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僕しか知らない君のナカ。 2巻とは？
出版社：ソルマーレ編集部
発売日：2019/2/22
作者 ：霧原すばこ
【描き下ろし番外編4Pを新たに収録！！】「このヌルヌルの指表に出しても大丈夫だった？」 リアルでは存在感なしなOLの私（野宮）ですが、実はネトゲで、女戦士として活躍していて、ユリンちゃんという毎日お喋りする仲の良いフレンドもいます。そんな私は、同じ職場の爽やかイケメン・梶村さんへ密かに恋してるのですが…「初期アバター」みたいに地味な私が、誰からも人気な梶村さんに近づけるわけない…！だけどある日、ユリンちゃんから「リアルで会いたい」と言われて、待ち合わせ場所に行ってみる…するとそこにいたのは―…！？ 【桃色日記】【本作品は「僕しか知らない君のナカ。」第8～14巻／第22～42話を収録した電子特装版です】
僕しか知らない君のナカ。 2巻のネタバレ
8話 デート…する？ のネタバレ
離れたくない
目を覚ました真希の目の前には、梶村の寝顔があった。
ゆうべ沖縄からわざわざ来てくれた梶村と一夜を共にしたことを思いだした真希は、思わず顔を赤く染める。
そうこうしていると梶村も目を覚まし、２人は幸せな朝を過ごした。
仕事に向かおうとする真希だったが、梶村の帰りの飛行機が夕方の便だと言うことを知り、急遽会社に相談してお休みをもらうことに。
───もっと一緒にいたい。
真希のその願いは、部長の「休んでいいよ」のひと言が叶えてくれることとなった。
離れたくない
こうして休みが取れた真希は、梶村の飛行機の時間まで共に過ごせる幸せに浮足立つ。
普段よく通る道も、梶村と一緒ならいつもよりもキラキラと輝いて見える。
映画館でデートしたり、お茶しながら沖縄の話をしてみたり。
離れる直前に、裏路地でこっそりキスを交わしてみたり。
好きな人といっしょにいられる幸せを噛み締める真希。
そしてこの続きを沖縄でしようと約束し、梶村は沖縄へ戻っていった。
9話 好みの水着 のネタバレ
沖縄行きのための買い物
梶村の元へ向かうため、真希は部長へ有給申請書を提出しに行った。
スケジュールを確認したあと、部長は真希へ許可を出す。
休みが取れたことで沖縄行きが現実味を帯びてきた真希は、帰りにデパートで買い物をしていくことにした。
必要なものは色々あるが、やはり沖縄と言ったら水着。
水着コーナーに立ち寄り、どんな水着にしようかと悩むがなかなか決めることが出来ない。
そもそも梶村はどんな水着が好みなんだろうか。
悩み出すと止まらず、結局その日は何も買わずに出てきてしまった。
水着を着るなら身体を引き締めなきゃ、と意気込む真希。
そんな時、真希はふと星太のことを思い出した。
梶村と今まで通りに戻ることが出来たのは、星太が梶村にきちんと説明してくれたおかげだ。
お礼を言わなきゃ…と携帯を手に取る真希。
そして一通のメールを送って返事を待つことにした。
可愛いヤキモチ
その晩、真希は梶村にどんな水着が好みか尋ねてみるも、梶村もどういうものがあるか分からないと言う。
こっちに来てから選ぶ？と提案されるが、向こうで試着してもし似合わないものだったら恥ずかしい…と考えた真希は、こっちで選んで行きます！と遠慮してしまう。
きわどいモノでなければいいよと言う梶村に、そうですよね…あんまりみっともないのは…と同意する真希。
ところが梶村は、他の男に見せたくないからだと告げて恥ずかしそうな表情を見せた。
ヤキモチを妬く梶村の表情を見た真希は、嬉しさのあまり梶村以上に顔を赤く染めてしまうのだった。
真希からのメール
翌朝、星太はようやく真希に返事を打つことが出来た。
真希が元気になったことを知り、安心したこと。
それだけだと気まずいので、今度大学の友達と旅行に行くからお土産を買ってくると添えて送信ボタンを押した。
近頃は真希のことばかり考えて心ここにあらずだった星太は、旅行に行く事は頭に入れていたものの行き先はまだ把握していなかったのだ。
そして友人に行き先を聞いた星太は言葉を失う。
行き先は何と、梶村のいる沖縄だったのだ。
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10話 ふたりきりの時はイチャイチャ優先 のネタバレ
沖縄到着！
沖縄の眩しい光が真希を歓迎するように降り注ぐ。
とうとう真希は梶村のいる沖縄へ降り立った。
出迎えてくれた梶村は真希を自分の車へエスコートする。
2人はさっそく車に乗り込むと、そのまま観光に出かけた。
沖縄料理や水族館など、デートを満喫する2人。
そして立ち寄ったお土産やさんで、あるアクセサリーに目を奪われる。
それは沖縄の伝統的な織物「ミンサー柄」を模したアクセサリーで、「いつの世までも末永く」という意味が込められているというものだった。
ご夫婦で持つと縁起がいいですよ、と店員に勧められた真希だったが、「夫婦」というワードに動揺し、結局買わずにその場を去ってしまう。
それを見て可愛いと微笑む梶村であった。
梶村の家で
夜になり、梶村の家に帰った2人。
沖縄の梶村の家に入るのは初めてで緊張した真希は、とっさにネトゲの話題を口にする。
携帯でも出来るようになったらしいと梶村に画面を見せようとすると、梶村の手が真希の携帯を取り上げてしまった。
俺の部屋ではゲームよりイチャイチャ優先だよ、と微笑む梶村。
それを見た真希はドキドキが止まらない。
その夜、2人は久しぶりにゆっくり愛を確かめ合うのだった。
花火大会
次の日、花火大会に出かけることにしていた2人。
会場に行く前に行きたいところがあるという梶村。
その場所に連れられて行った真希は驚いた。
そこは浴衣を取り扱っている店で、真希に浴衣を試着させるとそのまま着て行こうと提案する梶村。
ほんの数時間のためにこんな…と焦る真希だったが、自分が真希の浴衣姿を見たいからと言って退かない梶村。
梶村のその笑顔を見て、真希は素直に浴衣を買ってもらうことにした。
そして夜になり、2人は花火大会に出かける。
たくさんの人でごった返す中、真希は誰かとぶつかってしまう。
相手の顔を見たその時、真希は固まってしまった。
何とそこにいたのは星太だったのだ。
11話 嫉妬 のネタバレ
星太との再会
星太が言っていた友達との旅行は、偶然にも真希と日程が被っていた。
しかも同じ花火大会に訪れていたという奇跡に驚く真希と梶村、そして星太。
気まずい空気が3人の間を流れる。
そこに星太の友人たちが現れ、みんなで食事に行こうという話になる。
その席で真希と梶村が明日ビーチに行く予定だと言う話を聞いた友人たちは、自分たちも一緒に行きたいと言い出した。
戸惑う真希だったが、梶村は特に貸し切りでもないしどっちでもいいよと真希に委ねる。
断るのも大人げない気がした真希は考えた末にOKを出すことにした。
ビーチ
翌日。
真希と梶村、そして星太一行は晴天に恵まれたビーチで楽しい時を過ごしていた。
星太の友達の女子たちがビーチにうまくパラソルを立てられずにいたのを見た梶村は「手伝いに行く」と言って真希にパーカーを着せてその場を離れる。
女子たちに囲まれてワイワイやっている梶村の様子を見ていると、会社で女子社員に人気者だった梶村のモテっぷりを思い出してちょっぴりヤキモチを妬く真希。
そんな真希の元に訪れたのは星太だった。
あの一件から顔を合わせることは無かった2人の間には気まずい空気が流れる。
私はもう大丈夫だから、と笑う真希に、星太はただのいとこに戻れるよう努力すると言ってその場を離れた。
入れ違いに真希の元に戻った梶村は、そのまま真希を散歩に連れ出した。
誰もいない海岸まで真希を連れ出した梶村は、真希に着せていたパーカーを脱がせてようやく可愛い水着姿を堪能できると呟いた。
他の男たちに真希の水着姿を見せたくなかったと言う梶村に、真希は頬を染める。
そして2人はそのまま海岸で唇を重ねるのであった。
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12話 名前を呼ばれるたびに… のネタバレ
梶村と星太の約束
それぞれに楽しい時間を過ごした一行は、ビーチを離れることに。
真希と梶村が荷物を車に積み込んでいると、星太が2人の元を訪れた。
そして星太は梶村にちょっといいかと声をかけた。
真希を車に乗せ、向かい合う梶村と星太。
未練があるのかと尋ねる梶村に、正直あるけど2人の仲睦まじい様子を見せつけられて割り込めるほどタフじゃないと口にした。
そして、真希が幸せそうなのも自分じゃダメだという事もよく分かったと告げ、自分の大切ないとこを大事にしてくれと梶村に訴えた。
梶村は自分が必ず幸せにするから心配ないと答え、星太の肩を力強く叩いてビーチを後にしたのだった。
呼び方
家に到着した真希と梶村はビーチの砂を落とす為に風呂に入ることに。
そこで2人は呼び方の話題になった。
付き合う前からお互いを名字で呼び合っていた2人だったが、いい機会だから下の名前で呼び合うことにしようということに。
梶村が改めて「真希」と名前を口にし、胸をときめかせた真希も「幸広さん」と呼び返してみる。
一気に恋人らしさが増した2人はそのまま風呂場で身体を重ねるのであった。
13話 すれ違い のネタバレ
寝起きの営み
真希がふと目を覚ますと、時計はまだ朝の6時過ぎを指していた。
もう少し眠れる…と、まどろむ瞳を再び閉じた真希。
ところが一度冴えてしまった目はなかなか眠たくならず、ついスマホを手に取ってゲームを始めてしまう。
ゲームに熱中していた真希だったが、いきなり背後から抱きしめられて「それが例のゲーム？」と耳元で囁かれてしまった。
もう少しで倒せるからこれまでやっていいですか？と尋ねると幸広は同意し、自分はいちゃいちゃするけど…と言いながら真希の身体を弄り始めた。
幸広の与える快感に気が散ってしまい、結局真希はゲームを放置して幸広との行為に没頭するのだった。
そんな熱い朝を過ごしたあと、真希は仕事に出かける幸広を玄関まで見送った。
いってらっしゃいのキスをねだられ、促されるままにキスをして送り出す真希。
幸せで胸がいっぱいになる真希は、そのまま玄関にへたり込んでしまうのだった。
食事のお誘い
幸広の終業時間が近付き、掃除やゲームをして1日を過ごした真希の元に連絡が入る。
定時で帰れそうだから外で食事をしようという幸広の誘いに真希はワクワクしながら支度を始めた。
合流しておいしい食事を楽しむ2人。
ところがその時、幸広に声をかけてきた1人の男性が。
彼は幸広の隣の部署の人らしく、飲み会をやっているという席から幸広を呼ぶ声が響いた。
挨拶だけしてくると言う幸広を見送る真希。
その時、真希はその男性から「梶村さんの彼女さん？」と声をかけられた。
自分のいる部署では幸広とのことを内緒にしていることもあり、真希はそれとなくやんわり否定する。
すると、それを聞いた幸広は明らかに顔色が変わった。
気まずい空気
帰りの車の中でも、幸広は黙りっぱなしだった。
気まずい空気を変えたくて真希が声をかけてみるが、幸広の返事は短くどこか冷たい。
幸広のマンションに着いて車から降りようとすると、幸広の携帯が鳴った。
それを見た幸広は、すぐに戻るから先に部屋に入っててと告げる。
素直に従い車を降りる真希。
幸広の車が離れていくにつれて真希の心には不安が広がっていった。
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14話 何度でも… のネタバレ
真希がいない！？
部屋に戻った幸広がただいまと声をかけても、返事はない。
リビングのドアを開けると、そこにいるはずの真希の姿は無かった。
家中を探し回る幸広。
しかし真希の姿はどこにも見当たらない。
どうすべきか考えていたその時、玄関の扉が開いた。
部屋に入ってきたのは真希。
その姿を見た幸広は思わず真希に駆け寄り、力いっぱい抱きしめた。
どこ行ってたの？と尋ねる幸広。
真希は、明日のご飯の買い物に行っていたという。
ホッと胸を撫で下ろす幸広。
さっき変な別れ方しちゃったから心配で…とつぶやく幸広に、真希はそのことをちゃんと謝りたいと告げた。
迷惑になるといけないと思ってとっさにああ言ってしまったけど、深い意味はないと釈明する真希。
すると、幸広は君のことで迷惑になることなど一つもないと答える。
そして真希に目をつぶって手を出すよう促し、真希の指に何かをつけた。
目を開いた真希の目に飛び込んできたのは、何と指輪だった。
しかもその指輪をよく見ると、数日前にお土産屋さんで見かけた「いつの世までも末永く」の意味を持つあのミンサー柄が刻印されていたのだ。
そして、これはペアリングだと告げてもう一つの指輪を取り出す幸広。
お互いの名前も刻印されていると言って自分の指輪を真希に手渡し、自分の指にはめてくれと促す。
真希は促されるままに幸広の指に自分の名前が刻印された指輪をはめ、感動のあまり泣き出してしまった。
イヤな空気のまま帰らなきゃいけないという不安から解放された気持ちと、指輪をもらった嬉しさとで、色んな感情がごちゃ混ぜになってしまったのだ。
不安にさせてごめんと謝り真希を抱き締める幸広。
そして2人は深い深い口づけを交わすのだった。
描き下ろしおまけ漫画 のネタバレ
思い出
その日、小学生の星太は涙を浮かべて学校から帰宅した。
ただいま…とつぶやく星太におかえり！と声をかけたのは真希。
星太の家でゲームに勤しむ真希は星太が泣いていることに気付き、何があったのかと尋ねる。
かけっこが遅くて運動会の練習でビリになり、もう行きたくないと絞り出すように話した星太だったが、話の途中で真希にコントローラーを渡されて敵を倒すよう促されてしまう。
言われるままに何とか敵を倒した星太。
すると真希は、走るのが早いのもかっこいいけどボスを倒してくれる星太もカッコいいよ、とにこやかに笑った。
それを聞いた星太の心の中に、ほんのり甘酸っぱい感情が芽生えた。
───という夢を、星太は見ていた。
ずっとずっと昔の小さいころの懐かしい夢。
あの言葉で心が軽くなり、自分に自信が持てるようになったんだと星太は振り返る。
そして星太はふっと笑い、小さな声でそっと呟いた。
「…真希ちゃん、幸せになってね」
僕しか知らない君のナカ。 2巻の感想
もう最っ高です！このひと言に尽きます！
梶村を好きなあまりどんなことでもイチイチ悩んじゃう真希も可愛いですし、そんな真希の一歩先をいく梶村のオトナな対応。
そして何より2人がお互いを愛し合っていることがひしひしと伝わってきて、思わず顔がにやけてしまうほどでした。
肌を重ねて愛し合うシーンも丁寧に描かれていて、そこも読み応え抜群！
そして梶村から指輪を贈られ、嬉しさのあまり泣き出してしまう真希が可愛くていじらしくて…
見てるこっちがキュンキュンしてしまいました。
そう遠くない未来に、この2人の薬指に本物の結婚指輪が光る日が来るといいなぁ…と心から思うことが出来る素敵な作品でした。
真希ちゃん、幸広さん、末永くお幸せに！
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