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Contents
今日、恋をはじめます 15巻とは？
出版社：小学館
発売日：2012/5/25
作者 ：水波風南
距離を置いた後、再会したつばきと京汰。二人の恋の結末は――！？ラストシーンは本誌掲載内容を追加ページで加筆修正！卒業後を描く特別番外編73ページも収録の完結巻です
今日、恋をはじめます 15巻のネタバレ
94話のネタバレ
告白
好きですと言ってしまった後、沈黙が続いた。
つばきは我に返って、何を口走ってしまったのだと思いその場から逃げ出した。
つばきは星空を見てから告白をする計画を立てていたが、先に告白してしまったのだ。
走り出そうと思ったその時、京汰は痛い…と言ってうずくまった。
京汰は足を押さえて顔を下に向けている。
つばきは走って京汰の元へ向かい、京汰のことを心配した。
京汰はけろっとした顔で笑い、騙されてやんのと言うのだった。
そして京汰はつばきの心が和んだところで、俺に話したいことがあるんじゃないの？と聞いた。
つばきは卒業後に美容師の専門学校に通うことを伝えた。
反対していた母親も説得できた。
だからもう一度、京汰の彼女にして欲しいとつばきは言う。
京汰はつばき…とつぶやき、目線を合わした。
しかし京汰はどうしよっかな～とそっぽを向いてしまった。
ブレスレットを外して無くすような奴だもんな～と言う京汰に、謝るつばき。
京汰は花野井のことも気にかけていた。
つばきが美容師の勉強会だと言って京汰に会えなかった日、花野井と2人でいるところを京汰は見たのだ。
お前って他の男に髪の毛を触られて、平気な奴だったっけ？と京汰は尋ねる。
つばきは黙って聞いていたが、妬いているの？と京汰に尋ねる。
京汰は何も言わず耳を赤くして顔を背ける。
つばきはそれを見て話し始める。
勉強会の日は、花野井が自分の髪の毛を触って髪質のことを褒めてくれたから嬉しくて笑っていたのだ。
そして京汰が心配して嫌な気持ちになるなら、私はアルバイト先を変えると言うつばき。
以前京汰が菜子のアプローチを断るために携帯を壊したように、つばきも京汰を安心させようと思ったのだ。
花野井さんとは二度と会わないと言うつばき。
しかし京汰は、お前は何も変えなくていいと言う。
そして京汰はつばきが勉強会で会えなかった日のことを語り始めた。
その日、急に会えなくなったと連絡が来てチケットを捨てて帰ろうと思った京汰。
しかしお互いやりたいことがあって、多分こういうことも頻繁に起こるだろうと思い至った京汰は、今から慣れておかないと、と思うようになった。
だから2人で見ようとしていた映画を1人で見たのだ。
イラっとする時もあるだろうが、そういう時はさっきのような大胆な告白をしてくれれば…と京汰はニヤリと笑った。
そして京汰はブレスレットをチラつかせながら、ん？とつばきにある言葉を促した。
つばきはとても恥ずかしかったが、好きだと京汰の耳元で言った。
そして京汰とつばきはキスをするのだった。
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95話のネタバレ
デート
つばきはアルバイト先で結っていた髪の跡を直そうと必死だった。
その日はバイト終わりにデートの予定があった。
去年は行けなかったので、今年こそはとつばきは意気込んでいた。
そこへやって来た花野井は、ヘアアレンジをしてあげようかとつばきの髪の毛を触った。
それを丁寧に断ったつばきは、一生懸命に髪をアレンジし始める。
そんなつばきを見て、頑張れよと言い部屋を出る花野井。
花野井はドアを閉めた後、天を仰ぎため息をついた。
花野井の顔は赤かった。
つばきがヘアアレンジをしている間、花野井は店の下まで迎えに来ていた京汰と話した。
あのブレスレットをよく探し出せたねと花野井は言うのだった。
高校生相手に大人げないですねと京汰は言った。
花野井は、何よりあの子は俺が一人前の美容師に育て上げると言うのだった。
そんな花野井の言葉を聞いて、京汰はよろしくお願いしますと頭を下げる。
その行動に花野井は驚いた。
京汰は花野井がつばきに手を出した時点で、つばきが花野井のもとを去っていく自信があった。
つばきが好きなのは俺だからと言った京汰。
そこへつばきがやって来た。
花野井に軽く挨拶したつばきは、京汰と楽しそうに話しながらデートに向かうのだった。
父親と京汰
次の日、京汰は熱を出してしまっていた。
京汰は車に轢かれて入院した治療費を工面するためアルバイトと学業に全力を注いでいたのだ。
熱があるのにバイトへ向かおうとする京汰を引き留めたのは父親だった。
父親と2人暮らしの京汰だったが、京汰は父親を嫌っていた。
父親は、アルバイトはもういいから勉強に集中しろと言って京汰の通帳を手渡した。
そこには父親が振り込んだお金が入っているのだった。
借りなんか作ってたまるかと叫ぶが、同時に自分の中でホッとしているのにも気付いていた。
つばきから借りるよりはマシかと笑った京汰のもとに、つばきから連絡が来た。
何か夕ご飯を作りにいくと言うつばきに、京汰は卵焼きを注文した。
そして、それを口移しで食べさせてくれと言って京汰は笑うのだった。
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96話のネタバレ
思い出
つばきは京汰の18歳の誕生日を祝っていた。
京汰は相変わらずバイト中で、誕生日会はカラオケの一室を使って行うことにした。
今年も家庭用プラネタリウム一枚かよと笑う京汰。
来年は本体だよと言われた京汰は、来年は離れ離れかとつぶやくのだった。
そしてつばきの頬に触れ、こうやって気軽に触れるのもあと少しなんだよな…と京汰は言う。
つばきは不安で一杯になる心を振り払うように、私は寂しくても絶対言わないよと言うのだった。
京汰にとっては、大学の教授の側にいることが一番だと思うからとつばきは言うのだった。
そこで、京汰の休憩時間である1時間が終わろうとしていた。
高鳴る携帯を無視して、京汰とつばきは激しいキスを交わした。
帰したくないなと言う京汰に、帰りたくないなと返すつばき。
ダメだなと言う京汰に、ダメだよと返すつばき。
2人はふふふと笑いあい、その日は別れることにしたのだった。
最後につばきの写真をとった京汰。
会えない時に思い出せるだろと言う京汰は、つばきが恥ずかしがる中写真を撮り続けた。
その日からつばきと京汰は毎日一緒に帰っては。別れ際に焼き付けるようなキスをした。
そしてつばきと京汰が付き合い始めてから2年記念日、つばきは思い出の場所を写真に撮って京汰に送った。
図書館や下駄箱、階段の踊り場など、残された高校生活の中でつばきたちは思い出を大切にしまうように過ごした。
そして受験が終わり、結果発表の日。
京汰よりもつばきがソワソワしていたが、しばらくしてから連絡が来た。
普通に受かっていたと言った京汰はとても嬉しそうだった。
つばきが思わずカメラを向けると、そこにはとても嬉しそうな京汰が写っているのだった。
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最終話のネタバレ
卒業式
素敵な人に出会って恋に落ちて、オシャレする日々から卒業する日が来た。
学校では今日で最後かという言葉が飛び交っていたが、つばきには全然実感が湧かなかった。
卒業式が終わった後、京汰の元へ第二ボタンを狙う女子たちがやって来た。
押し退けられてしまったつばきは呆然としていたが、そこへ深歩が近づいて来た。
京汰がいない隙に…と言って深歩はつばきを抱きしめる。
つばきに出会えたおかげで嫌な自分を変えることができたのだと深歩は言う。
これからもずっと友達でいてねと言われたつばきは嬉しくて深歩と抱き合うのだった。
京汰は女子をなんとか振り払い、つばきの元へやって来た。
2人は3年間の思い出を思い返し、抱きしめ合ってキスをした。
別れ
そしてつばきは地元に残り、京汰は大学のある京都へ向かうことになった。
別れの日、新幹線のホームで見送りに来ていたつばきは本当に行っちゃうの？と京汰に聞いた。
そんなつばきに京汰はキスをした。
ドアが閉まる寸前、京汰は何かを口にしたが、それを聞き取れなかったつばき。
そしてつばきと京汰は別れることになった。
数ヶ月後、大学では講義が終わるチャイムが響いた。
京汰は急いで教室を出ていた。
その日はつばきと会う約束をしていたのだった。
そして2人は久しぶりに再会したのだった。
開口一番、新幹線のホームで別れ際に京汰が言った言葉を聞くつばき。
京汰は少し恥ずかしそうに、最初が「あ」で最後が「る」だと言う。
つばきがあれこれ考えていると、愛しているだと京汰は言った。
その顔はとても恥ずかしそうだった。
愛していると言ったつばきは、京汰と抱きしめ合うのだった。
番外編 前編のネタバレ
京都出張
つばきは美容師の専門学校に通っていたが、その成績は先輩も差し置いてトップクラスだった。
周りのクラスメイトはつばきのことを追いかけて日々努力していたのだ。
そんな中、つばきを訪ねて花野井がやって来た。
花野井は、つばきにお願いがあると言って資料を手渡した。
それは京都への出張に同行してくれないかというものだった。
しかもその日は京汰の誕生日とも被っており、京汰の誕生日を祝うことができるとつばきは嬉しくなった。
ついに3年計画が完成すると、つばきは心を踊らせる。
その連絡を聞いた京汰は、京汰の部屋に泊まって行けよとつばきに言うのだった。
つばきは花野井とともに京都へ向かった。
花野井はヘアカット講座などでポイントを解説しながら髪の毛を切っていく。
つばきは花野井のアシスタント業務を忘れてしまうほど、花野井のテクニックに見惚れてしまった。
そんなつばきに注意しながらも、そこまで熱中できるものがあるとは良いことだねと花野井は言う。
その夜、京汰の家にやって来たつばき。
インターホンを鳴らすと、部屋から出て来たのは京汰の服を着た女性だった。
その女性は裸に京汰の服を着ただけで、つばきは驚いてしまった。
その女性が京汰を呼びにいく間に、つばきはそこから走り去ってしまった。
つばきは花野井が泊まっているホテルに逃げ込んだ。
雨で濡れた体をシャワーで温めるつばき。
そこへかかって来た京汰からの電話に出たのは花野井だった。
意地の悪い花野井は部屋の番号だけ教えて、ホテルの名前は明かさなかった。
それを聞いた京汰は居ても立ってもいられず、部屋を飛び出すのだった。
一方そんなやり取りがあったとは知らないつばきは、花野井に話を聞いてもらうことにした。
番外編 後編のネタバレ
2人の夜
つばきは京汰の部屋に女の人が居たと涙目で話した。
花野井はそんなつばきを抱きしめ、俺と付き合っちゃう？と聞くのだった。
しかしつばきは首を横に振って花野井を押し返した。
胸がキュンとなったりドキドキしたりするのは、京汰しかいないのだとつばきは笑って花野井の部屋を去っていった。
その後に京汰が花野井の部屋にたどり着いた時には、つばきはいなかった。
自分の部屋に向かったのだと理解した京汰は、つばきを追いかけるようにして走りつばきを見つける。
京汰は不安にさせてごめんと謝り、お前も不満があるならちゃんと全部言えと言うのだった。
2人はその夜、激しく抱き合うのだった。
数年後
京汰とつばきは結婚し、アメリカに在住していた。
京汰の仕事であるNASAがアメリカにあるため、つばきは英語を勉強してアメリカで美容師をすることにしたのだ。
そしてつばきのお腹の中には、3ヶ月になる赤ちゃんがいた。
子供の名前を相談する、そんないつもの日常でさえもつばきにとってはかけがえのないものだった。
これからもずっと京汰を愛していくと、つばきは心に決めるのだった。
今日、恋をはじめます 15巻の感想
ついに京汰とつばきはそれぞれの道を歩いていくことに決めました。
最終的に自分のやりたいことを見つけることができたつばき。
美容師に向かって頑張るつばきは本当に美しく、見ていて元気が出ました。
京汰も無事志望校に合格し、自分の好きな研究に没頭したことでしょう。
それぞれが青春を経て大人になっていく姿が描かれていて、感慨深いものがありました。
そしてなんと結婚後に2人が住んでいたのはアメリカ。
京汰のやりたいことを優先した結果でした。
いつまで経ってもラブラブな2人をずっと見ていたいですが、「今日、恋をはじめます」はこれにて最終話。
たくさんの胸キュンシーンがあり、個人的にはとても満足でした。
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