 
すると、ミコのうめき声を聞いて心配した松永が部屋に来てくれた。
 
ほっといてと突っぱねてしまったのに、こうして心配して来てくれる彼の姿に「なぜ」と思いながらも嬉しくなってしまうミコ。
 
松永は心配のあまり救急車を呼ぼうとするが、ミコは恥ずかしいからやめてと言う。
 
それに不満そうにしながらもお腹をさすろうかと聞いてくれる松永に、ミコは黙ってうなずいた。
 

彼にはかなわない

ベッドで横になるミコのそばに座って、松永が優しくお腹に手を当ててくれる。
 
松永はミコの反応にドギマギしながらも、ずっと手を当ててくれていた。
 
お礼を言いながらミコは眠りについてしまい、松永はミコの顔にかかった髪をよけてあげた。
 
すると赤い顔で眠るミコの顔が目に入り、松永はドキッとしてしまう。
 
そして顔をそらしながら、ミコに掛け布団をかけてあげたのだった。
 
翌朝ミコが目覚めると、ずっと傍についてくれていた松永がベッドに頭をのせて寝ていた。
 
起きるなりミコの心配をしてくれる松永にもう大丈夫だと伝えると、彼の手が優しくミコの頭をなでた。
 
眼鏡を外した松永の優しい笑顔を間近で見て、ミコはもうこの先子ども扱いされててもいいし彼にはかなわない…と思うのだった。
 

6話 ミコのとまどい のネタバレ

普段通りにできなくなったミコ

昨日の腹痛は例のパスタの食べすぎが原因だ、と明かすミコに松永は呆れる。
 
すっかりいつもの調子で彼に見送られながら、ミコは改めて彼が好きだと思った。
 
ミコが帰宅するとソファーの上に寝転ぶ松永から「おかえり」と言われる。
 
くつろいでいる無防備な様子にミコはきゅんとするが、彼と目が合った瞬間思い出す。
 
今日学校で、「ミコの顏に恋してると書いてある」と指摘されたことを。
 
気持ちがバレバレになってしまうのではないかと思い、ミコは思わず松永から目をそらしてしまう。
 
松永に対していつも通りにしようと考えるミコだったが、なぜか今日は会話が続かない。
 
焦る気持ちに比例して、ますます普段通りに接することができなくなっていくミコ。
 
部屋で勉強しながら、ミコはメモに松永と話したい事リストを書き連ねるのだった。
 
それをポケットに入れてリビングに戻ると松永の姿はなく、珍しく服部が座っていた。
 

皆で花火

ミコがテーブルの上に置かれた大量の花火を尋ねると、服部は彼氏と喧嘩して爆買いしてきたと言う。
 
彼氏がいたということにミコが驚くと、実は友人関係10年で付き合って5年になるのだそう。
 
友人関係から付き合ったということは、最初から恋愛対象だったのかとミコは服部に尋ねる。
 
しかし服部は最初全く意識していなかったらしく、告白された時は困ったと言う。
 
その告白から意識し始めて今では付き合っているのだから不思議だ、と話す服部。
 
そこへ松永と朝子が帰宅してきて、今から花火をしに行こうと提案する松永。
 
カーシェアに登録していたと言って車を持ってくると、どこからか健太郎もやって来て一緒に行くことに。
 
松永の運転する車に皆で乗って河原へ向かう車中、ミコは初めてする体験に胸を躍らせる。
 
ついに河原に着いて、各々が花火を楽しんでいる中。
 
花火に火をつけようとしているミコに松永は近寄り、自分の花火の火を分けると言ってくれる。
 
しかしミコはオロオロしてしまい上手く火を移すことができず、松永の花火も消えそうになっている。
 
そんなミコに松永は「遠い」と言ってミコの手をつかんで引き寄せた。
 
ギリギリ火がついたと間近で笑いかけてくる彼に、ミコは赤くなってしまう。
 
最近ミコが元気がないから何でも話すように、と言ってくれる松永。
 
なんとなく照れて離れて行く松永に向かって、ミコは勇気を出して「たこ焼きをまた食べたい」と言う。
 
松永は、いいに決まってると答えてくれたのだった。
 

ずぶ濡れになったミコに

皆で楽しんでいる途中、ミコは浅瀬で転んでしまい全身ずぶ濡れになってしまった。
 
しかし松永が服を脱いで、ミコに着ろと言ってくれる。
 
自分のために下着1枚になってくれた彼にまた赤くなりながらも、世界一かっこいい人だと感じるミコ。
 
松永の服を着たミコは、まるで彼に抱きしめられているようだと幸せに思っていた。
 
 
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7話 家族 のネタバレ

母からの電話

テストで2つも赤点を取ってしまったことを心配した母が、残りの夏休みは帰ってくるようミコに電話してきた。
 
ミコが聞かずにいると、母はシェアハウスに行くと言い出した。
 
残りの夏休み中、名古屋に連れて帰らされると思ったミコは「松永と離れたくない」と考えていた。
 
ミコの母が来ると聞いた松永は、きちんとするためにバリカンをすると言い出した。
 
なにやら気合いを入れる時は自分でツーブロックを整えていると言う。
 
お風呂の中で半裸でバリカンしつつ、ミコに変なところがないかを聞いてくる。
 
髪の後ろの部分だけ頼まれたミコは、松永のツーブロックに慎重にバリカンを当てていく。
 
しかし首筋に当たったミコの指がくすぐったくて松永は吹き出してしまう。
 
ミコは途中までうまくいったものの、松永の髪の一部を剃りすぎてどやされてしまうのだった。
 

ミコの母が来た

母がシェアハウスに訪ねてきて、松永は礼儀正しく挨拶している。
 
しかし仕事の電話が入ってきたため、松永は「すぐ戻る」と言って途中で抜けてしまう。
 
母と2人になったミコは赤点について責められてしまい、しどろもどろになる。
 
親子の会話を影から見守っていた他の住人達はリビングにやって来て、ミコが普段家事を頑張ってくれていることを母に話してくれる。
 
そこへ仕事の用件から戻ってきた松永が、ミコが赤点だったなんて聞いてないと怒りだした。
 
それから松永は、ミコの勉強に気をつけてあげれなかったことをミコの母に謝罪する。
 
そして、ここで頑張っているミコのことを家族のように見てきたこと、ミコがデザインのアドバイスもくれて自分の仕事を助けてくれたことを説明する。
 
ミコはそれを聞いて自分からも母に気持ちを伝えようと前を向く。
 
これからは家事も勉強も両立するから頑張らせて、と母に伝えた。
 
ミコの母は皆の話に納得し、娘がちゃんとやってるか心配だったが安心したとお礼を告げた。
 
シェアハウスからの帰り道、ミコは家族に会いたいから少しだけ帰るという約束をして母を見送った。
 

ミコの門限

皆と一緒に夏休みの計画の話になるが、松永はミコの門限を18時にすると宣言しだした。
 
しかしそれは厳しすぎると言う皆の意見で、ミコの門限は22時半ということに決まった。
 
ミコのことを心配しすぎだと言う健太郎に、松永は「俺たちがミコを守るんだ」と言う。
 
寝る前、互いの部屋に入る間際ミコは松永にお礼を言った。
 
すると松永はミコのことを家族みたいに思ってるし頼ってくれと言ってくれる。
 
そこでミコは、自分は松永にとって家族なら妹なのか姉なのか等と質問する。
 
松永は逡巡するが、自分でも分からないと笑って部屋に入っていく。
 
そんな彼を見ながらミコは、自分にとっての松永は家族以上だと見つめるのだった。
 

8話 松永とミコ、言い合う のネタバレ

グループデート

夏休みの補習最終日。
 
ミコが家族みたいに思われているというのを聞いて、クラスメイトのマホとりっちゃんからは「対象外」だと言われてしまう。
 
コイバナが咲く中、友達のマホが今度3:3のグループデートについてきてほしいと言うのでミコとりっちゃんは同行することになった。
 
帰宅したミコは、松永に補習の結果を見せるとしっかり褒めてもらえた。
 
ミコと松永は一緒にリビングで勉強や仕事をするという日々を送るが、たまには遊びに行けばと松永に言われてしまう。
 
明日は例のグループデートの日なので、ミコは「少し出かける」と伝えるのだった。
 
ミコは明日の服を見ながら、松永はやはり大人の女性がタイプなのだろうか…と考える。
 
リビングにいた朝子に服のアドバイスを聞くと、それを聞きつけた健太郎が合コンだと騒ぎだす。
 
曖昧に肯定するミコに、松永は驚いた顔をしつつも不機嫌そうだ。
 
張り切る朝子のアドバイスで、大人っぽい服を着せてもらったミコ。
 
しかしどの服を着てもけなしてくる松永は「補習が終わった途端遊びに行くなんて」と小言を言ってくる。
 
ミコと松永は次第に言い合いのようになってしまった。
 
何がだめなのか聞くミコの質問に、何でもないと言って好きにしろと言う松永。
 
すっかりむくれたミコは部屋へと戻り、残った松永は朝子と健太郎にたしなめられる。
 

破ってしまった門限

当日出かける前にミコは松永に行先の店名を伝えるが、松永は門限さえ守ればいいと突き放す。
 
再びムッとしたミコが出て行った後で、松永はつい店名を検索してしまうのだった。
 
グループデートではマホと矢代君が良い感じで、ミコたちもそれを見て楽しそうにしている。
 
その頃松永はリビングでヤケ酒をしていたが、健太郎に「彼氏でもないのに」と言われてしまう。
 
ミコはというと、彼氏が合コンに怒っているとぼやくりっちゃんを羨ましく思っていた。
 
門限は迫って来ていて、まだいてほしいと言うマホに謝ってミコは走って帰ることにする。
 
その道すがら、ぶつかってしまった人のカバンに携帯のストラップが挟まり、排水溝の網の中へと落ちてしまった。
 
すぐ見えるのにミコの力では排水溝を外すことができず、だんだん門限に間に合わない時間になってきた。
 
鳴りやまない携帯に出られないまま、ミコは泣きながら傘でストラップを取ろうとしていた。
 
するとそこへ、ミコの名前を呼びながら真剣な顔をした松永が走ってきた。
 
門限を破ったことを謝るミコに、松永は真っ先にミコを心配して何があったと聞いてくれる。
 
松永にもらったストラップが落ちてしまったことを伝えると、彼は排水溝を外してくれてミコは無事に拾うことができた。
 
排水溝を戻した瞬間バランスを崩してしまった松永に、ミコは「いつも迷惑をかけて助けられてしまっている」と思う。
 
松永に泣いて謝りながら、ミコは自分みたいな何もできない子どもが彼を好きになったところで…とまで考えていた。
 
しかし松永はそんなミコの体を引き寄せて、心配したいんだと言ってくれて…。
 
その頃シェアハウスでは、なかなか帰ってこない松永を心配する健太郎と凌なのだった。
 

番外編 のネタバレ

サバコの想い人

猫のサバコはシェアハウスの住人達と暮らしている。
 
サバコは凌に恋心を抱いていた。
 
普段クールな凌だけど、サバコがすぐに入れるよう部屋のドアを開けていてくれたり、いつも優しくだっこしてくれる。
 
おまけに世界一可愛いとベッドで言ってくれる凌に、サバコはメロメロだ。
 
今日も彼の帰りを待ちわびるサバコ。
 
玄関の音を聞きつけてダッシュするとそこにはミコが。
 
サバコは思い切りミコを威嚇する。
 
おかえりと言いたくて、今日もリビングで愛しい人を待ち続けるサバコなのだった。
 
 
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リビングの松永さん 2巻の感想

ミコが思わず告白してしまいましたが、そこは大人な松永さん。
 
うまく話をそらしましたが、ミコに見えないところで顔が赤くなっていました。
 
本当のところ、彼はどう思っているんでしょうか?
 
でもミコのこと可愛がっているのがすごく伝わってきます。
 
花火の時にミコの手をつかんだシーンはドキドキで、夏の花火の情景も伝わる綺麗な場面でした。
 
ミコが浅瀬で転んで濡れてしまった時、松永さんは下着1枚になってでもミコに着替えさせてくれたところも本当に優しいです。
 
もし好きな人に脱いだ服の上下とも渡されたら恥ずかしいけど、ミコみたいに幸せな気持ちになってしまうと思います。
 
それにしても、ミコのお母さんが訪ねてきたことによって松永さんの責任感がさらに強くなりましたね。
 
過保護なんじゃないかと思うくらい、いつもミコを大事にしてくれる松永さん。
 
今はまるで可愛い一人娘をもつ父親のようだけど、早くミコの恋が進展しますように。
 
最後のシーンでは松永さんからもらったストラップがちぎれてしまって悲しかったですが、2人で拾うことができてますます大事な物になったと思います。
 
そして夏休みが終わったら高2の秋になってきますし、そろそろ進路の話も出てくるのでしょうか?
 
これからどうなっていくのか気になります。
 
 
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