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暁のヨナ 16巻とは?

出版社:白泉社
発売日:2014/12/19
作者 :草凪みずほ

仙水に迫る、南戒の大船団。それは、麻薬(ナダイ)密売で暗躍するヒヨウが呼び寄せたものだった。邪魔なヨナに業を煮やしたヒヨウの凶刃が彼女を襲い…!?水の部族編、ついに完結!!

 

暁のヨナ 16巻のネタバレ

第89話 顔の見えない味方 のネタバレ

出港

水の部族の駐屯地にやってきたリリとヨナ、そしてスウォン。
 
隊長に事の顛末を話してついてきてもらうよう指示を出したが、簡単には了承してくれなかった。
 
そこでリリはとある物を出す。
 
それは、城から盗んできた水の金印だったのだ。
 
水の金印を前にしては、隊長は言うことを聞かざるを得ない。
 
兵たちはリリの言う通り急いで港に向かうのだった。
 
一方その頃、ジェハはスウォンの指示で海女たちを集めていた。
 
海女なんか集めてどうするのかと尋ねるハクだったが、ジェハも真意は知らずに言われるがまま集めたらしい。
 
兵たちとも合流したハクたちは、いよいよ沖へと出港するのだった。
 

戦闘開始

ハクたちを乗せた船と麻薬商人たちの船が近付き、とうとう戦闘が開始になった。
 
順調に相手を追い詰めていくハクたち。
 
海女も爆薬を持って船に近付き、至る所を爆発させていく。
 
このために海女を連れてきたのか…と感心するハクだった。
 
一方、沖の異変に気付いたヒヨウは焦っていた。
 
そんなヒヨウの元に手下が現れ、味方の船隊が襲撃を受けていることを告げる。
 
予想だにしない出来事に困惑するヒヨウ。
 
そんな中、赤い髪の女が再び現れたという報告も受けた。
 
それを聞いたヒヨウは言葉を失うのだった。
 
 
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第90話 怒りの矛先は のネタバレ

憎しみ

味方の船隊が潰された。
 
そして同時に赤い髪の女が港に現れた。
 
それを聞いたヒヨウの中で、全ての出来事が繋がった。
 
──味方の船隊が潰されたのは、あの女のせいだ。
 
そう思ったヒヨウは、ヨナへの憎しみを更に加速させるのだった。
 

ヨナを守る

一方その頃、ヨナは背中の傷が痛み動きが鈍くなっていた。
 
そんなヨナに気付いたリリは、スウォンにヨナの護衛をしてくれないかと頼む。
 
しかしヨナは断固としてそれを拒否した。
 
その時、ゼノが何者かの視線に気付く。
 
視線の方に目を向けると、ヨナを狙う射手を発見した。
 
とっさに叫ぶゼノ。
 
すると信じられないことに、スウォンは自分の身を挺してヨナを守った。
 
そして刺客たちに立ち向かう為、スウォンや護衛の者たちは走り回る。
 
ヨナも背中の傷の痛みに耐えながらそれを援護した。
 
しかしその時、ヨナの元に何とヒヨウ本人が現れる。
 
ヨナに刃を向けたヒヨウは、不気味な笑みを浮かべながらヨナに向かって走り込んできた。
 
ヨナが死を覚悟したその時、何かが刺さる音がした。
 
しかし、それはヨナの身体に刺さったものではなかった。
 
ゼノがヨナを庇い、そしてそんなゼノの前にハクが現れて自らの腕に刃を刺させてヨナを守ったのだった。
 
 
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第91話 彼はとても大切な友人だった のネタバレ

怒りで我を忘れるハク

自分の腕で刃を受け止めたハクは、刃を腕に受けたままヒヨウを思いきりぶん殴った。
 
ヒヨウは一撃で倒されてしまう。
 
腕からたくさんの血を流しているにも関わらず、ハクの殺気は消えていなかった。
 
その表情にヨナは戦慄を覚える。
 
ハクの視線の先には、スウォンがいた。
 
ハクはスウォンの元に歩みを進める。
 
ハクを止めようとしたスウォンの従者たちも一撃で倒していく。
 
まるで怒りで周りが見えなくなっているようだった。
 
あまりにひどいその様子を見ても、誰も止めることが出来ない。
 
とうとうハクがスウォンに手を伸ばしたその時、ハクの手を強引に止めたのはジェハだった。
 
何か理由があるのかもしれないが、彼はリリの用心棒で今回の戦いにも協力してくれた味方だ。
 
ジェハのその言葉に、ハクの殺気は更に強まった。
 
ハクがスウォンを殺そうとしていることを察したジェハは何とか落ち着かせようとするが、ハクはそんなジェハに向かって本気でこぶしを振り上げた。
 
ジェハは地面に倒れるが、自分がハクを止めなければきっと彼はスウォンを殺してしまう。
 
そう思ったジェハはハクに渾身の蹴りを入れる。
 
それでもハクは倒れなかった。
 
ジェハは従者たちにスウォンを連れてここから去るように告げる。
 
キジャも加わり、2人がかりで何とかハクを抑えるジェハ。
 
去っていくスウォンに、あいつだけは…!と叫び声をあげるハク。
 
そんなハクに、ヨナは声をかけた。
 
──私は大丈夫だから。
 
ヨナのその言葉を聞いたハクは、ようやく動きを止めたのだった。
 
 
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第92話 空にあの笑顔をさがす のネタバレ

ハクの笑顔

南戒の船団を沈めてから数日後、仙水では麻薬の回収やヒヨウの残党の取り締まりが行われていた。
 
忙しい中、リリはウォンやヨナのことを考えていた。
 
ウォンの正体は何となく感じていた。
 
彼は国王のスウォン陛下だった。
 
しかし、身を賭して水の部族を守ってくれたヨナは一体何者なのか。
 
リリは疑問に思ったのだった。
 
一方その頃、ヨナたちはそろそろ仙水を発つことに決めた。
 
怪我を負ったハクも順調に回復を見せていた。
 
ヨナが薪を拾っていたその時、ヨナの元にハクが訪れる。
 
そしてヨナの持っていた薪を軽々と持った。
 
怪我しているのに駄目よとヨナが咎めるも、ハクはヨナの手を取ってヨナ以上に腕力があることを証明してみせる。
 
ヨナの痛がる様子を見て、ハクはふっと笑った。
 
ハクのその笑顔を見たヨナの頬に思わず涙が伝った。
 
ハクの笑顔に安心したのだ。
 
そしてハクはそんなヨナを愛おしそうに抱き締めるのだった。
 

次は斬ります

城に戻ったスウォンは、側近のジュド将軍に叱られた。
 
なぜハクが襲って来た時、剣も抜かずに微動だにしなかったのか。
 
今頃情が湧いたのですかと責められ、スウォンは素直に謝罪する。
 
そして次は斬りますと口にしたのだった。
 
 
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第93話 どうか気をつけて のネタバレ

最後の夜

ヨナに明日発つと聞かされたリリは驚愕した。
 
ヒヨウとの戦いは決着したし、兵も増えてきたからとあっけらかんと話すヨナ。
 
リリは動揺しながらも、自分もそろそろ水呼に帰らなきゃ…と返す。
 
ヨナは元気でね、と言って笑って別れを告げた。
 
あんたもね、とリリも笑って別れる。
 
そのあっさりとした別れに、リリは少なからずショックを受けていた。
 
世話になっている駐屯兵団の基地で落ち込んでいると、そこにアユラとテトラがやってきた。
 
リリは2人を連れて再びヨナの元を訪れる。
 
するとヨナは今夜一緒に食事でもどう?と誘ってくれた。
 
目を輝かせるリリ。
 
そしてその夜は皆で食事を楽しんだ。
 
そんな中、テトラがハクに近付く。
 
そしてハクが雷獣として武術大会で活躍していたところを見ていたと暴露した。
 
テトラはハクの正体に気付いたのだ。
 
ハクの方も、リリが水の部族長の娘だと言うことを知っている。
 
2人の空気は冷たく張り詰めるのだった。
 
そんな中、食事をしている途中で雨が降ってきてしまう。
 
ヨナとリリ以外の皆は一斉に同じ天幕に入った。
 
するとアユラとテトラがヨナ以外に話をし始める。
 
2人はこれまでの出来事を踏まえて、ヨナの正体が行方不明になって死んだはずの緋龍城のお姫様だということに気付いていた。
 
──あなた達は水の部族の恩人です。
 
これからの道中、どうかお気をつけて。
 
そう言ってアユラとテトラは頭を深々と下げるのだった。
 

いつでも呼んで

一方その頃、ヨナとリリは雨の中で会話を交わしていた。
 
自分はこれから仙水や四泉に診療所をたくさん作ろうと思うと語って聞かせるリリ。
 
そしてヨナに鋭い質問を投げた。
 
──あなたは、失踪して殺されたはずのヨナ姫?
 
その質問に、ヨナは答えなかった。
 
しかし、その表情こそがヨナの答えだった。
 
リリは涙を流し、次は自分がヨナを守るから困ったらいつでも呼んでと言うのだった。
 
 
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第94話 時代は止まらない のネタバレ

追放

翌朝、ヨナたちが立ち去った後にリリの元に水の部族の兵士たちがやってきた。
 
リリに、無断で持ち出した金印と共に城に戻るように告げる兵士たち。
 
リリは金印だけ先に持ち帰るよう告げ、自分はまだやることがあると返した。
 
するとその時、いつまで我儘を言うつもりだと聞き慣れた声がした。
 
声がした方に目をやると、そこにいたのは何とリリの父である水の部族長であった。
 
自分が何をしたのか分かっているのか?とリリを咎める水の部族長。
 
本来なら極刑をも免れぬ大罪だという言葉に言葉を失うリリ。
 
そして部族長は、リリに水呼城からの追放を命じた。
 
アユラとテトラが自分たちが責を負うと言うが、リリはそれを制した。
 
そしてリリは、覚悟はしていたと言って大人しく連れて行かれるのだった。
 

進軍

それから数日後。
 
緋龍城では五部族会議が行われた。
 
スウォンはそこで、高華王国の北西部に位置する地の部族と南戒の国境沿いの土地のことについて話を始めた。
 
ここに向けて出陣すると言い出すスウォン。
 
そして先日の仙水での騒ぎの件が上がる。
 
この南戒の船隊の攻撃を受けて、水の部族は迎え撃ったそうではないか。
 
いずれ高華王国は報復を受けることになる。
 
水の部族は今回の軽率な行動の責任を負うべきではないのか。
 
そう咎められた水の部族長は、珍しく怒りを露わにした。
 
部族の誇りを守り、この国を守らんがために必死に戦った。
 
それを軽率だったなどと言われる筋合いはない。
 
そう言った水の部族長の頭には、娘のリリが果敢に立ち向かったことが浮かんでいた。
 
──出来ることなら、戦のない世を娘に渡したかった。
 
そう思っていた水の部族長だったが、始まってしまうのならば全力で立ち向かう。
 
今まで抑圧され虐げられてきた民の怒りの分まで、南戒の影響を取り除くべく尽力する。
 
水の部族長はそうはっきりと断言したのだった。
 
水の部族長がこれほどまでに怒りを露わにするなど、これまでには無かったことだった。
 
その迫力に驚愕する一同。
 
同時に、五部族がスウォンの考えの元にまとまりつつあることも悟った。
 
そしてこの日の会議の結果、戒帝国への進軍が決定したのだった。
 

父の伝えたかったこと

リリの追放先は何と仙水だった。
 
牢獄とはお世辞にも言えない快適な屋敷に連れてこられたリリは拍子抜けしてしまう。
 
そしてこの屋敷のどこにもカギがかかっていないことをテトラから聞かされた。
 
つまり、父はリリに対して「自分で決めたことは最後までやり通せ」と暗に伝えたのだ。
 
それを知ったリリは、父の想いに胸を熱くした。
 
そしてアユラとテトラと共に街に戻ったのだった。
 
 
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暁のヨナ 16巻の感想

リリとヨナ、それからリリの用心棒として潜んでいたスウォンは南戒の船隊と対峙します。
 
四龍やハクの尽力もあり、順調に戦力を削いでいく一行。
 
しかし、悪の親玉であるヒヨウがヨナに刃を向けました。
 
ヨナはとっさに死を覚悟しましたが、そこに飛び出してきたのはゼノとハクでした。
 
ハクはヒヨウは簡単に倒してしまいましたが、スウォンへの怒りが抑えきれません。
 
怒りで我を忘れながら、どんどんスウォンに近付いて行きます。
 
かつての主である国王を殺され、ヨナをこんな目に遭わせているスウォンに対して怒りを抑えられないのは仕方ないことです。
 
ですが、今スウォンに手だししてはダメ!とハラハラしてしまいました…
 
ジェハやキジャが全力でハクを止め、そしてスウォンはその場から立ち去っていきました。
 
ハクの悲痛な叫びだけがその場にこだまし、とても切ない回でした…。
 
そして何とかヒヨウたちを対峙することが出来たリリでしたが、金印を勝手に持ち出したことで父である水の部族長に追放を命じられます。
 
覚悟していたリリは甘んじてそれを受け入れました。
 
しかし、リリが連れていかれた先は仙水で、しかも監獄と言うにはほど遠い快適な屋敷。
 
そこでリリはテトラから父の思惑を聞かされるのでした。
 
父の想いに気付いたリリは、水の部族の為に引き続き尽力することを誓うのでした。
 
これからリリがどのように活躍していくのかもとても楽しみです!
 
そして緋龍城に戻ったスウォンは五部族会議を開き、南戒へ進軍することを決めます。
 
再び歴史が動きそうな展開になってきましたね…!
 
次巻からも目が離せません!
 
 
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